2016年最初の旅の舞台は…
南米・ベネズエラ
去年の南米釣行の中で一週間ほど滞在し、
目的のロイヤルピーコックバスを手にすることができた。
しかし他にも釣りたい魚がチラホラ…
他にも候補の国はあったが、
ターゲットとシーズン的な部分を考えベネズエラに決定した。
今回の旅の同行者は…
去年の南米釣行にご一緒させて頂いた、
植木屋いたるさん。
海外放浪経験も豊富な旅の大先輩。
気が合う!というのが一番だけれど、
同じ興味のモノにとことんアツくなれる人。
住んでいる場所が近いというのもあり、国内の釣りは勿論、
オオサンショウオを見に行ったり、ゲンゴロウを追いかけたり、
昨年度はとくにご一緒する機会も多かった。
チーム・ドイス改め、「夏休み隊」。
ガサ網や水中ゴーグル等の装備も揃え、今回もやる気満々!
大河オリノコでどんな魚達に出逢えるのか、楽しみでしかたなかった。
ベネズエラ・カラカスまでのチケットを手配し、
あれやこれや準備しているとあっという間に出国日の1/3を迎えた。
今回の滞在期間は1/3~2/3までのちょうど一ヶ月間。
釣りたい魚は決めているが、基本的にノープランだ。
日本からベネズエラまでは…
伊丹→羽田
羽田→アメリカ・サンフランシスコ
アメリカ・サンフランシスコ→アメリカ・マイアミ
アメリカ・マイアミ→ベネズエラ・カラカス
トランジットも含めると一日半。
長い道程を経て、
ベネズエラ シモン・ボリバル空港に降り立った。
ゆる~い入国審査を終え、荷物台の前へ…
ペス:「今回はいろいろトラブルありそうですね~初っ端からロスバケとか…??」
いたるさん:「俺は釣行安全御守護の御札効果があるから大丈夫や!」
これまで南米渡航経験が豊富ないたるさん。
ロスバケ率が高いらしく(去年は復路でバズーカをロスバケ…)、
デカデカと釣行安全御守護!と書かれた御札ステッカー作ってバズーカに貼っていた。
地味に心配やったけど、御札効果のおかげ??…で、
ロッドケース・バックパック共に無事に到着。
今回の旅がスタートした。
先ずは両替。
ベネズエラでは公定レートがUS$1=BsF6で固定されているが、
闇両替というものが存在しており、出国前に調べた闇レートだとUS$1=BsF833。
公定レートと闇レートで130倍以上も差があった。
ハイパーインフレ恐るべし…
*この辺の話はまた後で詳しく書きたいと思います。
ちなみにちょうど一年前の前回が闇両替でUS$1=BsF130だった。
まぁ普通に両替すると大損なもんで、この国では闇両替が旅行者の間では基本となっている。
*闇両替はホテルや町中などいたるところ行えるが、一応違法なもんでご注意を…
空港周りだとやはりレートが悪く、US$1=BsF650。
カラカスまでのタクシー代が必要なため、とりあえず最低限の両替を済ませた。
ちなみにカラカスのホテルや町中で闇両替すると空港周りよりもレートが良く、US$1=BsF700。
$100を両替するとBsF70000。
BsF100が最大紙幣なもんで、闇両替するとエラい札束が出てくる。
100ドル札3枚が闇両替でこんな感じに…
BsF50も混じっているもんで、さらに大変な量になった。
日本円に換算すると1枚あたり20円ほどなのだけれど。。。
気がかりなのはこの先の移動時だった。
有名な話だが、ベネズエラは不良警官・軍隊が多い。
不良警官は街中にも居るが、問題なのは街から街への移動時。
検問所通過時の荷物チェックで現金を抜き取ろうとしたり、
何かと荷物にいちゃもんつけ、賄賂を要求してくる。
去年も厄介だったが、
今回は7倍の量の札束を持たなければならない…
この先、この札束と一緒に旅をする…
なんしかダルい目に合いそうやな…
考えただけで憂鬱な気分だ。
ちなみにベネズエラの物価は安い。
町中の屋台買えるホットドックがBsF220。
500mlのコーラがBsF200。
日本円にするとセットで80円ちょっと…
カラカス市内のホテルも中級以上で一泊4000BsF。
日本円にすると一泊800円ほど。
世界有数の石油産出国のベネズエラ…
ガソリンは10リッターで1円ほど。
ガソリンが水よりも安く、もはやタダ同然。
空港からカラカス市内まではタクシーで約40分。
年末年始というのもあってか、
カラカス市内の店は殆ど閉まっており、人通りも少なかった。
前回も拠点にしていたホテルに到着し、
無事に戻ってこれたということで、とりあえずコーラで乾杯!
日本を出て二日目…
移動しかしてないけど、なんしか疲れた。
今回の旅の行程計画はまた明日。
この日はゆっくり休むことに…