2016年3月30日水曜日

南米釣行2016ベネズエラ その16…最後に。





釣りを終えて長距離移動。

最後に乗った、首都・カラカスまでの長距離バスはクーラーをガンガンに効かせており、冷凍庫状態。

死にそうになりながらも、無事にカラカスに到着。

残りの数日間をカラカスでのんびりと過ごし、帰路に着いた。





運良く??目立ったトラブルに巻き込まれることもなく、ベネズエラにおける一ヶ月の釣り旅を終えることができた。旅を無事に終えることができたのも同行者であり、旅の大先輩・いたるさんのおかげ。今回も旅の中でたくさんの事を学ばさせて頂きました。いたるさん!本当にありがとうございました!!!



旅し易い?し難い?ベネズエラ。



ノープランで飛び込み、成り行き任せで釣り歩いた今回のベネズエラ。

釣りのインフラが殆ど無いので、地図を見ながら自分で歩き、聞き込みしまくって現地交渉。

個人的な意見を言うと、ブラジルの時と違って、「ダルっ!」の連続でした。

ブラジルは困っていたら誰かが助けてくれることが多く、非常に旅しやすいイメージ。

ベネズエラも良い人間は多いけれど、どこか影がある雰囲気。

また、様々な理由から◯◯人を嫌っており、
日本人は殆どいないため、アジア人=◯◯人という認識が強かった。

喋りかけてもブスッとした対応で、話を聞いてくれない。

日本人だと分かれば好意的に対応してくれるし、やり取りに慣れれば全く問題ないのだけれどね。

まぁ、それでも基本的に話を聞かない。何度言っても話を聞かない。

同じことをいつまでも繰り返して言ってくるから交渉にならない。笑

スペイン語圏のベネズエラはほぼ英語が通じないので、指差し会話帳は必須!


有名な話だが、ベネズエラ国内には不良警官や軍隊がたくさんいる…旅をする上でコレが一番厄介。

検問所の荷物チェック時になにかとイチャモンつけてきて賄賂を要求してきたり、
隙を見て荷物を抜き取ろうとしてくることがあるので、注意が必要!…今回もあった(数百円の賄賂で済んだけど)。

パイパーインフレの影響で闇両替すると大量に出てくる札束をいかに隠すか…今回の旅はコレに悩まされ続けたが、今回はいたるさんのバックパックの隠しポケットに助けられた。

ベネズエラ国内でクレジットカードを使うと、公定レートで換算されてしまうため、後日とんでもない金額の請求がくるという。スキミング被害も多いと聞くのでくれぐれもご注意を。



物価が安いベネズエラ。


今回1ヶ月の釣り旅でかかった費用は、
滞在費・移動費・食事代・釣り代、全て込みで一人7万ほど。

もっと切り詰めれば5万以内に余裕で収まると思う。

今回は航空券が往復21万だったため、1ヶ月間の旅の旅費は30万以内で収まった。

物価の高いブラジルで同じ事をするとなると、もっと費用かかるので、
一度こういう国に行ってしまうと、物価の高い国に行くのが嫌になる…

ブラジルの場合、人が良いので何度でも行きたくなるのですけどね。



南米美女大国のベネズエラ。


インディヘナ系、ブランカ系、メスチーソ(混血)のモレーナ系。

いたるところで様々な系統の美女を見かけるが、首都・カラカスはとくに多い。

その国を深く知りたいのなら女の子と仲良くなるのが一番!

基本的に英語は通じないので、指差し会話帳は必須。笑



最後に、ベネズエラという国の現状…


最終日前日、カラカス在住の日本人宅でおもてなし頂き、ベネズエラの現状を語って頂き、身震いをする程の衝撃を受けました。

2014年の、死者の出たデモの話等は下調べした時に知識として頭にいれていたのですが、反政府デモ隊と鎮圧部隊との衝突はまだまだ続いており、
ニュース等で発表されている死者数どころか、拉致されて帰ってこない、消えた人達があまりにも多すぎるという事実。

もしトラブルを起こしてしまったり、面倒事に巻き込まれたりしたら、全て消されてしまう、国の根っこがそんなレベルの腐敗の仕方です。

闇レートが現在も上がり続けている様子を見ると、安定どころか、この先どういう情勢になるのか見当もつきません。

釣果、物価は天国。しかし、頼れるはずの警官、医療機関(医療物資が無い、キューバとの政治による不信からの医者の亡命による正規の医者不足等)は地獄。

もし、ベネズエラの釣りや旅に興味があったり目指す人がいれば、自己責任で細心の注意を払うようお願いします。

現在の状況を知った今、自分達は絶対にお勧めはいたしません。