ネグロで釣りをすると、
ラーゴに入る機会が多い思う。
ラーゴとは三日月湖のこと。
雨季の増水で冠水したジャングルに魚が入り込む…
ジャングルの中にはたくさんの三日月湖が存在し、
乾季の減水でジャングルに取り残された魚はここに溜まる。
ラーゴは魚の密度も濃く、状況によっては魚が釣り易い…
全人未踏の爆釣ラーゴもあれば、すでに叩きつくされ不発なラーゴも…
行く手を阻む木々をファッコン(山刀)で切り払い、
みんなで協力して船を押し上げ、大木を乗り越える。
水位が低い時は、歩きで進入する時も…
*アハイヤー(淡水エイ)には要注意。
困難な道のりだが、
抜けたその先には様々なフィッシュイーターが待ち受けている。
オスカー/Astronotus ocellatus
グレーボディにレッドベリー…スポットもくっきり!
赤の発色が凄かった個体。
ワイルド感が出ていて、すご~く羨ましい魚。笑
こちらはちょっと違うタイプ、
薄っすらとオレンジ色のストライプが入っている。
TERUさんが作った強波動スピナーが大活躍のようでした。
お次はパイクシクリッド!
クレニシクラ・レンティクラータ/Crenicichla lenticulata
現地でジャクンダと呼ばれるこの魚。
縄張り意識が強く、
大きめのルアーにも果敢にアタックしてくる。
クレニシクラ・ルグブリス/Crenicichla lugubris
ジャクンダはペアで居ることが多く、
1匹釣れるとその後にもう1匹釣れる。
前回釣れなかったため、
この2種は個人的に非常に嬉しかった。
ブラックピラニア/Serrasalmus rhombeus
ナマズのエサ用に釣ったブラックピラーニャ。
竿先で水面を叩き、エサを入れると、どこからともなく現れる…
後ほど大型個体も出てくるので、詳しくはそちらで…
トーピード・パイクカラシン/Acestrorhynchus falcatus
現地名…ヴェーワ
どこにでもいて、
どんなルアーにでもちょっかい出してくる魚。
ガイド曰く、味は不味い…
試しに食べようと思いキープしていると、こっそり捨てられた。笑
マーブルハイドロシナスガ-/Boulengerella maculata
現地名…ビック-ダ
岸際やカバー下の表層にサスペンドしており、
ルアーが通れば果敢にアタックしてくる。
タイガー・ショベルノーズキャット/Pseudoplatystoma fasciatum
現地名…スルビン
とあるラーゴでお昼の食料調達、
トゥクナレの切り身をぶっ込んでいたら、勢いよくラインが走った。
トルクよりもスピード感が半端ない…スピード系ナマズ。
ガイドのジェットリオもスルビンとピララーラ(レッドテールキャットフィッシュ)をキャッチ!
ドルフィンキャットの一種/Ageneiosus sp.
エサでの五目釣り中に釣れたドルフィンキャット…
着水した魚の切り身を食ってきた。
東南アジアのパンガシウス系ナマズを思わせる顔。
可愛すぎる…
別れを惜しみリリース。笑
モトロ/Potamotrygon motoro
現地名…アハイヤー・モトロ
ナマズ釣りの外道で良く掛かる淡水エイ。
今回はモトロの数が以上に多く、かな~り悩まされた。
釣り上げると同時に、
ボートの際で毒針と棘のついた尻尾を振り回してくる。
非常に危険なため、ガイドがファッコンで尻尾を切り落とす…
この夜はナマズ釣り中に、モトロが4ヒット…
そのうち3回は同じ個体という。笑
尻尾を切り落とされ、何度釣られても食いついてくる…
エイのバカさ加減を思い知った夜だった。