2017年8月31日木曜日

北海道・道東ツアー2017




8月の最終週。

3泊4日の日程で北の大地へと飛んだ。


千歳でレンタカーを借り、最初に向かったのは道東・知床方面だ。


今回の参加メンバーは自分と同じく去年のオオカミリベンジ組みのゆうちょん。
お馴染みのいたるさんと、今回が北海道初釣りという今野ねーさんだ。


本当はもう一人いたんだけれど…

ウガンダでいろいろと尽き果て、絶賛賢者モード中なたいしプロは不参加…

たいしぷろーーーー!!!



北海道初戦は船からオオカミウオ狙い。


船長曰く、
前日もオオカミウオ狙いで出船していたとのことだが、
外道ラッシュで本命の姿は見れなかったとのこと。


「今日も厳しいかもな。」


そんな一言に嫌な予感がしていたが、一流し目から外道のラッシュ…











本命からの反応は無く、
餌が見る見るうちに無くなっていく…

小さなアタリは全て放置するも、外道の活性が高過ぎて丸呑み。

引き上げでは針外しの繰り返し。



オオカミウオは何処へ…

船中一本出てくれれば。。。




終了間際の潮が緩んだタイミング。


隣で釣りしていた今野ねーさんのロッドが大きく曲がった。

横で見ていて分かるほど大きな首降りがロッドに伝わる…



「それオオカミじゃないっすか!?」


「それ!そうでねぇか!?」


船長が操舵室から出てきた。


ジリジリと巻き上げ、ゆっくりと浮上したのは…





「オオカミじゃーーーー!!!!」


「やったぁぁぁぁぁぁ!!!」


ほほ諦めムードだった船中が沸いた!

せめて一匹出てくれれば…そんな状況だったため、
このイッピキの存在は非常に大きかった!


今野ねーさん、本当におめでとうございます!!!



どうなるかと思ったけれど、今年もその姿を拝む事ができ満足。

なんだけれど、やっぱり釣りたいよねー


来年またリベンジするかな…笑



オオカミウオチャレンジが終わり、次の目的地に向かって車を走らせる。


早朝の渡船に乗せてもらい、
やってきたのは知床半島・ペキンの鼻。


ターゲットはセッパリなアイツだ。





朝焼けの中、
大海原に向かってルアーをフル遠投。

天気も穏やかで釣りしやすい一日になりそうだ。





今回のファーストキャッチとなったカラフトマス。

ヒット後は強烈なテールウォークで楽しませてくれた。





早い時期に回ってきた固体だろうか。

鼻が曲がり、セッパった背中。
婚姻色に染まった魚体は野性の力強さを感じさせてくれる。

リリースすると力強く還っていってくれた。





回遊系狙いで飛び出したシルバーボディの雄。

セッパリ個体ほど派手なファイトはしないが、スピード感のあるファイト。

強い突っ込みでロッドを絞り込んでくれた。





セッパリ個体に比べて同じ雄とは思えないが、
その容姿は淡水を浴びる事で大きく変化していく。











道東・夏終わりの風物詩とも言えるカラフトマス釣り。

流入河川周りのサーフには所狭しと釣り人が並び、各所で盛り上がりを見せる。

例年であれば大量のカラフトマスが集結する時期なのだが、
今シーズンは水温が高く、魚が寄りきっていない。

渡船の船長に聴いてみても、今年は不調とのことだった。





Huerco:XT711-5S
DAIWA:04セルテート3000
PE1号+フロロ16lb+バクシンスナップ#1
Rmagic:Break85R





ヒットルアーはRマジックさんのBreak85R。

スライドジグミノーという、
あまり使った事のないジャンルのルアーだったが、
今回はこのルアーに本当によく助けられた。

遠投が十分に可能なウェイト設計でありながら、
比重が軽く、浅いレンジをきっちりと引くことができる。

水絡みがよくスローリトリーブでもしっかりと泳ぎ、
フォール時にはゆっくりと艶かしくアプローチ。

カラフトマスの泳層よりも少し上を効率よく探る事ができた。

魚影が薄くルアーで狙うには厳しい今回だったが、
スローに巻いても、フォールさせても…魚に口を使わせてくれた。





六年ぶりに訪れたペキンの鼻。

昔泊まった懐かしの番屋も健在だったが、
家屋の老朽化と以前よりも熊が頻繁に出現するということもあって、現在は使用していないとのこと。

少し残念だが、ここで竿を振れただけでも満足だ。





知床半島のカラフトマス。

ヒットすると同時に高く跳ね上がり、波間をテールウォークする姿は圧巻。

彼らに逢いに、いずれまた訪れたいと思う。





カラフトマスを狙った後、知床の渓魚たちとも戯れた。





ここの住人はオショロコマ。

好奇心旺盛な彼ら。

道東を訪れた時はいつも楽しませてもらっている。


準備を済ませて入渓。

釣りを終えた先行者の方が引き返してこられたが、
流れの中にルアーを送り込むと、直ぐに魚からの反応があった。








Huerco:XT511-5S
DAIWA:セルテート2004ヴィンテージカスタム
PE0.6号+フロロ6lb+バクシンスナップ#00
スプリーモ:モフィー50SS








ヒグマのテリトリーという事もあって深追いはしない。

今回も数百メートル程しか釣り上がっていないが、それでも十分に楽しむ事ができた。


癒しの存在…オショロコマ。

自然豊かな知床を象徴する魚だろう。


直ぐに満足できてしまうため、
いつも短時間で終了してしまう釣りだ。


次回こそは尺クラスを狙ってガッツリ釣りしたいなーと思う。



最終日は道東の河川にてアメマス狙い。




少し前に遡上が始まったらしく、
スプーンのドリフトとボトムバンプで良型がポツポツと…




アベレージは40~60クラス。

魚が潜むのはカバー直下。

誘える距離が短く、強引にやり取りしなければならないため、
適度なレングスで少し強めな611が気持ちよくハマってくれた。




Huerco:XT611-4S
SHIMANO:08バイオマスターC3000
PE1号+フロロ16lb+バクシンスナップ#1
Rmagic:Break85R
DAIWA:クルセイダー13g






タイミングよく入れたおかげで魚影も濃く、なかなかに楽しめた今回でした。

何度か見かけた極太なアイツ…次は仕留めたいな~




今回の旅の最後。

時間に余裕ができたということもあり、空港近くの川で竿を降った。

狙いはパーマークの残るブラウン。




Huerco:XT511-5S
DAIWA:セルテート2004ヴィンテージカスタム
PE0.6号+フロロ6lb+バクシンスナップ#00
スプリーモ:モフィー50MS




ほんの少しの間だったが、
可愛い魚たちに癒され、楽しい北海道遠征を閉めくくることができた。


全体を通してなかなかに厳しかった今回だけれど、
それでも十分に魚が遊んでくれ、満足のいく北海道釣行になりました。

道東の豊かな自然に感謝です。

ご一緒した皆さん、お疲れ様でしたm(__)m

2017年8月30日水曜日

渇水のゴギ沢。



8月のある日。

宮武さん、ゆうちょんと共にゴギ沢を訪ねた。


前回は梅雨時期に訪れ、多くの魚が反応してくれた。

今回はどうだろうか…




シーズン終盤+渇水ということもあって多少不安もあったが、
早々に可愛らしいゴギが出迎えてくれた。




東京から急遽参戦することになったゆうちょん。

早々に初ゴギをキャッチ!おめでとう!!!








前回よりも魚影は薄いが、飽きない程度に魚が飛び出してくる。

キャッチしては交代を繰り返しながら源流域を目指していく…




宮武さんがキャッチした川鯖。

イワナとヤマメの交雑種で両種の中間的雰囲気の魚だ。

イワナとヤマメ…

本来、生息域が被る事のない両種だが、
人為的な放流によってこういった個体が出現する事もあるという。




初めて目にするが、
背部の流れ模様がとてもカッコよく心惹かれた魚だった。




遡行するにつれて良型も増え、
最終的にかなり楽しませてもらった。




Huerco:XT511-5S
DAIWA:セルテート ヴィンテージカスタム2004
PE0.6+フロロ6lb+バクシンスナップ#00
スプリーモ:モフィー50SS






宮武さん、長距離運転本当にありがとうございました。

ゆうちょんもお疲れ様。


この沢の漁期は明日まで。来年また…

2017年8月21日月曜日

幽谷の大和岩魚2017



今年もヤマトイワナに逢いに行ってきました。

同行者はHuercoな仲間達。




同行者のショータ君が記事を書いてくれているので、
そちらも是非見ていただければと思います。

↓↓↓













疑似餌なんて見たこと無いであろう最源流域の魚達。

ここではダブルヒットなんてことも珍しくない。
純粋な反応を見せてくれるとこちらも嬉しくなるよね。




二度目はいたるさん、ゆうちょんと共に源流域へ。




岩陰から飛び出したヤマトイワナと共に…










日向と日陰に潜む魚。
独特的な美しさがあり、何度釣っても見入ってしまう。










大和岩魚の棲む谷。

自力で見つけたポイントということもあって、
いろいろ思い入れ深いポイントだ。

基本的に全リリースだけれど、
釣り荒らしたくないので訪れるのは年に1~2度だけ。

今年も多くの魚が遊んでくれた。


「ありがとう。」


また来年、彼らに逢いに行きたいと思う。