2016年2月27日土曜日

南米釣行2016ベネズエラ その5…夏休み隊の里帰り part3。




釣りの合間。

タイミングがあれば、タモ網片手にガサガサに勤しむ…










詳しい種類までは判別できないが、カラシンやブリコン系などなど。

オリノコ支流筋の流れの当たるブッシュ際にて。








コチラは止水域のワンドにて。

魚影は濃いが、
同じ種類が群れており、魚種のバラエティは薄い印象。






マーサ・ハチェット/Carnegiella marthae

 
ハチェット系は初なので結構テンションが上がった。


 



木陰の表層付近に群れており、下から掬いあげるとこんな感じ。




夜の浅瀬は小魚天国。










カラシンやコンコルドキャット、プレコなどなど。

浅い所で寝ており、基本的に動かないため採集は簡単。

ライト片手に夜の水辺を見て回るのは結構楽しい。



昼飯&休憩の時は中州の小島に上陸。


日陰で寝るか…釣りするか…





自分はもちろん、釣り!笑


魚影が非常に濃いのだが、向って左側の本流側に投げればパヤーラ。
右側のワンド、止水域はパボーン。といった具合に住み分けている。







ワンド奥はパボーンが群れており、ボックスに忍ばせていたアルゴスが大活躍!
1キャスト1ヒットの入れ食いを味わうことができた。


海外の釣りにスピナベ…ぶっちゃけどうなん??


たまに聞かれることがあるけれど、
魚種によってはかなり有効なルアーだと思う。

ピーコックバスに限って言えば、
速い動きに反応が悪い時や、スイッチが切れた状態など、
魚の活性が低い状況ではめっぽう強い気がする。

海外釣行の際、ボックス内に必ず1~2個は忍ばせているアルゴス。

障害物回避能力が高く、アピール度も高いスピナーベイトはサーチベイトとしても優秀なのだが、
大型魚を狙う際は構造上、強度的に不安アリだったため、これまで使用を避けてきた。

対大型魚仕様のアルゴスは極太ワイヤー採用のため、
多少強引にやり取りしてもワイヤーが少し変形する程度で済んでくれる。










去年のベネズエラでも活躍してくれたアルゴス。

この時は低活性なラーゴのパボーン狙いで大活躍!

前回記事↓↓↓








パヤーラを釣ってると、近くの村から小さなペスカドールが遊びに来た。

自分たちのタックルに興味津々やったけど、さすがにベイトは難しかったかな…??

2016年2月24日水曜日

南米釣行2016ベネズエラ その4…夏休み隊の里帰り part2。




お汁粉色のオリノコ本流域が見えた。


支流と本流の合流点でボートが止まる…


漁師のおっちゃん:「ここにはパヤーラがめちゃくちゃ群れてるぞ!」


言われるがままに、支流と本流の合流…

濁り水と超濁り水の境目にルアーを送り込む。


…ガツン!


一投目から硬質なアタリと同時にロッドが曲がった!






なんか釣れた!

ムーチョ ペケーニョ パヤーラ!!!

赤ちゃんサイズのパヤーラが飛び出し、そこからは入れ食い…








アルマータス・カショーロ/Hydrolycus armatus


現地名…パヤーラ


昨年の南米釣行ではガイアナにてキャッチ。

ベネズエラでは初のパヤーラだ。

可愛いサイズやけど、やっぱりカッコいい!






このクラスのパヤーラが群れており、しばし金太郎飴状態が続く。

そしてパヤーラに負けず劣らず獰猛な、もう一種類の牙魚も登場!








ドラド・カショーロ/Rhaphiodon vulpinus


現地名…パヤリン


アマゾン広域に生息する牙魚の一種。

パヤーラは流れが速い場所に好んで居着くのに対し、
本種は比較的流れの緩いところに群れていた。

硬質なバイトからのウネウネファイト。

ジャンプもするが、パヤーラに比べると釣り味は劣る。






海のタチウオみたいなイメージのパヤリン。

物凄い数が群れているらしく、写真のサイズがエンドレスに入れ食い…

群れにあたると1キャスト5バイト。

次から次へとルアーが壊されていく。。。


最初は嬉しかったが、後半の方はなかなかに厄介な存在だった。






お次に飛び出したのはピラーニャ!






ナッテリー系のズングリ体型に、鰓蓋周りのスポットが特徴的なピラーニャ。

熱帯魚に非常に詳しい先輩、淺村先生に調べて頂いたところ…


ピラニア・カリバ/Pygocentrus cariba


ではないだろうかとのこと。

帰国後詳しく調べたら、生息域・魚体の特徴的に間違いなさそう!

淺村先生、ありがとうございます!!!






いたるさんは、微笑みの国から連れてきたチ◯コルアーにて…






ピラーニャとの遭遇率が低かった今回。

今回の南米釣行でピラーニャが釣れたのは、この時が最初で最後。






淡水イシモチこと、クルビーナ!

前々から釣りたいと思ってたんよね~この魚!

初魚なもんでかなり嬉しい。






お気に入りのラパラ、
レッドヘッドのCDMAG9にて2本キャッチ。

ルアーに食ってくると聞いてはいたが、
かなりの高速巻き時に食ってきたのには驚きだった。






夕マズメにライズが頻発したので狙い撃ったらこの子。

淡水ニシンこと、サルディナータ!


以前にブラジルのネグロで釣ったのが懐かしい。

ちなみにブラジルでの現地名はアッパッパー。





夕日を浴びた魚体は黄金色に輝く。





チャンスタイム到来に湧いていると、ここで珍事件発生。

隣で投げていた、いたるさんにサルディナータがヒット!


金色の魚体が水面を割った。


船中一同:「サルディナーーータ!!!」


待望のヒットに一同、声を揃えて叫ぶ。笑


ランディング体勢に入りスタンバイ…していたのだが、
船際まで寄せてきて水面を割ったのは…






…パヤリーーーン!!!


ファイト中のサルディナータにパヤリンがバイトし、魚が入れ替わってしまった模様。笑


いたるさん:「俺のサルディナータは…??」


漁師のおっちゃん:「サルディナ~ダ!ムーチョパヤリン!!!」


パヤリンの群れが入ってきたためか、
サルディナータは散ってしまい、代わりにパヤリンが入れ掛かり…






パヤリンの猛攻に悩まされたけれど、
日没ギリギリの最後の最後でいたるさんも無事キャッチ!






無限パヤリン…たまにパヤーラ。

投げた数だけ魚が釣れる…そしてルアーも壊れる…

非常に濃ゆいオリノコ本流域でした。




いたるさん:「パヤリンはもういいです…笑」





どこへ行っても入れ食いのオリノコ河。


ある晩に中洲の小島で野宿していたのだが、島周りで時折捕食音が聞こえてくる…


試しにルアーを投げると…






捕食音の主はパヤーラ。

島周りには大岩が点在しており、その周囲で捕食を繰り返している。


カラン…カラン…

ラトル音を響かせながら上流から流してやると…

…パッカーーーン!!!


闇夜に捕食音が鳴り響き、飢えた牙魚達が激しく水面を割る。


いたるさんも呼んで二人でペンシルをドリフト!






自分はサラサラ120、いたるさんは驀進ペンシルを使用。






最終的に穴が開き、シンペンになるまで投げ続けた。笑

釣ったパヤーラは、自分達の朝飯&村へのお土産としてキープ!

2016年2月22日月曜日

南米釣行2016ベネズエラ その3…夏休み隊の里帰り part1。




目的の村に到着。








田舎のおばぁちゃん家に里帰りした気分…

前回お世話になったみんなも元気そうでなによりだった。






ピーコックバス用にピカパウ57とモレーナ53。

陸っぱり&なんでも用にエルホリ70。

釣りの準備をしていると、先ずは朝飯食えや!というわけで…






朝飯はおばぁちゃんが作ってくれた、ジャラキーのスープ(メチャクチャ美味い!)。







オリノコ河の支流になる小河川。

水質は比較的クリア。

サンドフライがいるが、
ボートからの流し釣りになるため、釣り中はさほど気にならない。


この川でメインとなる魚種はピーコックバス。

現地名…パボーン。

前回同様、この支流で確認できたピーコックバスは全部で三種。

Cichla intermedia
Cichla temensis
Cichla orinocensis

止水域の住人、テメンシスとオリノセンシスはラーゴに潜み、
インテルメディアは流水域を好む。

今回は流水域のロイヤルピーコックバス(Cichla intermedia)メインだったが、
他の二種も少しだけ立ち寄ったラーゴにて数本キャッチ。












シクラ・テメンシス/Cichla temensis

まだまだパッカ斑の若い個体が多かった。

それにしてもここのパッカ…

斑の出方が、ブラジルのネグロ川で釣ったモノとまた違った印象。








シクラ・オリノセンシス/Cichla orinocensis

イッピキぐらい顔を見ておきたいよね~

ということで、とりあえず釣った!笑

前回はスピナベのスロー巻きがハマったんやけど、
今回はテメンシス・オリノセンシス共に、サスペンドミノーのスロージャークに好反応。






時折遊んでくれる、ジャクンダ。

クレニシクラ・ルグブリス/Crenicichla lugubris

現地名は…今回も聞くの忘れた。。。





ベラっぽい見た目だが、
アマゾン広域に棲息するパイクシクリッドの一種。

大きなルアーにも果敢にアタックしてくる元気なヤツだ。

…と、ここまでは前回と同じ顔ぶれ。


支流域でパボーンを狙った後、
前回行くことのできなかった、オリノコ本流域へ…






お汁粉色のオリノコ本流。

そこで待ち受けていたのはオリノコ牙魚軍団だった。