2015年2月21日土曜日

南米釣行2015ブラジル編 その7…肉食な奴等…





ネグロで釣りをすると、
ラーゴに入る機会が多い思う。

ラーゴとは三日月湖のこと。

雨季の増水で冠水したジャングルに魚が入り込む…

ジャングルの中にはたくさんの三日月湖が存在し、
乾季の減水でジャングルに取り残された魚はここに溜まる。

ラーゴは魚の密度も濃く、状況によっては魚が釣り易い…

全人未踏の爆釣ラーゴもあれば、すでに叩きつくされ不発なラーゴも…




行く手を阻む木々をファッコン(山刀)で切り払い、
みんなで協力して船を押し上げ、大木を乗り越える。




水位が低い時は、歩きで進入する時も…

*アハイヤー(淡水エイ)には要注意。

困難な道のりだが、
抜けたその先には様々なフィッシュイーターが待ち受けている。




オスカー/Astronotus ocellatus

グレーボディにレッドベリー…スポットもくっきり!

赤の発色が凄かった個体。




ワイルド感が出ていて、すご~く羨ましい魚。笑




こちらはちょっと違うタイプ、
薄っすらとオレンジ色のストライプが入っている。




TERUさんが作った強波動スピナーが大活躍のようでした。


お次はパイクシクリッド!




クレニシクラ・レンティクラータ/Crenicichla lenticulata

現地でジャクンダと呼ばれるこの魚。

縄張り意識が強く、
大きめのルアーにも果敢にアタックしてくる。




クレニシクラ・ルグブリス/Crenicichla lugubris

ジャクンダはペアで居ることが多く、
1匹釣れるとその後にもう1匹釣れる。

前回釣れなかったため、
この2種は個人的に非常に嬉しかった。




ブラックピラニア/Serrasalmus rhombeus

ナマズのエサ用に釣ったブラックピラーニャ。

竿先で水面を叩き、エサを入れると、どこからともなく現れる…

後ほど大型個体も出てくるので、詳しくはそちらで…




トーピード・パイクカラシン/Acestrorhynchus falcatus

現地名…ヴェーワ

どこにでもいて、
どんなルアーにでもちょっかい出してくる魚。

ガイド曰く、味は不味い…

試しに食べようと思いキープしていると、こっそり捨てられた。笑




マーブルハイドロシナスガ-/Boulengerella maculata

現地名…ビック-ダ

岸際やカバー下の表層にサスペンドしており、
ルアーが通れば果敢にアタックしてくる。




タイガー・ショベルノーズキャット/Pseudoplatystoma fasciatum

現地名…スルビン

とあるラーゴでお昼の食料調達、
トゥクナレの切り身をぶっ込んでいたら、勢いよくラインが走った。




トルクよりもスピード感が半端ない…スピード系ナマズ。

ガイドのジェットリオもスルビンとピララーラ(レッドテールキャットフィッシュ)をキャッチ!




ドルフィンキャットの一種/Ageneiosus sp.

エサでの五目釣り中に釣れたドルフィンキャット…

着水した魚の切り身を食ってきた。




東南アジアのパンガシウス系ナマズを思わせる顔。

可愛すぎる…

別れを惜しみリリース。笑




モトロ/Potamotrygon motoro

現地名…アハイヤー・モトロ

ナマズ釣りの外道で良く掛かる淡水エイ。

今回はモトロの数が以上に多く、かな~り悩まされた。




釣り上げると同時に、
ボートの際で毒針と棘のついた尻尾を振り回してくる。

非常に危険なため、ガイドがファッコンで尻尾を切り落とす…


この夜はナマズ釣り中に、モトロが4ヒット…

そのうち3回は同じ個体という。笑


尻尾を切り落とされ、何度釣られても食いついてくる…

エイのバカさ加減を思い知った夜だった。