2016年2月24日水曜日

南米釣行2016ベネズエラ その4…夏休み隊の里帰り part2。




お汁粉色のオリノコ本流域が見えた。


支流と本流の合流点でボートが止まる…


漁師のおっちゃん:「ここにはパヤーラがめちゃくちゃ群れてるぞ!」


言われるがままに、支流と本流の合流…

濁り水と超濁り水の境目にルアーを送り込む。


…ガツン!


一投目から硬質なアタリと同時にロッドが曲がった!






なんか釣れた!

ムーチョ ペケーニョ パヤーラ!!!

赤ちゃんサイズのパヤーラが飛び出し、そこからは入れ食い…








アルマータス・カショーロ/Hydrolycus armatus


現地名…パヤーラ


昨年の南米釣行ではガイアナにてキャッチ。

ベネズエラでは初のパヤーラだ。

可愛いサイズやけど、やっぱりカッコいい!






このクラスのパヤーラが群れており、しばし金太郎飴状態が続く。

そしてパヤーラに負けず劣らず獰猛な、もう一種類の牙魚も登場!








ドラド・カショーロ/Rhaphiodon vulpinus


現地名…パヤリン


アマゾン広域に生息する牙魚の一種。

パヤーラは流れが速い場所に好んで居着くのに対し、
本種は比較的流れの緩いところに群れていた。

硬質なバイトからのウネウネファイト。

ジャンプもするが、パヤーラに比べると釣り味は劣る。






海のタチウオみたいなイメージのパヤリン。

物凄い数が群れているらしく、写真のサイズがエンドレスに入れ食い…

群れにあたると1キャスト5バイト。

次から次へとルアーが壊されていく。。。


最初は嬉しかったが、後半の方はなかなかに厄介な存在だった。






お次に飛び出したのはピラーニャ!






ナッテリー系のズングリ体型に、鰓蓋周りのスポットが特徴的なピラーニャ。

熱帯魚に非常に詳しい先輩、淺村先生に調べて頂いたところ…


ピラニア・カリバ/Pygocentrus cariba


ではないだろうかとのこと。

帰国後詳しく調べたら、生息域・魚体の特徴的に間違いなさそう!

淺村先生、ありがとうございます!!!






いたるさんは、微笑みの国から連れてきたチ◯コルアーにて…






ピラーニャとの遭遇率が低かった今回。

今回の南米釣行でピラーニャが釣れたのは、この時が最初で最後。






淡水イシモチこと、クルビーナ!

前々から釣りたいと思ってたんよね~この魚!

初魚なもんでかなり嬉しい。






お気に入りのラパラ、
レッドヘッドのCDMAG9にて2本キャッチ。

ルアーに食ってくると聞いてはいたが、
かなりの高速巻き時に食ってきたのには驚きだった。






夕マズメにライズが頻発したので狙い撃ったらこの子。

淡水ニシンこと、サルディナータ!


以前にブラジルのネグロで釣ったのが懐かしい。

ちなみにブラジルでの現地名はアッパッパー。





夕日を浴びた魚体は黄金色に輝く。





チャンスタイム到来に湧いていると、ここで珍事件発生。

隣で投げていた、いたるさんにサルディナータがヒット!


金色の魚体が水面を割った。


船中一同:「サルディナーーータ!!!」


待望のヒットに一同、声を揃えて叫ぶ。笑


ランディング体勢に入りスタンバイ…していたのだが、
船際まで寄せてきて水面を割ったのは…






…パヤリーーーン!!!


ファイト中のサルディナータにパヤリンがバイトし、魚が入れ替わってしまった模様。笑


いたるさん:「俺のサルディナータは…??」


漁師のおっちゃん:「サルディナ~ダ!ムーチョパヤリン!!!」


パヤリンの群れが入ってきたためか、
サルディナータは散ってしまい、代わりにパヤリンが入れ掛かり…






パヤリンの猛攻に悩まされたけれど、
日没ギリギリの最後の最後でいたるさんも無事キャッチ!






無限パヤリン…たまにパヤーラ。

投げた数だけ魚が釣れる…そしてルアーも壊れる…

非常に濃ゆいオリノコ本流域でした。




いたるさん:「パヤリンはもういいです…笑」





どこへ行っても入れ食いのオリノコ河。


ある晩に中洲の小島で野宿していたのだが、島周りで時折捕食音が聞こえてくる…


試しにルアーを投げると…






捕食音の主はパヤーラ。

島周りには大岩が点在しており、その周囲で捕食を繰り返している。


カラン…カラン…

ラトル音を響かせながら上流から流してやると…

…パッカーーーン!!!


闇夜に捕食音が鳴り響き、飢えた牙魚達が激しく水面を割る。


いたるさんも呼んで二人でペンシルをドリフト!






自分はサラサラ120、いたるさんは驀進ペンシルを使用。






最終的に穴が開き、シンペンになるまで投げ続けた。笑

釣ったパヤーラは、自分達の朝飯&村へのお土産としてキープ!