2018年6月20日…
見渡す限り草原が広がる悠久の大地、モンゴルに降り立つ。
自分達が訪れたのは草原の国において短い夏季にあたる6月。
カラッとした日差しとパリッと乾いた空気に包み込まれ、2018年三度目の海外釣旅がスタートした。
今回の狙いはタイメンことアムールイトウ。
モンゴル・ロシアの河川に棲息するイトウの仲間で、
大きなもので2メートルを超えると言う。
モンゴルに興味を持つきっかけとなったのはこの魚だった。
昔とある本で見かけた一枚の巨大なタイメンの写真。
調べれば調べるほどに、タイメンとモンゴルに対する興味は増すばかりだったが、
当時、高校生だった自分にはこの魚を釣りに行くということを考えてみるも、
それを実行に移す勇気など無かった。
それを実行に移す勇気など無かった。
いつか自分も…
そんな事を考えていたあの頃の自分に、今だからこそ言えることも多いが、
憧れに出逢い、夢を叶えるために…
あてなし、前情報無しの草原旅。
さて、今回はどんな出逢いが待っているのだろうか…
現地、ウランバートルのカフェにて打ち合わせタイム。
今回の旅で最も重要視したのは現地入りするタイミングだった。
タイメン釣りの一般的なベストシーズンは6~9月と言われているが、
短いシーズンの中でどのタイミングでモンゴルに入るか…時期の選定は非常に迷うところだった。
過ごしやすいのは夏季にあたる6~8月だが、
夏とは言え、日中と夜間で寒暖差が激しく、
日中は30度前後だが夜間は0度まで冷え込む日もあるという。
日中は30度前後だが夜間は0度まで冷え込む日もあるという。
また7月中旬~8月中旬頃は降雨量が多く、
増水・濁りによって最悪釣りにならない可能性もある。
たとえ釣りができなくとも、
モンゴルの雄大な自然の中でキャンプできるのであれば、それだけでも十分に価値があると思う。
モンゴルの雄大な自然の中でキャンプできるのであれば、それだけでも十分に価値があると思う。
…しかし、それでも雨は避けたいところだ。
気温の下がる9月以降も良いみたいだが、
今年度は予定的に厳しかったため選択肢に無し。
今年度は予定的に厳しかったため選択肢に無し。
モンゴルのタイメン釣りは6月15日から解禁ということ、
雨の影響を受けにくいであろうタイミングを狙って、
今回は釣旅期間を6月下旬から7月頭にかけての約2週間に設定した。
今回は釣旅期間を6月下旬から7月頭にかけての約2週間に設定した。
今回のメンバーはHuercoのショータくん、サブリくんの二人。
半年前に二人に声をかけ、格安航空券を手配し、
あーだこーだ言っている間に気がつけば出国日を迎えていた。
いつもながら前日に準備を済ませ、いざモンゴル!!
と、意気込んでいたものの、今回は関空に辿り着くまでが大変だった…
普段はガラ空きの空港バスが満席。
交通手段を電車に切り替えるも、
前日に自分が棲む地域で大きな地震が起こったため、電車のダイヤが狂いまくり。。
バタバタになってしまったが、
なんとか空港でサブリくんと合流し無事出国する事ができた。
さて、ここで今回のメンバーのサブリくんについてご紹介。
普段はキャンプ場にてインストラクターを努め、トライアスロン選手としても活躍。
自転車で国内を一周したり、アウトドアの事は勿論、料理も得意という、爽やかな笑顔が素敵なナイスガイ。
非常に頼もしいキャラなのだが、今回が初海外とのこと。
今年度からHuercoアンバサダーも努めてもらっており、今後の活躍に期待の若手だ。
もう一人の同行者のショータくんとは途中の北京で合流予定。
北京での乗り継ぎが長く地味に疲れたが、
関空~北京~ウランバートルというルートを経て、モンゴルの地に降り立った。
関空~北京~ウランバートルというルートを経て、モンゴルの地に降り立った。
空港から首都のウランバートルまでは約20キロ。
タクシーを使えば20000Tg(1000円程)ちょっと。
物価は日本よりも安く、500mlのコーラが1500Tg(75円程)。
ゲストハウスも一泊1000円程。
気になる治安も良好。
初めて訪れるモンゴルはとても過ごしやすいイメージの国だった。
一般的な旅行者にとって広大なモンゴルでの移動の足は車。
ツーリスト向けのゲル宿泊ツアーや乗馬体験ツアーなども各地にあり、目的地までの乗り合いバンなども多い。
今回は街でドライバーを雇い、車をチャーターして動くことに…
幸運な事に今回は着いた初日に良さげなドライバーに巡り合う事ができた。
自分達の目的を伝え、考えていたルートを地図で見せて料金交渉。
次の日から目的の川へ向けて出発する事になった。