2015年6月4日木曜日

東南アジア釣行2015タイ その6…口裂け鯰アッツー。



ラストステージはカオレム。

6年前…
初めてタイに訪れた時、最初に釣りをした場所。

その時はシャドー狙いだったが、今回はワラゴ・アッツーという鯰狙い。






泊まるボートハウスは以前と違い、
ワラゴ実績の高いカオレムの女将ハウスを選んだ。






宿泊先のボートハウスに事前に伝えていたというのもあり、
数日前からボートハウス前は撒き餌が投入されていた。


餌はアジの臓物…

最初は防波堤のなんだか懐かしい香り。

時間が経つにつれて、とてつもない悪臭を放ちだす…



アジの臓物をハリに房掛けしてボトムにブッ込む。

周囲には適度に撒き餌をする。


準備は整った。

ワラゴよ…来てくれ…






エサを投入して直ぐのこと…


朝飯を頬張っていると、
凄い勢いでラインが引き出された。


鳴り響くクリック音。


ロッドに手をかけ、ラインテンションをかけていく…

食い込んでいるのを確認し、フッキング体勢に入るも…

フッ…と、テンションが消えた。


貴重なチャンスが。。。






まぁ、また来るさ…

気を取り直して朝飯をがっつく!






その後もアタリはあるが、
違和感を感じると直ぐにエサを離す…

ラインが張った時の微かなテンションでも。。。

警戒心が強いのか、
なかなか食い込まない…

アタる場所は決まっており、他の場所に仕掛けた置き竿は完全沈黙…



日中はあまりにも完全無のため、気分転換のため別の釣りに出かけてみることにした。

カオレムのナイフ漁師に弟子入りしてナイフ狩り!









灼熱の湖上で日に焼かれながらも、
いたるさんがカッコいいナイフを手にした。









口を開けると、舌から牙が飛び出す…






何度見てもカッコいい…

いたるさん、おめでとうございます!




お次は本命のワラゴ。

確率を上げるため、アタリが多い箇所に重点的に仕掛けを投入。






仕掛けを入れなおしてすぐのこと…


ブッコミポイントから少し離れていると…


「中西くんの竿にきてるでーーー!!!」


いたるさんの声が聞こえてきた!


持って行かれそうになっていた、
エルホリ70をいたるさんから受け取り、ファイト開始!


針はガッチリ掛かっている…

周囲に張り巡らされたロープに巻かれないよう強引に寄せにかかる…

ローリングを繰り返し、暴れ狂うアッツー。


ラストはシゲさんがネットで掬いあげランディング!






ワラゴ・アッツー/Wallago attu

タイ名:プラーカァーオ


アッツー!キタァァァ!!!


パックリ…と裂けた口に、
鋭い歯が立ち並ぶ…

口の裂けたビワナマのような魚。

何度見てもカッコいい…






タックルデータ

Rod:TULALA エルホリゾンテ70(プロト)
Reel:シマノ カルカッタコンクエスト300+シマヤ釣具 怪魚ハンドル
Line:PE8号(ダブルラインで直結)
Rig:ハイパータマン20号+アジの臓物


ルアー釣りだけでなく、
餌釣りでの使用も想定したエルホリ70…

ティップがソフトかつ、
ブランク全体に張りを持たせた設計です。

柔軟なティップを活かし、ジワジワと食い込ませスィープに掛けるも良し。

ブランク全体の張りを活かし、口元にガッツリ掛けるも良し。

ルアーでは狙いにくい状況・魚種相手の場合でも、
対応できるセッティングにしました。






エルホリゾンテ70の最終テストも無事完了!


みんなの力で獲ったワラゴ…

思い出深く、非常に嬉しい一本となった。






何度見ても美しい…カオレムの夕日。

いつかまた、この地に戻ってきたいと思う。