アイマーラ(タライロン)を追いかけて数日が経った。
小さな中洲の岩山から餌をぶっ込むも、キャッチできたのは可愛いサイズばかり。
狙っているサイズは出ていなかった。
一度だけ手応えのあるサイズがヒットするも、根に潜られてしまいキャッチならず…
そして迎えた最終日…
焦る気持ちを落ち着かせ、仕掛けを投入していく…
…
……
………
しかし今日も平和だ…
案の定、日中は殆どアタリが無い…
3時以降に期待か…
日が傾きだした頃、いたるさんがアイマーラ仕留めた。
「そろそろやな…」
二人で喋っていると…
ジッ…ジジジジジッ…!!!
クリック音が鳴り響く…
アタリがあったのはエルホリ70!
「最後のチャンスやな!中西くん、いきなさい!!!」
「いいんですか…??」
「いけ!!!」
「……………」
「ありがとうございます!!!」
少し食い込むのを待って、大きくアワセをいれた!
ロッドが絞りこまれると同時に、
ゴリゴリとラインが岩に擦れる感触が伝わってくる…
ロッドが絞りこまれると同時に、
ゴリゴリとラインが岩に擦れる感触が伝わってくる…
マズい…と、思ったが、
根に潜ろうと突っ込む気配もなく、すんなりと手前に寄ってくる。
小さいアイマーラ??それとも小型ナマズ??
魚種もサイズもわからない。
とにかくゴリ巻きで寄せてくると…
ガバガバッ!!!………ドッパーーーン!!!
…!?
ドス黒い、丸太のような物体がジャンプした。
「グランデ!アイマーラ!!!」
寝ていた漁師のおっさんが飛び起きた!
遂にキタ!!!
魚は手前に走っていたらしく、運良く根ズレは回避できた。
魚は手前に走っていたらしく、運良く根ズレは回避できた。
しかし次の瞬間、グイグイと深みへと突っ走る魚。
とんでもないパワーだ…
岩の上で踏ん張りながら突進を食い止め、強引にリフト!
ガバガバガバッ…!!!
とんでもないパワーだ…
岩の上で踏ん張りながら突進を食い止め、強引にリフト!
ガバガバガバッ…!!!
手前に寄ってきてからも、豪快なエラ洗いとジャンプで抵抗を繰り返す。
デカい…!!!
針はガッチリ掛かっているが、
エラ洗いの度に牙がワイヤーに擦れる。
魚を掛けたのは、
掛かりを重視した、ライトブッコミ仕掛け。
中型魚用ということで、ルアー用ワイヤーを流用していたのだが、
大型魚相手だと少し心もとなかった。
頼む…耐えてくれ!!!
とにかく必死だったが、勝負はあった。
最後はいたるさんがボガでガッチリとランディング!
よっしゃぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!
Rod:TULALA エルホリゾンテ70
Reel:アブ ビッグシューター
Line:PE8号+ナイロンショックリーダー130lb+ワイヤーリーダー
Rig:中通し錘8号+タマン針24号+パヤーラの切り身
アイマラ/Hoplias aimara
まさに淡水のシーラカンス…
カッコええ…
この魚体からは想像もつかない瞬発力。
そしてあの剛力…
太い巨体が全身を出してジャンプした姿は圧巻だった。