2018年12月30日日曜日

2018年を振り返って。



平成最後の年、国内よりも海外の水辺に立つ機会が多かった2018年。

今年も多くの出会いがあり、憧れの魚達にも…




釣りは勿論、公私共にほんと充実した一年でした。

お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。


来年はいろいろ新たな事がスタートしそうなので、今年以上にドタバタな一年になりそう!

2019年度の年間スケジュールも組んだし、来年も見たい・釣りたい魚を追いかけまくる!!
ってことで、変わらず国内外の水辺に出没予定です。


こんなワタクシではございますが、2019年も宜しくお願い致します。

2018年12月21日金曜日

2018年度ビワナマガイド。



2018年度、平成最後のビワナマガイド(完全身内限定。笑)終了。




今年もメモリアルな瞬間に立ち会わせて頂きました。




個人的に幼少期の頃から馴染み深い存在の魚、河川のビワコオオナマズ。




思い入れが深い魚なだけにいろいろ想うこともあるけれど、今も昔も変わらず大好きな魚。




昔に比べて数が減ってしまったということもあって、
個人的に狙うことはあまり無いけれど、こういうカタチでたまに顔が見れるとホッとする。

時が経っても変わらず遊んでくれる彼らと大魚を育む環境に感謝ですね。




これからも彼らが悠々と泳ぎ続ける環境がありますように。

2018年11月14日水曜日

微笑みの国でバカンス。




何度行っても楽しいタイランド。

約一年ぶりぐらいかな…


今年も里帰りしてきました。笑


















釣りはちょこっとだけ。今回は観光メイン。

大きなネコちゃんと戯れて、タイマッサージでリフレッシュ!!


さぁ今年も残すところあと少し。気合入れて頑張るで~!!

2018年11月1日木曜日

セイルフィッシュ×XT611-4S…パックロッドで遊ぶ!お手軽海外釣行♪編




先日のマレーシア釣行時の動画を少しだけ…





4ピースのバーサタイルスピニング、XT611-4Sでセイルフィッシュ!!




今回は主に餌の泳がせ釣りにて、XT611-4Sをメインで使用しましたが、
セイルのアグレッシブなファイトとパワー的に丁度良いぐらいかな。

ファイトタイムは15分ほど。





コチラはXT710-5Cにて、オマケの餌釣りグルーパーポンド編。




近年、マレーシア各地に様々な釣り堀が増えてきており、
タイと同じく観光ついででお手軽に釣りを楽しむ事ができます。

バラマンディやグルーパー、トレバリーに大型ナマズなどなど。

タイと同じような雰囲気ですが、
よりリーズナブルな料金設定が魅力的かも。

大人数でワイワイ楽しみたい!そんな人にオススメです。



ついフラリと遊びに行きたくなる東南アジア圏。

次の海外釣り旅に向けてドタバタな毎日ですが、近いうちにまた…

2018年10月16日火曜日

ゴールデンバラ×XT510-4C…トップでバッコバコ♪編




バタバタしており遅くなりましたが、
9月の西パプアの動画を少しだけ…




使用ロッドはHuerco XT510-4C




世界の水辺で釣りを楽しむための、4ピースのショートベイトモデルです。


岸際にビシバシキャストして、
ペンシルでチャカチャカやれば水面がバッコバコ♪

寒くなるとそんな釣りが恋しくなる。




次は年明け…かな。笑

2018年10月15日月曜日

マレーシア遠征2018…魚類界最速。








10月頭にマレーシアに行ってきました。

今年5回目の海外遠征ということで、
予算・スケジュール的にもなかなかにキツキツでしたが…


自身初のマレーシア。


キッカケはマレーシアの友人からのお誘いで、



「セイルフィッシュを釣りに来ないか??」



との一言だった。


個人的に以前から一度訪れてみたい国の一つでもあり、



「一度セイルフィッシュを釣りに行きたいな~」



そんなことをいつか、いたるさんと話していたっけか。


早速、エアチケットを調べたところ、
関西~クアラルンプールまでがエアアジアの往復で3万。

期間限定のキャンペーン中ということもあって、
かなり格安で販売されていたエアチケットにリアクションバイトしてしまった。


同行者のみんなと話し合った結果、
往復の移動を含め、一週間の日程でプランを立てた。


今回は船をチャーターしてセイルフィッシングを三日間、
その後はノープラン適当にブラついてマレーシアを見て歩こうかと考えていた。



とくに事前準備することもなく、
出国日を迎えるも、ここで問題発生。


出発日に大型台風が関西に直撃してしまい、乗る予定だった便が欠航。

前回の西パプアでは、
台風の影響で復路便が欠航になったし、ほんといろいろとツイていない。

どうなるか心配だったが、
チケットは次の日の便に自動で振り替えられており、
往路を一日後にズラしてマレーシア入りすることになった。


LCC…所謂、格安航空会社を利用する場合いろいろと制約も多いが、
航空会社側の都合で欠航になった場合、便の振替えや払い戻しをしてくれるのでチェックすることをお忘れなく。



無事に日本を発ち、
7時間のフライトを経てマレーシアの首都・クアラルンプールへ。

空港にて、先にマレーシア入りしていた高田さんと飯塚パイセン、
そして今回の遠征に同行してくれるマレーシアの友人・サムと合流。


サムはクアラルンプールにて、
ルアーフィッシング専門のプロショップを経営している。


Red Hot Anglers

https://www.facebook.com/redhot.anglers


サム自身、様々なジャンルのルアーフィッシングに精通した釣り師でもあり、
マレーシアの釣りにおけるスペシャリストだ。

今回のセイルフィッシングも彼に以前からお誘いを頂いており、
チームHuercoとしてお邪魔させて頂くことになった。



まだ早朝ということもあって、
空港で必要最低限の両替を済ませ、目的地に向けて車を走らせる。


クアラロンピンまではクアラルンプールから車で4時間ほど。

マレー半島の東側に位置する小さな漁師町だ。


一日遅れでマレーシア入りしたため、
初日は移動して宿でのんびり…と思いきや、午前中に移動して昼から釣りをしようとのこと。

釣りが一日減ってしまいガッカリしていたのだけれど、
当初のスケジュールを調整して無駄なく動こうとしてくれるサムに感謝だ。


いつもの釣旅…

所謂、自力開拓釣行とは違って、
今回の釣行はどちらかというとツアーに近いカタチ。

ガイド役のサムがテキパキ動いてくれて、とても有難いのだけれど、
やることがなさ過ぎて、どこか手持ち無汰沙で、なにか物足りなさを感じる。


しかし、複数人数のグループで動くのなら今回のような動きはとても楽で有難い。

…船のチャーターも安いしね。


やることがないと、だらけてしまう自分だが、
純粋に釣りだけを楽しむ旅もたまにはいいのかな…っと思ってみたり。笑


クアラロンピンの船着き場では、
今回のお世話になるキャプテンが出迎えてくれた。


今日は半日ということで肩慣らし程度かな。

ゆっくり準備しようとする我々だが…



「時間が無い!直ぐに釣りに行くぞーーー!!」



張り切るキャプテンに急かされ、船にタックルを積み込み即出船。笑



リーダーを組んでいると、ボートは少し沖で停泊した。



「SABIKI~!!!」



キャプテンがニヤリとしながら叫ぶ。



先ずはセイルの泳がせ釣りで使う餌の魚を釣るらしい。


キャプテンに言われるがままに、適当なタックルにサビキを付けて落とす…


仕掛けが着底後、直ぐに反応があった。



…プルプル…ブルブル!!



…ベンべケベンベンベン!!!



重量感が増していき、次から次へとヒットしているのがわかる。


アジにサバにサッパ…ヒラアジ系の魚、などなど。


直ぐにライブウェルはいっぱいになった。







そこからさらに沖へ小一時間。


セイルの釣り場に到着したが、
水深は20メートルも無いと思われる、ボトムは砂地のフラットエリアだ。


周囲には同じくセイル狙いの船が停泊しており、
キャスティング・泳がせ・トローリング…各々が様々なスタイルで狙っている。


ここロンピンのセイルフィッシングでポピュラーなのは餌の泳がせ釣りだという。

ゲストの我々に確実に魚を釣らせていであろう、キャプテンとサム。

ボートの後方で二本の竿を出し、早速餌を泳がせるように指示してきた。


先ずは現地のやり方に習って餌の魚を泳がせる。

魚がヒットするまでの間はボートの前方にて、
ルアーのキャスティングでセイルフィッシュを狙い打つ。



キャプテンとサム曰く、
シーズン後半の今は魚がスレているから、
泳がせ釣りでもハリスを細くしないと食わないとのこと。


ナイロン40lbを推奨とのことだが、
少し余裕をもって一回り太いナイロン60lbをチョイス。


あちらこちらで鳥が飛び交い、
セイルのビル、そして大きな帆が水面を割る。


その度に、おーっ!!とか、わーっ!!とか、
我々のテンションも上がるが…なかなかヒットしない。


鳥とセイルの動きは見事にリンクしており、とても分かりやすいのだが、
浮き上がるのはほんの一瞬だけで直ぐに沈んでしまう。


ルアーをキャストしながら、
後方でドラグが鳴り響く、その瞬間を待った。


そしてその時は唐突に訪れた。


ロッドティップが大きく揺れたと同時に、ラインがパラパラと引き出されていく…


少し送って、
大きくアワセを入れると、ズシリと伝わる重量感。



…おおおおっ!!!



ロッドが絞り込まれるも、ただ重いだけ…

ん、こんなものなのか…と思いきや、



ギュイイイイイイイイイイーーーーーーーン!!!



ズバババババババババーーーーーーン!!!!!!



突如始まるジェットラン!!…からのテールウォーク!!


オマケにムーンサルトジャンプ!!!



ドッパーーーーーーーン!!!



「うっひょーーーーーーっ!!!」




ギュイイイイイイイイイイーーーーーーーン!!!


ズバババババババババーーーーーーン!!!!!!



凄まじいスピードで疾走し、狂ったように水面を割り続けるセイル。


さすが…魚類界最速。


泳がせをやるにはハリスが細めということもあって、
ドラグを緩めで設定しているのだけれど、最初はギュンギュン走らせ、
セイルがヘバりだしたタイミングで一気に距離を詰める。

ジリジリとテンションをかけ続けると、黒い魚影がゆっくりとこっちに向かってきた。

最後は未来のキャプテン(見習いの兄ちゃん)がビルを掴んでランディングしてくれた。






とりあえずの初セイル!!

カッコいい魚体にしばし見惚れてしまうが、
キャッチ後の写真撮影は丁寧かつ、迅速に行う。





セイルフィッシュは観光資源として保護されており、
魚に対するダメージを最小に、
魚の大小問わず、丁寧かつ迅速に、確実にリリースすることで、
ここロンピンの豊かな魚影が保たれている。





パイ!セーーーン!!

オフショア経験豊富な飯塚パイセンは最速でキャッチ!!


スイッチの入るタイミングがあるらしく、
一本ヒットすると周りの船でもヒット&ファイトが始まる。





魚影豊かなロンピンの海。

今回はセイル釣りの合間に他の魚種を狙ったり、
スタイルを変えて様々な釣りを楽しんだ。





悪そうな面構えがなんとも。

スパニッシュマッカレルこと、ヨコジマサワラ。

泳がせでもルアーでも…共に好反応。


引きも強くなかなかに面白い魚なんだけれど、
泳がせでヒットするとその鋭い歯でハリスをスパスパ切っていく…

ワイヤーをつけるとセイルの食いが悪くなるので…う~ん。。

この釣りではなかなかに厄介な存在だった。


フリットにするとなかなかに美味なので食料としてキープ。





これは個人的に非常に羨ましかった。

高田さんがジギングでキャッチした、
ダイヤモンドトレバリーこと、ウマヅラアジ。


こっちの海でポピュラーなイトヒキアジ系のこの魚。

他のヒラアジと比べて、
どこかアンバランスな体系と異質な面構えについ惹かれてしまう…

見れただけでも満足だけれど、いつか自分で釣ってみたい魚の一つ。





海の牙魚二連発!

キャプテンが問答無用でキープしてたけど、
バラクーダ(オニカマス)はシガテラ毒が気になる。。

聞いてみたけど、「問題ないよ。」の一言で済まされた。

ほんとに大丈夫なのか。。笑





ジグを落とせば根魚も…





カワイイサイズのオオモンハタとユカタハタかな??





エギに変えればアオリも爆釣!!

噂には聞いていたけれど、
適当にシャクってフォールさせれば無限に釣れる。笑

全員同時ヒットが連発し、
あっという間に泳がせ餌&今日の晩飯確保!


豊か過ぎるぞ!!ロンピンの海!!!





パイセンが釣ったセイルにくっついていた可愛い珍客。

手乗りサイズのコバンザメ。

しかし、なんだこのバランス…可愛すぎる。。





今回のマレーシア遠征はXT611-4Sと開発中の611PowerPlusがメイン。

ライトなキャスティング、ジギング、泳がせ…

ほんと何でもアリな万能系スピニング。最近のお気に入りロッドだ。





さて、本命のセイルだが、
相変わらずご機嫌斜めということもあって、なかなかに苦戦中…



キャプテンの勧めでボート前方にて生き餌を使ってナブラ打ち。



活きアジをキャストした直後、ドラグ音が鳴り響いた。



後方で餌を泳がせていたのいたるさんの竿にヒット!!


「いたるさん!頑張れ~!!」


って叫びながら、仕掛けを回収しようとしたその瞬間…




ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイーーーーーーーン!!!!!



…!!??…



ズババババババババーーーーーーーン!!!!!




「うっひょーーーーーーーっ!!!!!!」


「きったぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!!!!」






ダブルヒットさせてしまい、いたるさんには申し訳なかったが、
セイルのファイトを十分に楽しみつつキャッチ!!






ライトタックルでセイル!!楽しすぎるぜ!!


ライトとは言え、アグレッシブなセイルのファイト・パワー的に、
今回のメインロッド、XT611-4Sは丁度良いぐらいだった。

ファイトタイムは15分ほど。




Huerco:XT611-4S
SHIMANO:09ツインパワーSW4000XG
PE2号+ナイロンハリス60lb
20号前後のサークルフック
活きアジ


そしていたるさんも…





611PowerPlus にて、デカセイルーーー!!

おめでとうございます!!!





釣りが終われば、
その日に釣れた獲物をつまみながらタイガービールで乾杯!




マレーシアで食べた飯はどれも美味く、
東南アジア系、インド系、中華系と味付けも様々で毎日食べても飽きない。

物価が安く、治安も良くて、ほんと良いところ。




今回は二日半という釣りの中で、船中4本のセイルをキャッチすることができた。

釣れたのは全て現地流・活き餌の泳がせ釣り。

ポッパーにもチェイスしたが、残念ながら今回は口を使わせることすら出来なかった。


ここクアラロンピンのセイルは8~10月がシーズンと言われており、
シーズン後半の10月は魚がスレ気味で食いもイマイチだという。

魚がフレッシュなシーズン初期は結構イージーで、
最高で一日でセイルを27本釣らせたこともあるのだとか…


次回はキャスティングメインで、是非シーズン初期に挑んでみたいと思う。







お世話になったキャプテン、と未来のキャプテン。

そして同行してくれたサム。

本当にありがとう!!

2018年9月27日木曜日

西パプア釣旅2018 番外編…旅の装備。



西パプア釣旅・番外編ということで、
今回は旅の装備について少しご紹介させて頂きます。


先ずはタックルについて…




XT510-4C

今回のメインタックル。キャスト時の取り回しの良さとルアー操作性を追求した5フィート10インチ、4ピースのベイトモデル。そのコンセプト通り、今回はボートからの岸際の流し打ちで大活躍。
全体的にしなやかだが少し張りを持たせてあるため、国内外で使用する機会が多いであろうミディアムクラス(個人的には10センチ前後)のミノーやペンシルの激しいジャークは勿論、クランクやスピナベなどの巻物系との相性も良い。魚がヒットするとティップからベリーにかけて気持ちよく曲がるブランクスに仕上がっているので、小~中型の魚相手でも十分に楽しむことができる…岸際のカバー周りで70クラスのバラがヒットした際も余裕を持ってファイトを楽しむことができた。

XT510-4Cに限らず、マルチピースロッドでトゥイッチやジャークなどの激しいアクションを繰り返すと継ぎ目が緩んでくることがあります。継ぎが緩いと破損の原因に繋がることもありますので、使用中は適度にチェックし、もし緩みがあれば再度しっかり差し込み直してお使い頂ければと思います。




Huerco:XT510-4C
SHIMANO:US CURADO 200E-7
PE4号+ナイロンリーダー50lb
バクシンスナップ#1
メガバス:ジャイアントドッグX
ICHIKAWA FISHING:カマキリトレブル#5~4




XT610-4C

河口域のバラマンディを大型ルアーで…そんなシチュエーションを想定して忍ばせていたサブタックル。結果的にそういったポイントで釣りをする機会は無かったが、今回は朝マズメの沖の回遊狙いで活躍。広範囲をただ巻きをメインにトゥイッチやポーズを織り交ぜながら、どちらかというとスロー気味に探っていく…そんなシチュエーションだと、飛距離が出せて狙ったレンジにルアーをきっちりトレースできる少し長めロッドが有利。
今回は12~18センチクラスのミノーやビッグベイトの遠投で活躍。広範囲を探り、遠くからのアタリしっかりと掛ける。ロングレングスゆえにボート際でのファイトが少しやりヅラい…そんな場面もあったが、様々なシチュエーションや不意の大物を考えるとやはり手放せない。小型フロッグを使ったガストロ釣りでも◎。




Huerco:XT610-4C
SHIMANO:スピードマスター200
PE6号+ナイロンリーダー80lb
バクシンスナップ#2
タックルハウス:K-TEN BKF115
ICHIKAWA FISHING:カマキリトレブル88X5#1





旅の指さし会話帳(インドネシア語)

インドネシア国内においても首都・ジャカルタから遠く離れた僻地、西パプア。英語が殆ど通じないので、持っているととても便利。様々な交渉から日常会話。旅の最初から最後まで…この一冊に今回はとても助けられた。


衣類系

今回訪れた9月は西パプアにおいて乾季にあたるタイミング。殆ど雨は降らず、昼間は暑いが夜間はなかなかに冷え込んだ…ロンTの上からライトダウン着て寝たことも。この後の項目でも少し触れるが、防寒と虫よけ対策も兼ねて長袖や長ズボンもあったほうが快適に過ごせるだろう。


マラリア予防

今回訪れたニューギニア島は場所によってはマラリア感染のリスクの高い地域。滞在した村の住民曰く、この辺りでマラリアを発症することは無いよ。とのことだったが、夜間、そして朝・夕マズメの薄暗いタイミングは大量の蚊が飛び交う…今まで行ったことのあるアマゾンのブラックウォーターの水域は蚊やブヨなどの虫が発生しにくいイメージだが、湿原内に部分的な水溜りなどがあれば意外と虫が多かったりする。確認したところマラリアの原因となるマラリア原虫を媒介するハマダラ蚊だった(止まった時の姿勢が他の蚊とは異なり、吸血中などはお尻をあげて止まる)。
今回含め、旅の道中でマラリア蔓延地域に入る可能性がある場合、必ずマラリア予防薬を服用している。それでも蚊には刺されたくない(服用していても発症する可能性あり)のでハマダラ蚊が飛び出す時間帯は長袖に長ズボンを着用。肌が露出する箇所は現地で売っている虫よけクリームを塗っていた。寝るときは靴下を履き、あまりにも耐えがたい時はモスキートネットを被ったことも。
マラリアをはじめデング熱など、蚊を媒介して発症する病気を防ぐためには、まず第一に刺されないこと。パプアに限らず、もし感染リスクのある地域に行かれる場合は各自予防対策を。

2018年9月26日水曜日

西パプア釣旅2018 その6…別れ。







サラトガをキャッチした後も、このダナウで釣りを続けた。


飽きるぐらいに魚が釣れる日もあれば、全く釣れない日も…


しかしあのイッピキ以降、サラトガが水面を割る事はなかった。



居心地の良い、この村での生活もあと少し…




「また来いよ!兄弟!!」

「次はもっとデカいアロワナを釣らせてやる!!」


笑顔で送り出してくれるキャプテンと、
みんなの言葉に最後はウルッときてしまった。


厳しい釣りだったけれど、人との出逢いに恵まれた今回だったな。


名残惜しいが、また一つ帰る場所ができた。




次はいつこの地に戻ってこようか…


そんなことを考えながら、遠く、長い帰路に着いた。

2018年9月19日水曜日

西パプア釣旅2018 その5…ラストチャンス。



釣りをしていると時間が経つのも早いもんで、
この村に来て釣りをする予定だった四日間が終了。


余裕ができれば残った日数で他の水域を見て回ろうかと考えていたが、
今回の旅の一番の目的魚が…そして、自分がいま最も釣りたい魚がここにいる。


いたるさんと話し合った結果、
この村での釣りを延長することに決定した。


チャンスをくれたいたるさんには本当に感謝だ。



「お前がアロワナを釣るまで協力するぜ!!」



延長を了承してくれたキャプテンもやる気満々だ。



そして迎えた延長戦。

5日目の釣りがスタートした。



実は最終日の夕マズメに大型のサラトガに口を使わせるも…

硬い口にフックが掛かりきっておらず、最初のジャンプでルアーが飛ばされてしまった。

口が硬いサラトガのフックアップの難しさを痛感。


フックサイズを一回り、二回りと上げていき、
派手なアタックに対してもフックを口周りで拾わせる作戦に。

選んだのは掛かり重視。イチカワフィッシングのカマキリトレブルだ。

ルアーの浮力を殺さず、アクションを損なわないギリギリのバランスでセッティング。


バラ相手に試してみると、
食いが浅いバイトも高確率で掛け、キャッチに持ち込んでくれた。



これならいけそうだ…



そしてその時は唐突に訪れた。


朝一にいつものエリアを打ち終え、時計を見ると8時過ぎ…


サラトガの時合いが終了し、
いつもならバラでも釣って遊ぼうか…

ボート上ではそんな空気が流れ出す頃合だ。



少しでも可能性があるのであれば…



ひたすらにキャストを続け、
ブッシュが少し張り出したエリアに差し掛かったところで…



バシュッ!!!



水面を切り裂くような鋭いバイト!!



…!?…



「アロワナーーーーーー!!!」


オールを漕ぐキャプテンが叫ぶ。



水面でギラリと反転した魚体に違和感を感じ、もしや…と慎重にファイト。


期間中に釣りまくったバラとは明らかに違う手ごたえ…



「ああ!こいつは間違いなくサラトガだ!!」



本命のヒットに一気に緊張感が高まる船上。



そして近距離で掛けたため、まだまだ元気なサラトガ。


水面を割って飛び上がる姿はまさに昇竜だが、
ファイトなんて楽しむ余裕もなく、ただただハラハラさせられた。



…この魚だけは確実にキャッチしたい…



ボート際でしっかりと弱らせ、ランディング体勢に…



あと少しだ…頼む!!



最後の最後には、
偶然にも近くで漁をしていたキャプテンの奥さんも加勢に加わった。



ネット代わりの収穫カゴ受け取るキャプテン。


そして豪快に掬い上げた!!




「いよっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

「アロワナァァァァァァ!!!」




種類として決して珍しいわけでもない。

特別大きいわけでもない。


この魚に対する憧れ以上に、今回は状況的に、
自分にとって価値のある特別なイッピキに違いなかった。




釣れてくれて本当にありがとう。


初めましての、
そしてまたイッピキ、記憶に残る魚が増えた。



…ノーザンサラトガ…



このイッピキとの出逢いを通して…


本当に嬉しかったのは、魚をキャッチできたこと以上に、
この魚を釣らせようと頑張ってくれたみんなの気持ち。


みんなの気持ちに応えることができてよかった。




いきなり押しかけてきた良くわからん日本人に快く協力してくれたキャプテン。

修行のような釣りに付き合ってくれ、ラストチャンスをくれたいたるさんに本当に感謝です。


みんな本当にありがとう!!

2018年9月18日火曜日

西パプア釣旅2018 その4…大湿原の片隅から。




釣って、食って、寝る。


シンプルでその日暮らしな村の生活に慣れてくると、
ちっぽけなことなど気にならなくなってくる。


期間の途中でガソリンが底を尽き、釣りに行けない日もあれば、
せっかく準備したガソリンを夜のうちに誰かに抜かれて盗まれたり…


他にも、おい!!


って突っ込みたくなることもしばしあったが、海外ではよくあること。笑


ちょい!キャプテーーーン!!とか言って笑って過ごす。


そして釣りに行けない日は、湿原の片隅で退屈しのぎに糸を垂れる。




ご飯粒の手釣りでキノボリウオ。




以前タイで釣ったことがあるけれど、
東南アジアに棲息するキノボリウオと同種だろうか…




ご飯粒で釣り上げたレインボーフィッシュの一種。

Melanotaenia splendidaだろうか…




グラスフィッシュの一種。

ジャイアントグラスパーチ(Parambassis gulliveri)だろうか…

こちらもご飯粒にて。

夜にライトで水辺を照らすと、なかなかなサイズの個体も見られた。




お馴染み、テッポウウオ。

セブンスポット・アーチャーフィッシュ(Toxotes chtateus)かな。

バッタを餌にすると一撃で食いついた。




バラ狙いの時にヒットした嬉しいゲスト。

サーモンキャットの一種だろうか…

モラモラ・DORYUのフォールにアタックしてきた。




湿地の浅瀬にはストライプドスネークヘッドも。

ここではガストロと呼ばれており、エロッグでボッコボコに釣れた。

東南アジアでポピュラーな雷魚の一種だけどここでは外来種??



そういえばある日、
船着き場で出会った漁師が恐ろしい量のガストロを水揚げしていた。




豊穣な水辺は時に養殖池を超える。

来る雨季に備えて…下宿前には干物道。