ガイアナ実釣2日目はピラルク狙い。
昨日のラーゴに行きたいと伝えると…
「もっと良いところがあるぜ!」
…キャプテンオススメの別のラーゴに連れて行ってくれた。
このラーゴは減水により、
ボートで入ることができなかったため、藪こぎにて侵入。
行き着いた先はラーゴの最奥地だった。
息を殺し、ピラルクが呼吸に上がってくるのを待つ…
数は少ないが、このラーゴにも数匹のピラルクがいるようだった。
ラーゴは全体的に浅く、
ルアーを引くとゴミを釣ってしまい釣りにならない…
釣り方にコダワリもなかったため、餌で狙うことにした。
ピラルクはとても警戒心が高いため、離れたところから静かにアプローチ。
呼吸の多いエリアに狙いを定め、遠投!
餌は朝に釣り上げたパヤーラの切り身で、ぶっ込んでボトムにセット。
ピラーニャの猛攻に苦戦しながら待つこと1時間…
たまにラインが引き出されるが、全てピラーニャの仕業…
たまに回収し、餌を付け替える…
そんなことを繰り返していると、
餌はついに最後の1欠片となってしまった。
残ったのは胸鰭回りの硬い箇所。
ピラーニャの猛攻には強いかもしれないが、ピラルクの望みは薄そう…
最後の望みを託してキャスト…
置き竿にし、しばらく待つと…
カタッ…
カタカタカタカタカタ…
リールからクリック音が鳴り響き、
ラインがゆっくりと走りだした。
キタ…!!!
ロッドを握り、ラインを送り込む…
少し待って、大きくアワセをいれた瞬間だった。
ドッパーーーン!!!
ラーゴの中央で大きな水しぶきがあがった。
ピラルクー!!!
ドバドバドバァァァ!!!!!!!
力強くヘッドシェイクを繰り返すピラルク…
ラーゴは全体的に浅かったため、
キャッチまでそれほど時間はかからなかった。
最後は魚を浅瀬に誘導し、無事にキャッチ!
ピラルク/Arapaima gigas
淡水魚の中では最大クラスとなる大型魚で古代魚の一種。
自分の中で一つの目標だったこの魚。
野生のピラルクに出会うことができた…
ただそれだけで満足だった。
口元からチラリと見える歯…
力はとても強く、
抱きかかえている最中に暴れられると当たりどころによっては骨折しかねない。
ロッド:TULALA ミヌアノ(プロト)
リール:シマノ カルカッタコンクエスト400+シマヤ釣具 怪魚ハンドル
ライン:PE10号+ナイロンリーダー200lb+ワイヤーリーダー#30(1M)
バイトマーカー:タイのブンサムランフロート
フック:スーパークエ40号
餌:パヤーラ(カショーロ)の切り身
ピラルクは弱りやすいため、写真撮影は迅速に行う。
写真を数枚撮影した後に一緒に水中に入り、魚体を支えてあげると、
ピラルクはしばらく休んだ後にゆっくりと泳ぎだし、水中へと消えていった。
リリース後、先で呼吸にあがった姿が見れて一安心。
キャプテン、いたるさんとガッツリ握手を交わした。
野性のピラルクに会う…
幼い頃からの夢がまた一つ叶った…