2017年7月26日水曜日

~微笑みの国2017・雨季~



今年二度目のタイに行ってきました。





今回はプロモーション用の素材撮影や営業などでタイに訪れたのだけれど、
期間が長くとれたというのもあって、タイの南部と北部を転々と…





タイの釣り仲間、FishingEZのメイミーとディアウ。

タイをはじめ、東南アジア各国で多大な人気を誇る有名アングラーの二人だ。

常に多忙な彼らだが、貴重な時間を割いて今回の釣行に動向してくれた。


昨年度はタイに行けなかったので、一年半ぶりの再会かな??

他のみんなも相変わらずでホッとした。





これまでタイで野生魚を狙いの場合、乾季に訪れることが殆どだった。

水位によっては狙いにくい魚種が多かったり、状況が読めず最悪釣りにならない可能性も…
というのが大きな理由だったが、
中には雨季の方が狙いやすい魚種もおり、今回はあえてこの時期を選択。

雨季のタイを楽しむ事にした。











彼らの地元・チョンブリーにて、シャドー釣りに同行させてもらったり…





夜は宿の近所にて、野生のトッケイヤモリを捕まえたり…








*観察後にリリース。








精がつく食べ物もいろいろ食べて…





チョンブリーから9時間のロングドライブを経て、
やってきたのはミャンマーとの国境、サルウィン川水系のとある支流。





ここで狙うのは今回の旅の本命・バガリウスという鯰。

タイ名はプラーケー。





プラーケー釣りに詳しい、地元釣り師のモッさんと合流して作戦会議。

ハンドメイドミノーで数々のプラーケーをキャッチしてきたという。

これまでの釣果写真を見せてもらって、一同ワクワク。


「バガリウス」と聞くと鮫のような形の大鯰「バガリウス・ヤレリー」を思い浮かべる方も多いかと思うが、
今回狙うのは近縁で小型種…「バガリウス・バガリウス」と思われる種類だ。

大型種は餌のブッコミ釣りで狙うことが多いみたいだが、
小型種は積極的にルアーを追うため、地元のルアー釣り師からは人気が高いターゲットフィッシュになっているようだ。


雨季の始まりということで、滞在期間中は強い雨が一晩中降り続くこともあった。

水の濁りが酷いが、バガリウス狙いであればグッドコンディションだという。


雨の中、忍耐の釣りになったが、
それでもなんとか魚の姿を拝むことができた。





まだまだ可愛いサイズだが、姿を見せてくれたのは本命のプラーケー。





小さくてもバガリウス。

流水域に特化し、完成されたフォルム…とてもカッコいい魚だ。


三日間で二本のプラーケーに出逢うことができた。

メイミーとディアウも同クラスのプラーケーを二本キャッチ。

彼らにとっても初魚だったらしく、魚が姿を見せる度に一同歓喜。





Huerco:XT711-5S
SHIMANO:ツインパワーSW4000XG
PE2号+フロロ5号+バクシンスナップ#1
リストラップ4・クラッチMR





いろいろ試してみたが、ヒットルアーは小型のクランクベイト。

ラパラのリストラップ4やラッキークラフトのクラッチMRなどが活躍してくれた。

プラーケー狙いには小型ルアーが有効らしく、
地元の釣り師達が結んでいたルアーも5センチ以下のミノーやクランクばかり。

ポイントは浅いゴロタ場。

流れが速く、急流の中でも破綻せず泳ぎきってくれるルアー選択が重要だった。

この支流で釣れるバガリウスは最大で1メートル、10㌔クラスまでとのこと。

写真も見せてもらったが、本流筋ではさらに大型がいるみたいだ…


バガリウス・ヤレリー種かな??


今回釣りしたポイントの上流部では、
プラープロワンやプラープロヴィエンと呼ばれるマシール系の魚も狙えるとのこと。

次回、乾季にも是非訪れたいと思う。





回数を重ねれば重ねるほど、
新しい発見や出会いがあり、楽しさが増すのもタイのいいところ。

今回も全ての行程でタイの友人にお世話になった。

共に釣りし、イッピキの魚に一喜一憂できる仲間。

自分は本当に人との縁に恵まれていると思う。

これからも人と人との繋がりを大切にしたい。



さて、次は自分達が彼らをおもてなしする番だ。

日本でどんな釣りを見せてくれるのか…今からとても楽しみ!