2015年3月10日火曜日

南米釣行2015ベネズエラ編 その3…アスー再び…



本流域でロイヤルパボーンを狙った後、
向かったのは少し下流側のラーゴだった。


このラーゴは全体的に浅く、水温はお湯のように温かった。


水系的に見てテメンシスとオリノセンシスがいるため、
ひょっとしたら一発大物も…

期待で胸を膨らませ、ジョーペピーノを投げる…

しかしイマイチ反応がない…


何が違うのだろうか…

試しにミノーでスローに攻めるとアタリがあった。

ひょっとしたら、もしや…


スピナーベイトを結びキャスト!

ミディアム~スロー気味な速度で巻いてくると…


…ガツン!!!




シクラ・オリノセンシス/Cichla orinocensis

ネグロで釣ったものと同種だが、模様の出方が少し違う…




ルアーは出国間際にバクシンさんに作っていただいたモノ。

対大型魚スピナーベイト・グランジャー

大型魚用に強化されたワイヤーとフック。
重量バランス・コンパクトなシルエット的にも、止水のラーゴでは非常に使いやすかった。




この日の状況と釣り方がハマったのか、
いたるさんと二人、パボーンのラッシュが始まった。




タイの釣り友達、ディアウ&メイミーが作ってくれたスピナーベイトでも…




ここまでで釣れたのはオリノセンシスのみ…

テメンシスは一体何処にいるのか…

大きな倒木が絡むエリア…


ブッシュの奥の奥にグランジャーをキャスト。
倒木の際をトレースした瞬間だった…


ドン!!!


…強い衝撃と同時にロッドが絞りこまれた!

水面を切り裂くライン…

魚はボートの真下に突っ込んでいく…


何度も繰り返される突っ込みに耐えていると、大きな頭が浮上!


いたるさんがボガでガッツリ掴んでくれた。




シクラ・テメンシス/Cichla temensis

いるとは聞いていたけど、
まさか出るとは思わなかった…というのが正直な感想。笑

オリノコ水系にもたくさんの支流が存在するが、
ひょっとしたらそのどれかにこいつらの楽園が…

次回の楽しみが広がる1本だった。




もっと釣りしたいけど、帰り移動のことも考えると時間がない…

名残惜しいが、この魚がベネズエラ最後の魚となった。