釣りをしていると時間が経つのも早いもんで、
この村に来て釣りをする予定だった四日間が終了。
余裕ができれば残った日数で他の水域を見て回ろうかと考えていたが、
今回の旅の一番の目的魚が…そして、自分がいま最も釣りたい魚がここにいる。
いたるさんと話し合った結果、
この村での釣りを延長することに決定した。
チャンスをくれたいたるさんには本当に感謝だ。
「お前がアロワナを釣るまで協力するぜ!!」
延長を了承してくれたキャプテンもやる気満々だ。
そして迎えた延長戦。
5日目の釣りがスタートした。
実は最終日の夕マズメに大型のサラトガに口を使わせるも…
硬い口にフックが掛かりきっておらず、最初のジャンプでルアーが飛ばされてしまった。
口が硬いサラトガのフックアップの難しさを痛感。
フックサイズを一回り、二回りと上げていき、
派手なアタックに対してもフックを口周りで拾わせる作戦に。
選んだのは掛かり重視。イチカワフィッシングのカマキリトレブルだ。
ルアーの浮力を殺さず、アクションを損なわないギリギリのバランスでセッティング。
そして迎えた延長戦。
5日目の釣りがスタートした。
実は最終日の夕マズメに大型のサラトガに口を使わせるも…
硬い口にフックが掛かりきっておらず、最初のジャンプでルアーが飛ばされてしまった。
口が硬いサラトガのフックアップの難しさを痛感。
フックサイズを一回り、二回りと上げていき、
派手なアタックに対してもフックを口周りで拾わせる作戦に。
選んだのは掛かり重視。イチカワフィッシングのカマキリトレブルだ。
ルアーの浮力を殺さず、アクションを損なわないギリギリのバランスでセッティング。
バラ相手に試してみると、
食いが浅いバイトも高確率で掛け、キャッチに持ち込んでくれた。
食いが浅いバイトも高確率で掛け、キャッチに持ち込んでくれた。
これならいけそうだ…
そしてその時は唐突に訪れた。
朝一にいつものエリアを打ち終え、時計を見ると8時過ぎ…
サラトガの時合いが終了し、
いつもならバラでも釣って遊ぼうか…
ボート上ではそんな空気が流れ出す頃合だ。
少しでも可能性があるのであれば…
ひたすらにキャストを続け、
ブッシュが少し張り出したエリアに差し掛かったところで…
バシュッ!!!
水面を切り裂くような鋭いバイト!!
…!?…
「アロワナーーーーーー!!!」
オールを漕ぐキャプテンが叫ぶ。
水面でギラリと反転した魚体に違和感を感じ、もしや…と慎重にファイト。
期間中に釣りまくったバラとは明らかに違う手ごたえ…
「ああ!こいつは間違いなくサラトガだ!!」
本命のヒットに一気に緊張感が高まる船上。
そして近距離で掛けたため、まだまだ元気なサラトガ。
水面を割って飛び上がる姿はまさに昇竜だが、
ファイトなんて楽しむ余裕もなく、ただただハラハラさせられた。
…この魚だけは確実にキャッチしたい…
あと少しだ…頼む!!
最後の最後には、
偶然にも近くで漁をしていたキャプテンの奥さんも加勢に加わった。
ネット代わりの収穫カゴ受け取るキャプテン。
そして豪快に掬い上げた!!
「いよっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
「アロワナァァァァァァ!!!」
種類として決して珍しいわけでもない。
特別大きいわけでもない。
特別大きいわけでもない。
この魚に対する憧れ以上に、今回は状況的に、
自分にとって価値のある特別なイッピキに違いなかった。
釣れてくれて本当にありがとう。
初めましての、
そしてまたイッピキ、記憶に残る魚が増えた。
…ノーザンサラトガ…
このイッピキとの出逢いを通して…
本当に嬉しかったのは、魚をキャッチできたこと以上に、
この魚を釣らせようと頑張ってくれたみんなの気持ち。
みんなの気持ちに応えることができてよかった。
いきなり押しかけてきた良くわからん日本人に快く協力してくれたキャプテン。
修行のような釣りに付き合ってくれ、ラストチャンスをくれたいたるさんに本当に感謝です。
みんな本当にありがとう!!