お汁粉色のオリノコ本流域が見えた。
支流と本流の合流点でボートが止まる…
漁師のおっちゃん:「ここにはパヤーラがめちゃくちゃ群れてるぞ!」
言われるがままに、支流と本流の合流…
濁り水と超濁り水の境目にルアーを送り込む。
…ガツン!
一投目から硬質なアタリと同時にロッドが曲がった!
なんか釣れた!
ムーチョ ペケーニョ パヤーラ!!!
赤ちゃんサイズのパヤーラが飛び出し、そこからは入れ食い…
アルマータス・カショーロ/Hydrolycus armatus
現地名…パヤーラ
昨年の南米釣行ではガイアナにてキャッチ。
ベネズエラでは初のパヤーラだ。
可愛いサイズやけど、やっぱりカッコいい!
このクラスのパヤーラが群れており、しばし金太郎飴状態が続く。
そしてパヤーラに負けず劣らず獰猛な、もう一種類の牙魚も登場!
ドラド・カショーロ/Rhaphiodon vulpinus
現地名…パヤリン
アマゾン広域に生息する牙魚の一種。
パヤーラは流れが速い場所に好んで居着くのに対し、
本種は比較的流れの緩いところに群れていた。
硬質なバイトからのウネウネファイト。
ジャンプもするが、パヤーラに比べると釣り味は劣る。
海のタチウオみたいなイメージのパヤリン。
物凄い数が群れているらしく、写真のサイズがエンドレスに入れ食い…
群れにあたると1キャスト5バイト。
次から次へとルアーが壊されていく。。。
最初は嬉しかったが、後半の方はなかなかに厄介な存在だった。
お次に飛び出したのはピラーニャ!
ナッテリー系のズングリ体型に、鰓蓋周りのスポットが特徴的なピラーニャ。
熱帯魚に非常に詳しい先輩、淺村先生に調べて頂いたところ…
ピラニア・カリバ/Pygocentrus cariba
ではないだろうかとのこと。
帰国後詳しく調べたら、生息域・魚体の特徴的に間違いなさそう!
淺村先生、ありがとうございます!!!
いたるさんは、微笑みの国から連れてきたチ◯コルアーにて…
ピラーニャとの遭遇率が低かった今回。
今回の南米釣行でピラーニャが釣れたのは、この時が最初で最後。
淡水イシモチこと、クルビーナ!
前々から釣りたいと思ってたんよね~この魚!
初魚なもんでかなり嬉しい。
お気に入りのラパラ、
レッドヘッドのCDMAG9にて2本キャッチ。
ルアーに食ってくると聞いてはいたが、
かなりの高速巻き時に食ってきたのには驚きだった。
夕マズメにライズが頻発したので狙い撃ったらこの子。
淡水ニシンこと、サルディナータ!
以前にブラジルのネグロで釣ったのが懐かしい。
ちなみにブラジルでの現地名はアッパッパー。
夕日を浴びた魚体は黄金色に輝く。
チャンスタイム到来に湧いていると、ここで珍事件発生。
隣で投げていた、いたるさんにサルディナータがヒット!
金色の魚体が水面を割った。
船中一同:「サルディナーーータ!!!」
待望のヒットに一同、声を揃えて叫ぶ。笑
ランディング体勢に入りスタンバイ…していたのだが、
船際まで寄せてきて水面を割ったのは…
…パヤリーーーン!!!
ファイト中のサルディナータにパヤリンがバイトし、魚が入れ替わってしまった模様。笑
いたるさん:「俺のサルディナータは…??」
漁師のおっちゃん:「サルディナ~ダ!ムーチョパヤリン!!!」
パヤリンの群れが入ってきたためか、
サルディナータは散ってしまい、代わりにパヤリンが入れ掛かり…
パヤリンの猛攻に悩まされたけれど、
日没ギリギリの最後の最後でいたるさんも無事キャッチ!
無限パヤリン…たまにパヤーラ。
投げた数だけ魚が釣れる…そしてルアーも壊れる…
非常に濃ゆいオリノコ本流域でした。
いたるさん:「パヤリンはもういいです…笑」
どこへ行っても入れ食いのオリノコ河。
ある晩に中洲の小島で野宿していたのだが、島周りで時折捕食音が聞こえてくる…
試しにルアーを投げると…
捕食音の主はパヤーラ。
島周りには大岩が点在しており、その周囲で捕食を繰り返している。
カラン…カラン…
ラトル音を響かせながら上流から流してやると…
…パッカーーーン!!!
闇夜に捕食音が鳴り響き、飢えた牙魚達が激しく水面を割る。
いたるさんも呼んで二人でペンシルをドリフト!
自分はサラサラ120、いたるさんは驀進ペンシルを使用。
最終的に穴が開き、シンペンになるまで投げ続けた。笑
釣ったパヤーラは、自分達の朝飯&村へのお土産としてキープ!