2014年6月26日木曜日

SMALL MOUTH…

スモールマウスバス




個人的には大好きな魚。

とにかく好奇心旺盛。

スイッチが入ると途端、俊敏にルアーを追い、

強烈なファイトで釣り人を魅了する。







「こんど遊びにおいでよ。」


東北の友人、万世さん、ヒロトさんからの嬉しい一言…



大学2回生の秋…


ワクワクする気持ちを抑えきれず、
東北の地へと向かった。



朝一に仙台に着くと、ケイタさんが迎えに来てくれていた。
その後、万世さん、ヒロトさんと合流。


有望スポットを回っていただいた。

 

雨の影響もあり、あまり良いとは言えない状況…



竿を振り続けて2日間。


魚っけなく、ただひたすら無の時間が流れた…




2日目の夕方…


水深のあるスポット…


ダイビングミノーで攻めていると…


カーーーン!!!


気持ちよくアタった!






人生初スモール。

サイズに関係なく、
とても嬉しかった最初のイッピキ。




この日はこの魚のみ。

しかし初めてのスモールを手にし、

とても嬉しかったのを今でも覚えている。





そして3日目…

スモール最終日。


この日もひたすら投げ続けた…




少しずつ日が暮れていく…




タイムリミットはあと少し…








ズン!!!…


…!?…




突如黒い影がルアーを襲った…




反射的にアワセを入れる!



ギュンギュン走り回る魚…



突っ込みとエラ洗いを繰り返し、最後の抵抗を計る…

デカい!!!



強引に引き寄せ、

口を掴んだ!!!









最後の最後で食ってきてくれた…

状況が状況なだけに本当に嬉しい魚だった。

最後の最後までガイドしていただいた、
万世さん、ヒロトさんのおかげ。


本当に感謝です。






その2年後…

ビックリマン高田と再び東北へ。









セーヤくんガイドの元、再び良い魚に出会うことができた。


お世話になった皆様、
本当にありがとうございました。




これ以降も東北へは度々足を運んでいる。

その度に東北のみんなは歓迎してくれる。

本当に嬉しい限り。




また今年も行きたいな~

2014年6月25日水曜日

rainy trout…

アメマス







イワナの降海型で、海や湖でマス化したもの。

他のマス族に比べると資源価値が低いため、あまり良い扱いを受けないが、

ルアーアングラーにとっては人気の高いターゲットである。



知床半島でカラフトマスを狙った後に、そのまま南下…

ガイドのケンちゃん、ビックリマン高田、Pちゃんと共に、

アメマスの遡上する、道東の河川へ向かった…


朝一に川へ降り立つと、周囲は霧が立ち込めていた。

冷たい空気に包み込まれた朝一…

事前に下見に行ってくれたケンちゃんによると、先週はアメマスの姿は無かったらしいが、

その後、一気に遡上が始まったようで、魚の数が尋常ではない…


雨が降り、ささ濁りが入ると途端…魚が狂いだした。













































デカい…
あのイワナがここまで大きくなれるのか…

トルクのある力強いファイトはなかなかのもの。






やっぱり北海道の大自然はとても豊か。


今年はウミアメも狙ってみたいなー



そろそろ今年の北海道遠征計画立てよ…

2014年6月24日火曜日

biwaensis…

ビワコオオナマズ






増え続ける外来種、ブルーギル・ブラックバス…

彼らはその猛威に屈することなく、それらを食らい…

今もなお、琵琶湖水系の王者として君臨している。





幼い頃から琵琶湖水系で釣りをしてきた自分にとって、
ビワコオオナマズは馴染み深い存在であった。






バス釣りの最中に釣れることも多く、特別珍しいわけでもない。



琵琶湖水系にしか生息せず、この水系で進化を遂げてきた魚。

青白く、不気味な美しさを放つ体色…

見れば見るほど艶やかで、とても魅力的な魚である。




釣り場が実家から近いこともあり、中~高校生時代よく通っていた。


そして大学生時代…







TULALAの初期シリーズ・El Horizonte78、83の試作テストも兼ね、

夜な夜な一人、琵琶湖水系へ…











そして様々な地方から遊びに来てくれる友達へのビワナマガイド。

友達が来る前に、下見がてらによく釣り場を見に行く。

いる場所にはちゃんといてくれる…そんな魚。
























こう見返すと懐かしい写真もいっぱい…


初めてのイッピキに出会うお手伝い、憧れの巨大ビワナマとの出会い…

自分が釣るよりも嬉しい瞬間ばっかりやったな~




近年は遠征が増え、足を運ぶ機会も減ってしまった…


釣り場に行くと、釣り人の増加を感じ、

悲しいことではあるが、同時に死魚を見る機会も増えている。


流水域のビワナマは生息域の環境上、
髭やヒレが欠損・傷の多い個体が多い。

生息密度が濃いエリア、産卵後のアフター個体には噛み傷等も…

しかしその中には、人間の手と魚体、
長時間の接触による火傷なども見受けられる。

その火傷が死魚に見られることも多い…


釣り上げたビワナマを弱らせたり、死なせないためにも、
釣り上げた後の個体は、しっかりと濡らした手で扱ってやる。
濡れた地面の上に置かない。
写真撮影・リリース等は速やかに行う。

そういった部分の魚に対する配慮はとても大事ですね。

これは他の魚にもいえることですが…


それと、口にルアーが付いた状態で死んでいる個体も多い。
こちらはライトタックル使用による、ラインブレイクが原因。

これからビワコオオナマズに挑まれる方がおられましたら、
掛けたら確実にキャッチできるように、
しっかりとしたタックルで挑んでいただきますよう、
よろしくお願いします。




雄大な琵琶湖水系。

そこに悠々と泳ぎ続ける王者…





これから先いつまでも、そうあってほしいものです。

2014年6月18日水曜日

SEA BASS…

マルスズキ






丸鱸…



川の清流域から河口域。
サーフや磯、外洋にまで…彼らは広く生息する。
海のルアーフィッシングにおいて、馴染み深い魚の一つでもある。


スズキ=シーバス


名前は聞いたことがある…
しかし自分にとって馴染みのない魚だった。


実家から海までは遠い。
海釣りをする知人がいるわけでもなく、狙いに行くなんて考えたことなかった。

大学2回生の春…
愛知のたーるさんの船に乗せていただいた時のこと…


たーるさんやオガケンのアドバイスもあり、
初スズキを手にすることができた。






チェイス→バイトまで丸見えで、とても興奮した一匹。


その年の冬…


スズキ狙いで愛知の小島さんと高知へ行く機会があった。

スズキがどんな魚なのかわからない。

以前に釣りをしたことがある、小規模河川の河口域で釣りを開始した。


上げ潮のタイミング。


小型のベイトを追い、
小~中型のスズキの捕食があちこちで起きた。


大型の姿も見えるが、
彼らは下の層をゆっくりと泳いでいる…


橋脚の明暗の狭間…


ベイトタックル片手に、大型ミノーをジャークしていた。

そして上げ→下げ潮に切り替わった瞬間だった。


ギラリ!!!


…ズドン!!!


!?


…何者かにミノーがひったくられた。



次の瞬間、豪快なエラ洗い!


目の前で浮上した巨大な頭に、
頭の中が真っ白になった。


何が何だかわからぬままに強引に寄せ、
巨大な口を両手で掴んだ。






手が震え、足はガクガク…

 こんな小さな川にも巨大なスズキが潜んでいる…


自分にとって衝撃的だった。












今は全国各地に遠征する機会も増え、
スズキは馴染みの魚となった。

しかし自分の中でスズキ釣りに対する経験値はまだまだ浅い…


もっといろいろなフィールドでいろいろな釣りをしてみたい。

いろいろな地域の魚に出会ってみたい。






スズキは人の生活に密接な魚…

河口域から清流域。

大都会…オフィス街を流れる川にも彼らは潜んでいる。






海の近く…

川を通る時…

こんな小さな川にも大物が…


考えると毎度ワクワクしてしまう。



今週末の釣り…スズキもいいかもな~

2014年6月13日金曜日

ciray…

イトウ






魚編に鬼と書く魚…

アイヌ語でチライ…




大学三回生、夏の北海道遠征後半戦…
北海道最強ガイド・ケンちゃんの案内で、イトウの巣へと向かった。


原生林に囲まれ、曲がりくねった川…

タンニンの色素が溶け出したブラックウォーター。

そこに巨大なイトウが潜んでいる…






そこには釣りキチ三平の世界が広がっていた。


川を下ったり、上ったり…

途中、大雨が降り、川は増水&濁りで最悪な状況になったり。


時間の許す限り、とにかく釣り続けた…








ケンちゃん&ビックリマン高田が二人がかりでランディングしてくれた一本。

デカイ!デカすぎる!!!

生で見るイトウ…体が震え嬉しすぎて叫び続けた。


二人とも本当にありがとう!!!












たくさんのイトウと出会うことができたが、
様々な要因からかなり過酷な釣りだった…


一緒に釣りをしてくれた仲間達。
ケンちゃん、ビックリマン高田、Pちゃん、オカバ。
みんなにもう一度お礼を言いたい。

本当にありがとう!





そしてイトウにも…