にほんのざりがに…ニホンザリガニ。
幼少期に図鑑の中だけの存在だったイキモノ。
幼少期、
網を片手に虫と魚を追いかけまわっていたが、
アメリカザリガニしか見たことがなく、
ニホンザリガニは憧れの存在だった。
北海道内を車で移動中のこと…
オガケン教授:「この辺にニホンザリガニいてるで~」
…!?…
ペス:「捕まえに行きましょう!!!」
前々から見てみたいと思っていた自分は無論即答。笑
オガケン教授による課外授業が始まった!
前日の夜に熊&鹿肉を御馳走して頂いた、
ソルトマン師匠の話によると、意外と何処にでも居るらしい…
最初はオガケン教授の知っている川に行くも、
谷が深くエントリーが困難だった…
いかにもニホンザリガニ!
…といった渓相を探し、幾つかの川に入った。
上からパッと見では生命感が感じられない。
目の前の小岩をゆっくりとひっくり返す。
巻き上がる砂…
ささ濁りの中、
幼少期に慣れ親しんだあのシルエットが目に入った。
いたッ!!!
水流で流されないよう、すぐに拾い上げる。
非常に小さく可愛らしい姿だが、
間違いなくニホンザリガニ!
ここにおったんやね~
幼少期に憧れた、にほんのざりがに…
まるでサワガニのよう、岩の真下に隠れていた。
この川に生息している…
岩をひっくり返していくと…次から次へと姿を現した。
岩をひっくり返すと、
「あいや。見つかっちった…。」
縮こまって小石になりきろうとする姿が可愛らしかった。
いることが分かれば釣り上げることも可能なはず…
近くのセイコーマートへ、スルメを買いに走った。笑
竿はTULALAベリタス40。
仕掛けは小さめなフライフックと割りビシを用いたスプリットショット。
餌はセイコーマートで買ってきたスルメ…
見えている小型個体の鼻っ面にスルメを落とすも、
活性が低いのか、どの個体も無反応。
6月は彼らの繁殖時期ということで、大型個体ならば動いているはず…
少し大きめの個体を探す…
岩と岩の間に見えるハサミ…
そっと近づき、上からスルメを垂らす…
ククッ…
ラインにテンションがかかった瞬間。
クイッ!…
アワセをいれ、瞬時に抜きあげた。
釣れた!!!
植物性が強いとのことだったが、
やはりザリガニ…スルメに口を使ってくれた。
見れただけでも満足やったけど、
釣りあげることができ、嬉しさもひとしお。
にほんのざりがに…ニホンザリガニ。
彼らは水が冷たく綺麗な場所にしか生息できない。
本州にも生息しているが局地的。
人の手により生息環境が変われば、
絶滅する可能性も…無いとは言い切れないだろう。
彼らのひっそりと生きる水辺。
これからも彼らと彼らの生きる環境があってほしいもの。
幼少期の頃からの憧れに触れることができて大満足。
助言を頂いたソルトマン師匠!ありがとうございました。