2015年10月26日月曜日

九州弾丸遠征 その四…佐賀市内ガサガサ!




ムツかけ修行の後、
佐賀市内に戻り、小路丸さんと再び合流。

この日は午後からガサガサガイドして頂けることに…

先ず最初に到着したのは、
タナゴ類が多く見られるという水路の一角。

釣りで狙いづらい水深だったため、
試しにガサ網をいれてみると…






カゼトゲタナゴの雄!

色は薄いが、
側線に沿ってスッと伸びる青いラインが美しい。

初タナゴやったもんで非常に嬉しい!






カゼトゲタナゴの雌も網に入り、テンションが上がった。

ヤリタナゴやツチフキ…他にも様々な魚が網に入る…

普段だとフロッグを投げる水路でガサガサ…なんか不思議な感じ…


なにはともあれ、初のカゼトゲタナゴ…

出逢えて非常に嬉しかった!

次回は釣りで…笑



ガサガサ後半戦。

とある魚を探し、引き続きガサガサ調査!

…するが、
残念ながら目的魚を見つけることができなかった。

ちょっと時間が短かったかな~
次回はもう少し時間に余裕を持って挑みたいと思う…


お付き合い頂いた小路丸さん。
本当にありがとうございましたm(__)m



そして福岡までの帰り道。

昨日に仕掛けたゲンゴロウトラップを回収しに行くも…

トラップは不発。

何処におるんやろな~ナミゲン。笑



21時までにレンタカーを返却しなければいけなかったため、
福岡まで直行!…したのは良いけれど、復路便は次の日の朝一。

レンタカー返却後、
朝一のフライトまでどこかで時間を潰さなければならなかったため、
空港近くの銭湯「月の湯」へ。



空港から車で5分程の「月の湯」。

10~22時(受付21時半)であれば、
電話一本で空港まで車で迎えに来てくれる、無料送迎サービスあり。

平日だと700円、当日は日曜日だったため750円で入浴。
さらに700円追加で、休憩スペースにて素泊まりも可能。

車中泊が多い自分にとっては限りなく快適空間だった。

朝の送迎は10時以降からとのことなので、
空港までは歩きだったが、国内線ターミナルビルまで徒歩10分程と近かった。

今回みたいな朝一のフライト待ち、
フライトまで余裕があるし、ひとっ風呂浴びてスッキリしたい…

そんな方にもオススメです。


マイル失効間近ということで、
なかなかに強硬なドタバタ弾丸ツアーとなったが、非常に楽しい二日間だった。

逢いたい魚はまだまだ沢山いるので、
来シーズン、時期を見計らって再訪したいと思う。

2015年10月23日金曜日

九州弾丸遠征 その三…ムツかけ修行!







ムツゴロウ/Boleophthalmus pectinirostris


日本では有明海・八代海の干潟に生息するハゼの仲間。

幼少期に図鑑の中でその名前を覚え、ムツゴロウという魚に興味を持ち、
釣りキチ三平で読んで以来、ムツゴロウを狙う「ムツかけ」という伝統漁法に興味が湧いた。



ヤマノカミを探した後、有明海のとある干潟を目指す。

この日は朝一が干潮だったため、タイミング的にもよさげ…






朝日が昇ると同時に目の前には広大な干潟が広がる…






潟スキーで出陣していく、ムツ取り漁師さん。

少しお話をさせていただいたが、
この時期の朝方は冷え込みにより活性が低く、
気温が上がる午後からでないと厳しいだろうとのことだった。

以前から興味があったというのもあり、
今回はムツゴロウ漁として古くから知られる伝統漁法「ムツかけ」で狙うことにした。


干潮の干潟を見回すと、
干潟のいたるところで何かがピョコピョコと動く…






正体はトビハゼ。


本命のムツゴロウではないが、
以前から見てみたいと思っていた魚だったため嬉しい出逢い。

トビハゼをリリース後に干潟を観察して回ったが、
目に付くのはトビハゼばかりで本命の姿は無かった。


単純にムツゴロウの密度が薄いのか…

それとも、もう少し日が昇ってからでないと厳しいのだろうか…


時間も少なかったため、場所移動。

アテがなかったため、
手当たり次第ランガンを繰り返してムツゴロウを探す…


そしてタイムリミット間近…

最後に行き着いた場所でムツゴロウを発見!


しかし、目視できたのは5匹…

時間帯なのか、単純にポイント的にイマイチだったのか…


ムツゴロウの数は非常に少なかった。


このポイントのムツゴロウは警戒心が高く、
キャスト動作を見ただけで直ぐに巣穴に潜ってしまう…

彼らの警戒心のことも考え、
態勢を低くして彼らが巣穴から出てくるのを待つ…


超接近戦…

ムツゴロウが巣穴からピョコッ!

…と飛び出したところを、ピッチングで仕留めた!






やった!念願のムツゴロウ!!!






丁度手乗りサイズ。

掌の上で大人しくしているが、背鰭を立たせて威嚇気味。笑








植物食性のムツゴロウは、
干潟の泥に付着した珪藻などの藻類を主食としている。

威嚇時のムツゴロウは、口を大きく開け、背鰭を逆立たせるのだが、
今回はムツゴロウ同士やシオマネキとの喧嘩シーンも見ることができた。

初夏の求愛シーズンになれば、
オスがピョンピョンと跳ねる求愛行動なども見ることができるとのこと。

次回は一眼レフカメラのみを持って、干潟観察に行ってみたいと思う。






有明海のシンボルとも言えるムツゴロウ…

佐賀市内のあちこちでその姿を見ることができた。


後で気がついたこと。

ムツゴロウ探しに夢中になりすぎて、
ムツゴロウの永遠のライバル・シオマネキの写真を撮り忘れ…

時間がなくムツゴロウの蒲焼も食べれなかった。。。


今回は時間が無かったけれど、
同じく干潟に生息するワラスボやハゼクチの姿も見てみたいので、
また近いうちに訪れたいと思う。

2015年10月22日木曜日

九州弾丸遠征 その二…神との再会!







ヤマノカミ/Trachidermus fasciatus


日本では有明海に注ぐ流入河川にのみ生息するカジカの仲間。


今年の6月に九州に訪れた際に、
有明海に注ぐ流入河川にてヤマノカミ探しを敢行!

自己開拓の末に出逢うことができた。↓↓↓



4ヶ月前の話だけど、非常に懐かしい。笑



九州初日。

ゲンゴロウ探しを終えた後に、
車を走らせ一人ロングドライブ。

以前訪れた神の住む川に降り立ち、
ライト片手に神の姿を探した。


岩と岩の間や砂地…

ライトで照らしながら探していくが、
目につくのはチチブやヨシノボリ系のハゼばかり。


前回同様にそう簡単に姿を見せてくれないか…


しかし、神との遭遇はいつも突然。


場所を変え、足元をライトで照らした瞬間だった。



…!?…



目の前の砂地にカジカらしきシルエット。

正体はやはりヤマノカミ。

ズシリと構えたその姿…

周囲に擬態しているが、その存在感は強烈だった。


彼らの姿をもっと近くで見てみたい…


そっと近づき、口元に仕掛けを送り込む。






12~13㌢程だろうか…

婚姻色の色濃く出た成魚。

鰓蓋や口周りが橙色に染まり、非常に美しい…

そして何よりも、厳つくてカッコいい。笑


ヤマノカミの最後!


…とも言える、この姿を一目見てみたかった。






近くでもう一個体を発見し、釣りあげることができた。

こちらは16㌢程の成魚で正常色の個体。

先程の個体とは違い、鰓蓋と口周りが山吹色。








上から見るとまんまカジカシルエットなのだが、
顔が平べったく、他のカジカに比べてシャープなイメージ。






同じカジカの仲間・アユカケを探した時もそうだったが、
ヤマノカミも人間が近寄っても決して逃げようとしない。

最初の二個体は釣りで…

それ以外の個体は手掴みにてキャッチ!笑


観察後は元々居た場所に全てリリース。








ヤマノカミは年魚。

川の水温が下がり出す11~12月頃、
彼らは産卵のため降海。

子孫を残した後に雄雌共に死滅してしまう…


有明海で繰り返される生命の輪の一つ…

ヤマノカミ…


成魚の姿を一目見てみたくて、神の住む川に再度訪れた今回。

念願のその姿を拝むことができ、感動に浸った夜だった。

2015年10月21日水曜日

九州弾丸遠征 その一…今年度ラストゲンちゃん!





先週末のこと。


今週末は何しようかな~

う~ん…

いつも通り、
夜な夜な週末の計画を遠征計画を立てる…


ふと浮かんだのは…



今年最後のナミゲン探し!

ヤマノカミもイケメンになってる時期やな~

ムツゴロウの「ムツかけ」やってみたい…



これ全て絡められるのは九州やな。笑


溜まっていたマイルの失効期限間近だったたことに気がつき、
急遽、大阪~福岡間のエアチケットを手配。



土曜日の朝一に福岡まで飛んだ。



福岡でレンタカーを借り、
昼飯を食べにがてら、先ず最初に向ったのは佐賀。






佐賀県武雄市の北方にある、かみや食堂さん。

ここは佐賀に寄った際に必ず立ち寄るお食事処。

美味しいちゃんぽんを御馳走頂き、それだけでもう満足な感じだが、
店主の小路丸さんに様々なガサガサポイントを案内して頂いた。


今回の第一目標でもあるナミゲン。


小路丸さんは灯火下にてナミゲンを何度か見かけたことがあるらしく、
情報を頼りに、有望であると思われる水辺をチェック。

先ずは今シーズンにナミゲンらしきゲンゴロウを採集された水辺でゲンゴロウ探し。


目視できる範囲に煮干しを撒き、しばらく待つと…


ワラワラ…と、
煮干しに群がるハイイロゲンゴロウ達。



しばらく観察していると、
ハイイロゲンゴロウに混じって一回り大きめのゲンゴロウが泳いでいる…


黒いボディに黄色く縁どられたライン…



すかさずガサ網で掬いあげた!


ナミゲン!?


が、少し小さい気が…


ひっくり返すと腹部が黒い。



コガタノゲンゴロウ!







本命ではないが、
好きなゲンゴロウに出逢うことができ非常に嬉しかった。

この後は有望と思われる水辺にゲンゴロウトラップを仕掛け、
地図情報を頼りに周囲の水辺をガサガサ調査!

何箇所回ったか分からないが、
ガサガサでゲンゴロウに出逢うことはできなかった。


仕掛けたゲンゴロウトラップも不発。


しかしまだ明日がある…

最後の悪あがきに有望と思われる箇所に再度トラップを仕掛けた。


日の暮れと同時にこの日のナミゲン探しは終了。


ナミゲン探しの帰り。

夕飯を食べにがてら、かみや食堂に寄って結果報告。


小路丸さん、
ガサガサガイド&おいしい昼・夕飯をありがとうございましたm(__)m



最後に仕掛けたゲンゴロウトラップに期待しつつ、

次のターゲットを目指して車を走らせた。

2015年10月13日火曜日

高知グルメツアー2015!!!




先週末の三連休のこと。

一年振りの高知…

今年最初で最後の高知グルメツアーに行ってまいりました。


今回のツアー参加者は宮武さんとゆうちょん。

高知のソウルフード、チキン南蛮と鰹のタタキを食し、
二人にとっての初アカメに出逢うのが今回の目的。


一年振りで何一つ情報のない高知だったが、
高知入りして間もなく、アカメからの反応を得ることができた。

状況は悪くなさそうだ…


上げ潮で食う場所。

下げ潮で食う場所。

潮止まりで食う場所。


限られた時間の中、
少しでもアカメとコンタクトできる確率を高めたい。


ルアー投げ倒して…

チキン南蛮食べて…

ルアー投げ倒して…

鰹のタタキ食べて…


昼夜問わず移動を繰り返し、
四六時中ルアーを投げ倒した。






最初に竿が曲がったのは宮武さん。

何かが起こる潮止まり…

フォール中のルアーが勢いよく引っ手繰られた!






デイゲームでは美ボディなシーバスもキャッチ!


タックルデータ

Rod:TULALA エルホリゾンテ70(プロト)
Reel:シマノ NEWカルカッタコンクエスト400
Line:PE6号+ナイロンリーダー80lb
Lure:ノースクラフト エアオグルSLM


普段のルアーフィッシングはベイトタックルメインの宮武さん。
今回はロッドテストも兼ね、エルホリ70を使っていただきました。

ロッドのパワー表記的にはヘビークラスですが、

繊細なルアー操作を可能にするティップ、
魚のパワーを受け止める強靭なバットを兼ね備えており、

K-TEN ブルーオーシャン14㌢等の大型ミノーから、
時にビーフリーズ78等の小型ミノーまで…

幅広いルアーを難なく扱え、ラインシステムさえ変更すれば、
様々なルアー・幅広いシチュエーションに素早く対応可能。

初アカメをエルホリ70で…

個人的に非常に嬉しかったです。






宮武さんが初アカメをキャッチし、
お次に竿を曲げたのはゆうちょん。

デイゲームにて、下げ潮のタイミングでブレイク打ち。

ミノーで誘い出し、見事に口を使わせた。






タックルデータ

Rod:TULALA グリッサンド77
Reel:シマノ ツインパワーSW4000XG
Line:PE2号+フロロリーダー40lb
Lure:ラッキークラフト ビーフリーズ78S


大型狙いのナイトゲームではバリトーノ93、
テクニカルなデイゲームではグリッサンド77を使用したゆうちょん。

デイゲームでメイン使用の8㌢クラスの小型ミノーとの相性は抜群。

チェイス~バイトまで目視でき、ドキドキモノだったとのこと。






初魚のキビレーヌも釣れてご満悦な姉御でした。笑


初アカメをキャッチした二人を見ていて、
自分が初めてアカメを釣った時のことを思い出した。
最初のイッピキ…その瞬間はその魚種に一度のみ。

メモリアルな瞬間に立ち会えて非常に嬉しい今回でした。



宮武さん、ゆうちょん、初アカメおめでとうございます!

そしてお疲れ様でした~来年は大きいアカメに逢いに行きましょう!

2015年10月5日月曜日

激流スモール!




少し前のこと…

そろそろあの釣りが面白い時期かな…??と、
ふと思い、まだ暗いうちから車を走らせる。

ロングドライブを経て、
薄暗い内に釣り場に辿り着いた。


釣り場に立ち、水辺を観察していると…


ピチャ!ピチャッ!


…ドッパーーーン!!!


ベイトが追われ、水面が激しく割れる。


予め結んでいたルアーはやっぱりトップ!


ペンシルを激しくアクションさせると、案の定というか直ぐに水面が割れた!







流れの中に潜む彼らは非常にアグレッシブ…

この日は一日中ランガンを繰り返したが、チャンスタイムはやはり朝夕。

それ以外の時間帯はヤル気のある魚を探し、流れの中をガンガン攻めていく…

この日は同行者と二人、
目星をつけていた釣り場にタイミングよく入ることができ、
型の良いスモールが水面を割った。



別の日に再び訪れた際もトップ炸裂。




ブラジリアンペンシル・サラサラを結び、
アマゾンジャークでビシバシ攻めると水面がボンバダ!





良いサイズがヒットすると、
強烈な突っ込み&豪快なジャンプ見せるが、その姿はまるでピーコックバス。笑

二日間で十分に楽しめたので、今シーズンは終了。






開発ラストシーズンを迎えたTULALA エルホリゾンテ70。

止水は勿論、
激流域の釣りにおいても、この竿は外せない…

激流域の住人…

彼らはヒットすると同時に下流に向かって突っ走る。

流れの中で育った魚は引きも強いが、
問題なのは流れによって増幅される抵抗、周囲に点在する岩などの不安要素。

止水域のオープンエリアと違い、竿が曲がりきってしまうとなかなかにツライ。

足場が不安定だと、その場で強引にファイトし、時に魚を引き抜かなければならない…

しなやかかつ張りのあるティップ~ベリーでガンガン掛け、
粘り強いバットパワーで強引に引きずり寄せる。


激流域のラージでもスモールでもビワナマでも…

流水域の攻略はエルホリ70の設計・開発において重要視した部分の一つです。


近いうちに最終プロトが届く予定なので、個人的に非常に楽しみ。

販売時期など決定しましたら、またご報告させて頂きますので、
もう暫くお待ち頂ければと思います。