2016年6月28日火曜日

プラッギングオヤニラミ!




最近自分の中でプチブームなオヤニラミのプラッギングゲーム。

釣るのであればミミズや小魚などの餌で狙ってみるのがオススメやけど、
好条件下ではルアーでも十分に狙うことができる。




ボサ際にシンペンをフォールさせてやると勢いよくアタックしてきてくれた。




Rod:TULALA Glissando56
Reel:カーディナル33
Line:ナイロン4lb
Lure:ラパラCD3(リップレス)


食性以外に威嚇という意味合いもあってか、
突くようなショートバイトが多く、口も小さいため、ノリは非常に悪い。笑

本気で狙うのであれば、細身かつ小さめのプラグかな~

ちなみに広範囲を探る時は遅めのリズム。
ストラクチャー等に居着いている個体を狙う時は速い動きでリアクション的に狙うのが効果的。




マイクロスプーンにも好反応で、スイッチが入ると何度もアタックしてくれる。


梅雨が明けたらまた逢いに行ってみよ~っと。

2016年6月22日水曜日

生々な湖北合宿!




今年も梅雨がやってきた!

というわけで、琵琶湖・湖北合宿開催!


前半戦と後半戦。

今回は計四日間の日程で、琵琶湖水系の固有種鯰二種に逢いに行くことに…


前半戦のターゲットはイワトコナマズ。




日が沈み、薄暗くなりだすと同時にどこからともなく、ゆら~り…と現れる。




産卵モードに入ってしまうと口を使わないので、ターゲットは産卵に入る前のウロウロ個体。





今年は運良く「弁天ナマズ」と呼ばれる個体にも出逢うことができた。





黄変個体であり、
体色が完全に黄色な個体もいれば、半斑な個体も…




釣り方は昨年度と同じ、スモールワームを用いた釣り。

イワトコを狙って釣るのであれば、確率高いけれど、
根掛かりも多く、なかなかに忍耐の釣り…笑

*明るい時間帯の写真ですが、黄変・ノーマル個体共に釣り上げたのは夜です。



前半戦では二日間の日程で釣りして、二日目の夜はビワコオオナマズ狙い!




…やったけど時期が少し早かったようで、食ってきたのはイワトコちゃん。


この時点で既に満足なのだが、大きい方のナマズの姿も一目見たい…
タイミングを見計らい、湖北合宿後半戦を開催することに。



そして…





少しタイミングを外してしまっていたみたいやけど、
後半戦では念願だった「琵琶湖本湖」の大鯰にも出逢うことができた。

触れてる最中は手が震えっぱなし。

ビワコオオナマズ自体はこれまで何度も釣り上げてきているし、
過去にこれよりも大きい個体も手にしている。しかし、なんだろうこの不思議な感じ…




河川の大鯰は幼少期の頃から身近な存在だったが、
琵琶湖本湖の大鯰は自分にとって少し特別な存在であり、
このイッピキに出逢えた喜びはまた格別だった。

この魚に出逢うことができたのは協力してくれた友人達のおかげ。

シーズンインする前の明るい時間帯にフィールドを一緒に回り、
詳しくレクチャーしてくれた友人の力があったからこそ出逢えた魚でした。

協力して頂いた皆様、本当にありがとうございました!!!

2016年6月16日木曜日

一足早い弾丸夏休み in 東北!




北海道から帰ってきた次の日。

仕事が終わると同時にバックパックを担ぎ、夜行バス乗り場へ…

東北の地に向けて出発した。


一足早い夏休み。

まだ釣ったことのない魚に逢う旅。


夜行バスにて大阪を発った次の日の午前中。

仙台に到着し、みんなと合流。


さんぺーくん、二瓶さん、
そして朝一のマゴチ釣りで負傷し、テンション下がりきったマサ。笑


さんぺー:「今回は時間が無いので駆け足でいきます!」

車を走らせ、ロングドライブ。


先ず最初に向ったのは田園風景の中を流れる小さな小川だった。

小さな空間に様々な魚が泳ぎまわる…

他魚が多く、本命はなかなか姿を見せてくれないが、
暫くしてさんぺーくんが本命をヒットさせた。

そして自分の竿にも…




夏休み一発目の本命。

カッコいいオスのマタナゴがヒットしてくれた。




嬉しすぎてキモい笑みを浮かべてしまう。




タナゴ類十種目となる、マタナゴ。

黒く尖った背鰭、白く縁取られた尻ビレが堪らなくカッコいい。


タナゴ類の中では体高が低い部類、普段はとても地味な容姿だが、
産卵期に入って色付いたオスはなんとも言えない渋い雰囲気を醸し出す。

個人的には正直めちゃくちゃカッコいいタナゴだと思う。




関東~東北地方に広く分布するが、生息は局地的とのこと。

今回連れて行ってもらった釣り場は、
昨年さんぺーが執念で探しだしたマタナゴポイント。


釣り場に到着し、
思わず、「よく見つけたな…」と呟いてしまった。


護岸工事などによる生息環境の変化、
マニアの乱獲などにより数を減らしつつある種類。

このポイントも生息数はかなり少なく、
近いうちに姿を消してしまうかもしれない…そんな状況だった。

観察を終えて、
マタナゴ達をソッと水に返す…

念願のマタナゴに出逢えて既に大満足なのだが、
今回のミッションはまだまだ残っている…


車を走らせ大移動を開始した。


次にやってきたのは昔懐かしい田舎の田園地帯。

そして水田の片隅で遂にその姿をお目にかかることができた。




地元では壊滅状態のナミゲンゴロウ。

昨年度は様々な地域に探しに行ったが、
結局見つけることができずゲンゴロウシーズンを終えた。

タガメ同様、水田で見ることができたというのもあって感動は大きかった。




幼少期からの憧れの存在…

一つの夢が叶い、この瞬間をみんなと共有できたのが嬉しかったな~。


この場所はメダカやオタマジャクシも多く、水生植物も豊富。

水生昆虫の住処としては申し分ない環境だった。

ナミゲン以外に他のゲンゴロウも多数観察することができた。




こういう場所がいつまでも残っていてほしいよね…

野生のナミゲンゴロウとの遭遇。

今回の遠征の中で最も興奮した瞬間やったかも。



そして食料調達のため大移動!




以前からやってみたかった、ウチダザリガニ釣り&摘み!!!




さんぺーくんとの連携プレイでウチダザリガニ釣り!

入水しマサと競争しながらのウチダザリガニ摘み!


ほんの少しやっただけで恐ろしい数捕れた。

ここの生態系リアルにヤバいよね…




特定外来種に指定されているウチダザリガニ。

活かしたままの輸送は禁止されているため、全て〆てバッカンにイン!

これで今日の晩飯は調達できた。笑


ウチダザリガニのタイミングでスギさんと合流。

とっておきのスギさんポイントに案内していただくと、そこで待っていたのは…




綺麗に色付いたキタノアカヒレタビラ。

タナゴ類十一種目!




足元の日陰でオスのアカヒレが乱舞。

最初は少し苦戦するも、
魚の着き場が分かってからはみんなのウキが消しこんだ!




色付いたタビラってほんと綺麗よね~

スギさん、ご案内頂きありがとうございました!


アカヒレ達と遊んだ後、再びロングドライブ開始!




飛び出したのはなんと、イトヨ!

北海道ではお馴染みのこの魚。

タナゴ竿片手に美しいイトヨ達と戯れる…癒やしのひと時でした。



そして今回の遠征の締めはこの子…




ウケクチウグイ!!!

さんぺーくんとマサにガイドして頂き、
最後の最後でカッコいいウケクチウグイを手にすることができた。

とにかくバレやすい魚だと聞いたため、めちゃくちゃ慎重にファイトした。




この面構え…堪らなくカッコいいよね~

日本海側の河川数ヶ所にしか棲息していないという完全魚食性のウグイ。

写真で見るよりも実物はかなりのイケメンでした。笑






60センチ程あり、この河川では良型。

別の河川には80センチ近い個体も居るみたい…




二瓶さんもウケクチをキャッチ!


ウケクチを釣って泣きそうになっている二瓶さんを見て、コチラもウルッときてしまった。

二日間ハードスケジュールにお付き合い頂いた二瓶さん、お疲れ様でした。


みんなに完全ガイドしてもらったおかげで出逢うことができたけれど、
ガイドしてくれたさんぺーくんとマサは最初挑んだ時はかなり苦労したとのこと。

「このコースに投げてください!」

マサが言ってくれた場所で宣言通りのヒット!

普通に釣るよりも嬉しいイッピキだった。


本当にありがとう!!!




最後の最後はみんなでウチダザリガニを食す!




マサが負傷しながら釣ったマゴチは安定の旨さ。




素揚げにしたウチダザリガニはカニの様なお味。




ほんと美味でした。

〆はウチダザリガニの出汁でうどんを頂いて終了!




一足早い夏を満喫!!!

ほんと楽しすぎた二日間やった!


今回お世話になった、
さんぺーくん、マサ、スギさん、二瓶さん。

本当にありがとうございましたm(__)m


次は自分がガイドする番やね!

また是非、関西にお越しくださいませ!

2016年6月15日水曜日

北海道釣行2016後編・湖の宝石…ミヤベイワナ。




イトウ釣りを終え、次に向ったのが道央。

目的地は然別湖。

然別湖は火山の噴火口の陥没によってできたカルデラ湖であり、
ミヤベイワナの生息地としても有名な湖だ。




世界的に見ても、ここ然別湖にしか生息していないとされているミヤベイワナ。

北海道の天然記念物に指定され普段は保護されているが、
年に2回の特別解禁期間が設定されており、
厳しいレギュレーションのもと、ミヤベイワナを釣りで狙うことが出来る。


事前に申し込みしていたため、
受付をスムーズに済ませ、手漕ぎボートで湖上に繰り出した。


船着場から最奥に位置するワンドを目指し上陸。


あちこちでライズが見られ、雰囲気はアリアリだ。

広範囲をスライドスプーンで探っていくと…




先ず最初に竿を曲げてくれたのはブラウンバックのミヤベイワナ。




スライドスプーンで手前のブレイクを攻めると、
テンションフォール中に気持ち良くアタってくれた。




コチラはグリーンバックのミヤベイワナ。
どちらかといえば沖目に多い体色だが、回遊系の個体だろうか。




スライドスプーンを遠投し、中層付近を攻めるとヒット。

この後も底~中層付近をややスローテンポで攻めると、
美しいミヤベイワナが次から次へと姿を見せてくれた。




表層付近をスピーディーに攻めるとサクラマスがアタックしてくる。




然別湖で釣れるサクラマスは30~40クラスが多く、
朝一に岸際近くを回遊し、表層付近でワカサギの群れを捕食しているようだ。


前情報が無く、最初はどうかと思ったが天候にも恵まれ、とても良い釣りができた。

然別湖では二日間釣りをしたのだが、今回はショアからのキャスティングがメイン。

場所によっては魚影が非常に濃く、
いたるさんと二人でダブルヒットも頻繁にあった。




初日の朝一。

いたるさんとダブルヒットさせたブラウンバックのミヤベイワナ。

シャローの岩場に潜む個体は色黒い個体が多い。

現状ミヤベイワナはオショロコマの亜種といった扱いなのだが、
三色の中で最もオショロコマらしい体色かな??

朝一はミヤベイワナのレンジが浅く、岸際近くで十分に狙うことができた。

ブラウン・グリーン・ブルー…

岸近くで釣れる個体は基本的にブラウンバックが多いイメージだが、
朝一は沖から回遊してくる個体も多く、グリーンバックもポツポツと釣れ、
シャローとディープが隣接するエリアではブルーバックも混じった。




同ポイントにていたるさんと立て続けでヒットしたブラウンバックとグリーンバックのミヤベイワナ。

居付き系(ブラウンバック)と回遊系(グリーンバック)だろうか。

体色は違うが、目蓋は緑がかって美しい…




Rod:ハーモニクス トラウト63スピニング(プロト)
Reel:セルテート2506フィネスカスタム
Line:PE0.8号+フロロショックリーダー8lb
Lure:ロデオクラフト MTレイクス9~13g


使用したルアーは春先に中禅寺湖でお世話になったスライドスプーン。ヒットルアーは全てロデオクラフトのMTレイクスの9~13g。スライドスプーンの基本通り、一旦底をとってからリトリーブ&フォールの繰り返しで、巻取りのリズムは場所によって組み替えてやる。ショアからの場合、手前のブレイクにルアーを持っていかれることも多く、手前側までくると高速回収。回収中にヒットすることも多々あるため、たまにトゥイッチやテンションフォールなんかも織り交ぜてやると◎。カラーは基本的に派手系が調子良く、チャートやホワイト。表層回遊するサクラマスや活性の高いミヤベイワナを狙う際はシルバーやゴールド系を使用。




最終日のラスト…シャローとディープの隣接する岬にて。

いたるさんと共にダブルヒットさせたブルーバックのミヤベイワナ。


ブルーバックとグリーンバックの違いに関して…


曖昧な感じなので何とも言えないが、やや沖の中層付近で釣れる個体は緑が濃く、
より深いところでヒットする個体は青みがかったモノが多いイメージだった。


魚影が濃いのでレンジさえ合えば基本的にはどんなルアーでも反応が得ることができると思う。今回はブラウン・グリーン・ブルーと、三色の美しいミヤベイワナ達に逢いたかったというのもあり、彼らが潜む様々なレンジを効率よく探ることのできるMTレイクスを使用した。キャスティングゲームは勿論、トローリングでも十分に使用できるため、今回はMTレイクスに頼りっきりになってしまった。




定番はスプーンのようだが、当然プラグでも狙うことが出来る。活性の高い朝一や、回遊個体狙いでミノーやシンペンなどを多用。プラグめがけて果敢にアタックしてくる様はやはりオショロコマ。オショロコマの棲む知床渓流に行きたくなった。




場所によってはこんな体色の個体も…

オリーブバック??

角度によってはブラックバックにも見えた。

どの体色、どの個体も溜息が出るぐらいに美しく、出逢う度に感動させてくれる。




ボートからのキャスティングの場合、MTレイクスの13gを使用。二日間共、沖のミヤベイワナは中層付近に溜まっており、レンジをキッチリ合わせてやれば好反応だった。ボート際までチェイスする個体も多く、スプーン回収中は軽くシャクリながら巻いてやると高確率でヒットに持ち込むことができた。

岸釣り専用区域にはボートでしか行けないため、道中はトローリングで魚を拾っていく。沖を流せばグリーンバック、岸際を流せばブラウンバックのミヤベイワナやサクラマスがヒットしてくる。手漕ぎボートのトローリングメインで狙っている方もチラホラ見られた。二人でボートに乗るのであれば、移動中など交代でトローリングしてみるのも面白いかと思う。




いたるさんと二人で多くのミヤベイワナをキャッチ。

幸運なことに二人揃って、
ブルー・グリーン・グレーと、計三色の美しい個体に出逢うことができた。








「湖の宝石」

然別湖のミヤベイワナ。


機会あればいずれまた…