2015年3月8日日曜日

南米釣行2015ベネズエラ編 その1…ラストステージ・ベネズエラ…






ラストステージはベネズエラ。

ガイアナ入国時と同様、ブラジル側から歩いて入国。

 元スペイン領のベネズエラの公用語はスペイン語。



一悶着あるだろうと思っていた入国審査…

荷物チェックも無く、ただ入国スタンプを押されただけ。

ラッキーなことに、あっさり入国できた。


入国審査を済ませると、
乗り合いタクシーを捕まえ、ベネズエラ側の国境の町を目指した。



まず最初の目的地は、シウダ・ボリーバル。



首都・カラカスまでの中継点となる町だが、近くにオリノコ川が流れている…


ベネズエラでのターゲットはロイヤルピーコックバス。


自分達が持っている情報は、
この魚種がオリノコ川水系に生息している…という、漠然としたモノのみ。


時間も少なく、それほど奥地に行けない…


魚種的に見て、この辺で釣りすれば意外とあっさり釣れるんじゃないか??


…そんな甘い考えを抱きつつ、
シウダ・ボリーバル行きの長距離バスに乗り込んだ。








バスに揺られ10時間…


途中、何度か検問所があったが、
乗り込んだバスが最安値のボロいローカルバスだったため??全てスルー。

ブラジルからきた別の国際バスは停止させられ、厳重に荷物チェックされていた。


麻薬の密輸が多いベネズエラ。

検問所では軍隊により、荷物チェックをされる機会が多い…

よく聞く話としては…

荷物を全てチェックされた挙句、
別室に連れて行き、身ぐるみ剥がされ丸裸…

金目の物があるとイチャモンつけて盗ろうとしたり、
隙を見つけては現金を抜き取ろうとしてきたり…


タチが悪く、何よりも面倒くさい…


今回もベネズエラでの全日程の中、
数回荷物チェックにあったが、運良く全て無事に突破できた。



次の日の朝にはシウダ・ボリーバルに到着。




 ボリーバル州の州都シウダ・ボリーバルは綺麗な田舎町といったかんじ。










シウダ・ボリーバルのすぐ真横にはオリノコ川が流れている。

ベネズエラは釣り文化が発達しておらず、
ルアーはもちろん、竿やリールなどといった釣り道具はほとんど売っていない。

ここでは釣り人を1~2人ほど見られたが、手釣りでピラーニャを狙っていたのみ…


対岸の中州に渡り、聞き込み開始…

漁師と交渉するが…


「この辺りでパボーン(ピーコックバス)は禁漁だよ。パヤーラ(カショーロ)はいいけど…」

「パボーン(ピーコックバス)を釣りたいならもっと上流に行くんだな…」


返事は決まってこんな感じだった。


残された時間はあと少し…

当初は奥地の町に目星をつけていたが、
距離・日程の関係上、今回は辿り着けないだろうと諦めていた…


しかし、釣りができずに終わるのは悔しい…


この日のうちに空港・バスターミナルへ行き、聞き込みを開始。


…行けるところまで行ってみよう!!!


次の日には奥地の町へ行くバスに乗り込んだ。










奥地の町までは長距離バスで12時間…

後半の5時間ぐらいはひたすら悪路。笑

夜も更けた頃に、奥地の町に行き着いた。


この日はバスターミナル近くの宿で一泊。

次の日は朝から聞き込みを開始した。


「日本人が釣りをしにきた…」


情報は直ぐに回り、
出会ったみんなは一緒に協力者を探してくれた。

おかげで午前中には有力情報を入手。


ボートがあって釣りができるという村に向かった…