初日の釣りを終えて、
次の日からダナウに繰り出す毎日が続いた。
サラトガの活性が高いのは朝・夕マズメということで、
午前の部は4~10時、午後の部は3~6時と二部に分け、共に竿を振り続けた。
日中になると反応が全く無くなるため、体力温存のため村に帰って昼寝。笑
釣って、食って、寝る。
夢のような毎日だが、
初日以降、サラトガの反応は皆無。
初日のこともあって余裕かと思われたが、ダナウ全域を攻めてみた結果、
サラトガの潜むエリアはとても狭く、居着いているスポットもかなりピンなイメージだった。
自分たちが釣りをしているだけでも、
相当なプレッシャーがかかっていそうな雰囲気。
日によって場所を休めたり、
湿原内に点在する水路にボートで分け入ってポイント開拓したり…
いろいろ試すも、
出逢う確率を上げるためはとにかくキャストを続けるのみ。
ご機嫌斜めなサラトガに悩まされる毎日だが、
そう、このダナウにはもう一種類のターゲットが棲息している。
バラマンディだ。
ちなみにここではカカップと呼ばれていた。
純淡水域のブラックウォーター。
このダナウで釣れるバラはゴールデンな個体が大半で、
釣れる度にそのカッコいい魚体に見惚れてしまうこともしばし。
トップにも反応が良く、
ペンシルの激しいアクションで下から誘い出し、一瞬の食わせの間を入れると激しく水面が割れる。
地域や魚種、シチュエーションは違うが、
慣れ親しんだアマゾンのピーコックバスに近しい釣り。
岸際をスローアクションで攻めてサラトガが出なければ、
テンポを上げて激しくアクションさせてやると、少し沖目でバラが水面を割る。
タフなサラトガ釣りの合間に程よく遊んでくれる、ここでは癒しの存在。
お馴染み、シルバーな個体も。
ブラックウォーターだから金色…という訳でもなさそうだ。
Huerco:XT610-4C
SHIMANO:スピードマスター200
PE6号+ナイロンリーダー80lb
バクシンスナップ#2
タックルハウス:K-TEN BKF115
ICHIKAWA FISHING:カマキリトレブル88X5#1
ただ巻きに時折巻きジャークを加え、
広範囲を探っていく、比較的スローテンポな釣り。
静から動へ移行する時の、いきなりひったくられるアタリがなかなかに気持ち良い。
サラトガと同じく、バラの反応が良いのも朝・夕マズメ。
少し沖を回遊しており、
群れにあたるとダブルヒットは当たり前でしばし入れ食いになることも。
釣り上げたバラはキャプテン家族へのお土産として、
そして自分たちの食料として良型を適度にキープ。
お前ら遊びに行き過ぎや!!
…と、キャプテンの奥さんの逆鱗に触れないよう。
次の日も無事に釣りに行けることを願って。笑
沖の回遊狙いだと、ヒットするサイズはほぼ同じ。
日によってシルバーな個体が連発することもあった。
大~小…様々なルアーを試してみたけれど、
ビッグベイトやビッグペンシルなどの大きめなルアーは今回不発。
野池のバス釣り感覚。
可愛いサイズだが、
岸際をトップで流し打つととにかくボッコボコ。
釣りとしては最高に楽しい!!
…けれど、サラトガは何処へ。。