2016年11月16日水曜日

大切なお知らせ。

この度は私事につき恐縮ではございますが、2016年10月をもちまして、エクストリーム社を退社させて頂きましたことを、この場をお借りしてご報告させていただきます。




私自身が釣り業界に携わるキッカケとなった人物であり、心の恩師、小川健太郎氏との初めての出会いは自分がまだ高校生の頃でした。顔合わせをして間もない頃、小川さんの口から聞いた「初めて釣ったイッピキの価値」。最初はその言葉の意味が分からず、誰よりも多くの魚が釣りたい。また誰よりも大物を求めてしまう釣り人でした。TULALAブランドが始動してからはTULALAスタッフとして、小川さんと共に日本各地を釣り歩き、時に海外に飛び出すことも。数釣りでも記録狙いでもない…初めての魚に出会えた喜びと感動。ただ魚を釣り上げるということ以上に、それに至るまでのプロセスを楽しみ、魚を追いかけることについつい夢中になってしまう自分がいました。「初めて釣ったイッピキの価値」この喜びはアマゾンのピラルクも近所の小川のメダカも自分の中では同じ。まだ釣ったことのない魚やワクワクの数だけ楽しみがある。





今思えば、今の自分の釣りの原点は小川さんのあの言葉であり、今日の自分があるのも後輩として、時に弟分としてよく面倒を見てくださった小川さんと、今日まで関わってくださった皆様のおかげです。

お世話になったエクストリーム社、そしてTULALAというブランドを離れることになりますが、大好きな釣りという遊びを通して伝えていきたいこと。釣りという遊びに関わる仕事をする上で自分自身がどうしていきたいのか。誰の意見でもなく、今後、自分自身のライフワークの中における釣りとこれからの生き方を考えた上で選んだ道であり、最終的に自分自身が下した決断です。
今日まで関わりを持っていただいた皆様、ひとりひとりにご挨拶できなかったことをどうかお許しください。

TULALAと共に歩んだ6年間の中で釣り人として、また人間として成長できた貴重な時間や経験、応援していただける多くの方々との出会いは自身の中で決して消えることのない貴重な財産であり、共に成長してきたTULALAというブランドを、今後も応援する立場であることに変わりはありません。




今日までお世話になって皆様への感謝の気持ちを忘れることなく、新たなステージに向かって一歩づつ前進していきたいと思います。
こんな私ではございますが、これからも暖かく見守って頂けましたら幸いです。皆様、本当にありがとうございました。そして、今後ともよろしくお願いいたします。


ペスカトーレ中西