2015年2月28日土曜日

南米釣行2015ブラジル編 その14…アマゾンの住人たち…



緑の楽園・アマゾン

いきもの好きな方にとっては…オッパ!な連続。






























ざっと並べてみたけど、写真に収められたのはほんの一部…


木を見上げればリスザルにホエザル。

水辺にはクロカイマンやカワイルカ。

奥地に入ればオオカワウソの群れ。

赤と青が美しいアラーラ(コンゴウインコ)やトッカーノ(オオハシ)…

ジャングルの間を素早く舞う美しいモルフォチョウ。


ジャングルに入れば、たくさんのアマゾンの住人たちに会うことができる。





今回ネグロでご一緒した水口さんは一眼レフでガシガシと写真を撮っていた。

釣竿を握っている最中は目につかない世界…
たまには竿を置き、カメラを握ってみるのもアリだな…と思った。

2015年2月27日金曜日

南米釣行2015ブラジル編 その13…水面の爆発…





シクラ・テメンシス/Cichla temensis

現地ではトゥクナレ・アスーと呼ばれている、シクラ属の最大種。

サイズ・ファイト・ゲーム性の高さ…

その全てにおいて、
最高レベルに面白いフィッシングターゲットだと思う。

今回も彼らには楽しませてもらった。




























おねぇちゃんスイッシャーにも「ドッカーーーン!!!」…と炸裂した。




個人的にはこのルアーに入魂できたから大満足!笑






とあるラーゴでのこと…

このラーゴは減水にてボートが入れなかったため、陸っぱりで挑むことになった。

沖に張り出した岬にて、ガイドのジェットリオと良型のアスーを連発!

反応がなくなってきたため、次で移動しようかと投げた何気ない一投だった…



チャカチャカ…


水面直下で踊るジョーペピーノ…


モワッ…


ルアー後方で大きな波紋が立ち、ジョーペピーノに向かって走る。



キタッ!!!


…黒く、巨大な頭がルアーめがけて突っ込んでくる!


食え!食え!


…強く念じ、竿を振り下ろす…


ギョロリ…!


一瞬、魚と目が合った。


カンッ!…


…!?


魚はルアーに軽くキスし、反転…


巨大な影はブラックウォーターへと消えていった。


水面に残る巨大な波紋…


あまりの迫力に圧倒され言葉が出なかった。


後ろにいたガイドのネガンが「グランジ…」と小さく呟く。






今年はいろいろな魚種に出会うことができたし、個人的には大満足だった。


しかし釣り人は欲深い…

来年はデカいアスーのみに狙いを絞って挑んでみよう…

バルセロスまで帰りの道中…

すでに次回のネグロのことしか頭になかった。


また来年も戻ってこよう…

リオ・ネグロへ。

2015年2月26日木曜日

南米釣行2015ブラジル編 その12…テトラ掬い…





幼少期の頃、
アマゾンで取ってみたい…

そう強く思った魚がいた。

今回はその魚を取りに行った時の話。



ある日のお昼休憩…


その魚を一目見たくて、水中を覗きこんでいると、
ガイドのジェットリオとネガンが「取りに行こう!」…と、船を出してくれた。


イガラッペを進むボート…

ここは本流とラーゴを繋ぐ小川…

ブラックウォーターだが水は比較的クリアで、魚影も濃い。


岸際を注意深く観察すると、
薄っすらと青く光るカラシンの群れが見えた。


ゆっくり近づいてみると…



いたぁぁぁぁぁぁ!!!



…静かなイガラッペで思わず叫んでしまった。


忙しなく泳ぎまわる他のカラシンに比べると、
その動きはとてもスロー。

みんな同じ方向を向き、フワフワとサスペンドしている。


か、可愛すぎる…


群泳するその魚に見とれていると、ジェットリオとネガンがゴソゴソ…

テトラ掬いの準備をしている。


岸際に魚の切り身を放り込むと、無数のカラシンが群がる…




それを二人が一瞬で掬いあげた。笑


…ちなみにこの緑色の網、魚取り用ではないが、
ネグロ釣行出発直前に、このためにバルセロスにて購入。


緑色の網の上をピチャピチャ跳ねるテトラたち…


二人が「どうや…!」と言わんばかりにニヤリと笑う。


うううっ…

ズルいぞ~オラにもやらせろ~!!!笑




カージナルテトラ/Paracheirodon axelrodi

観賞魚としてあまりにも有名なカラシン。

採取したのはブラックウォーターだが、比較的クリアな水質かつ、
浅くて流れの緩やかな場所。
カージナルの他に、数種類のカラシンが混生していた。






ここでも金魚網が活躍!

水中に浸かる大木の根元…

群れでフワフワ…

とてもスローに泳ぐカージナルテトラ。

金魚網をゆっくりと近づけ、サッ…と、上から素早く被せる。
動きがスローなため、成功率は高い。




タナゴ道具を持っていけば、釣りで狙うことも…




極々小針は必須。
他のカラシンに比べると動きがスローなため、
撒き餌で十分な数を寄せてから釣る…




カージナルテトラは人口養殖が困難なため、
観賞魚店で見かける個体は現地で自然採取されたもの。

幼少期に飼育し、よく慣れ親しんだカラシン。
彼らが自然の中で生きる姿を一目でいいから、この目で見たみたかった…




カージナルテトラを取る…

幼い頃、
思い描いた夢が叶った瞬間だった。

2015年2月25日水曜日

南米釣行2015ブラジル編 その11…流木サルベージ…





ネグロの流木サルベージ!

…結構面白くて、今回ハマってしまった事の一つ。

狙いは流木内に潜むナマズ…


大まかな流れとしては…


良い流木を見つける…
隙間やウロが多いほど点数高し。笑


ボートの上に、素早く引きずりあげる。
この時油断すると、ターゲットにあっさり逃げられる


プライヤー片手に、
腐敗した樹皮を剥がす&ウロの中もほじくり返す。





大きめの流木1個で、これだけ取れた。笑








か、可愛すぎる…!!!

マーブルジャウー??ブルドックジャウー??

*分かる方、いらっしゃいましたらご教授ください。






あんぐり…としたお口がキュート。

ドカンマウスキャット/Trachycorystes trachycorystes






集団でゴニョゴニョしているイメージの強いこの子。

ホワイトライン・トーキングキャット/Platydoras costatus




流木ナマズレモラ!

ブラックレモラキャット/Auchenipterichthys longimanus




流木の奥の奥からこんにちは。

ストライプウッドキャット/Trachelyopterichthys




いたるさんが捕まえた、パイク柄のナマズ。

スポッテッドタティア/Tatia intermedia




キタァァァ…!!!

取れた時思わず、テンション上がってしまった。






もじゃもじゃ…

大好きブッシーちゃん!

マツブッシー/Ancistrus ranu-nculus






なかなか可愛いらしいお目々をしてらっしゃる。

フラットヘッドプレコ/Dekeyseria sp.cf.scaphirhyncha






ブチブチ模様がたまらない…

スポッテッドレモラキャット/Auchenipterichthys dantei




背中ムキムキ…

タイソンジャウー??

*分かる方、いらっしゃいましたらご教授ください。




いたるさんが捕まえてきた、かわい子ちゃん。

イエロースポットアカンソドラス??

小さくてわからない…

*分かる方、いらっしゃいましたらご教授ください。












流木が沈んでいるのを見つけると、釣りは一旦ストップ!

入水して流木のサルベ-ジ開始。笑


このナマズ…こんなところにおるんやな~

そんな発見の連続でした。


ちなみに流木サルベージ…

自分よりも、いたるさんが大ハマリしていた。笑



楽しい流木サルベージなのですが、
一度、大きな流木のウロ(水上から出ている)に蛇が潜んでいたことがあった。


潜んでいた蛇の正体は、南米最強の毒蛇・ジャララッカ!


ジャララッカは南米で最も人を殺しているであろう毒蛇…


牙から分泌される猛毒は、人体を腐らせ、
もし噛まれた場合、その部位の肉をすぐに切り落とさなければ助からない…

ジャングルの奥地で毒蛇に噛まれるのは最も危険で、
奥地で噛まれる血清が間に合わない…


陸地に出ている流木はもちろん、
水中にある流木内にも何が潜んでいるかわからないので、
流木を引き上げる時は細心の注意を…現地ガイドに任せるのが一番かも。

*何か起こっても自己責任でお願いします。


自然の中では、常に危険と隣り合わせ…

常に細心の注意を払い、行動しなければならない。

何があっても自己責任である…ということをお忘れなく。