2016年3月9日水曜日

南米釣行2016ベネズエラ その9…牙魚の川。




日本を出て10日間が経過…

前半戦が終わり、中盤戦に突入!


今回のベネズエラではどうしても釣りたい魚種が2種いた。


パヤーラとアイマーラ!


パヤーラは既にキャッチしているが、特大級の姿を一目見てみたい…


そしてアイマーラ!…いわゆるタライロン。


ベネズエラのパヤーラ釣りは有名で、調べれば情報が出てくるが、
オリノコ水系のアイマーラに関してはほぼ情報が無かった。

アイマーラの釣りに関してはフレンチ・ギアナが有名だが、
ギアナ三国のスリナムやガイアナにも生息。

現地人曰く、
ここベネズエラにも大型のアイマーラがいるのだという…


淡水のシーラカンスを思わせる古代魚的フォルムが堪らなくカッコいい。

魚の飼育に凝っていた時に、熱帯魚店で何度か目にし、
いつかは釣ってみたい…そう憧れた魚の一つだ。

もしベネズエラにいるのであれば、一度見てみたい…



前半戦でお世話になった村を出た後に大移動開始。

中継地点の町で二日間聞き込みし、やってきたのはオリノコ河の別支流。


ブラックウォーターの川だった。


川の畔にある町でさらに情報収集。


船着き場のペスカドール達に話を聞いてみると、


「この川にはパヤーラもアイマーラもいるぞ!それもとびっきりデカいヤツがな!」

「アイマーラを釣りたいなら、もっと上流だ!」

「上流に行きたいのか??遠いうえに今は水位が低いから時間もかかる…」


話を聞いていると、パヤーラはなんとかなりそう。

問題なのはアイマーラ。

アイマーラは延縄などの仕掛けにたまに掛かる程度らしく、
年に数本獲ってはいるが、狙えるほど魚影が濃くないという…


地図で地形を見て、大体のエリア把握はできたのだが、問題はそこまでの移動。

未開のジャングルに道路などなく、ここでは川が道の代わり。

車の代わりに船が足となる。


物資運搬船などと交渉するカタチをとるも、
上流部まで距離があるため、ボートが出るのは朝一とのこと。

この日はこの町で一泊し、次の日の朝にもう一度出直すこと…







次の日の朝一、上流に向かう船を捕まえ交渉開始。

目的のエリアを目指し、ボートで川を遡った。