2016年4月20日水曜日

完成!TULALA エルホリゾンテ70!




TULALA エルホリゾンテ70





長いテスト期間を経て、遂に完成形となりました!


約2年という開発期間の中で、南米~パプア~東南アジア~国内…
様々な国や地域を巡り、テストが繰り返されてきました。

釣り竿としての性能は勿論のこと、
釣り旅をする上で重要な持ち運び面など、釣り旅に必要とされる理想の竿の形を追求。

ブランクス性能に妥協したくなかったため、
幾多のトライ&エラーを繰り返したが故に開発期間が長くなってしまいましたが、その分、最高のモノに仕上がってます。

一緒にテストしてくれた友人達にも感謝です!


ロッドについてご質問頂く機会が多いので、まとめて書いてみました。

以前に書いた内容と被る部分はありますが、お読み頂ければ幸いです。


↓↓↓


エルホリゾンテ70…すべての始まりはバスフィッシング。






私自身、釣りの始まりはバスフィッシングでした。

自転車に乗り、野池や川を回るランガンスタイル。

たくさんの釣り場を回り、魚とコンタクトできるチャンスを増やしたい…

一本の竿で可能な限りなんでもやりたい…

機動性重視というのもあり、釣り場に持っていく竿は一本のみでした。






ブラックバス以外の魚を狙いだしてからも一本の竿で何でもやりたい…

その部分は変わりませんでした。

対象魚や場所・釣り方が変われば、
それに応じた専用タックルを使う方が良いというのは言うまでもありません。

ただ、初めての釣り場で、初めての釣りをする場合、
遠征先での限られた日数・時間のことを考えると、慣れないタックルを振り続けるのはちょっと心もとない…

たとえ魚を掛けたとしても、不慣れなファイトで魚を逃してしまうかもしれない…





バスロッドは用途的に万能なものが多く、応用範囲も幅広かったため、様々な釣りに流用。

サイズ問わず、最初のイッピキと出逢うために…

国内外問わず、メインとなったのは使い慣れたバスロッドでした。





ただ、大型魚相手であったり、予想外なサイズがヒットするかもしれない状況では、パワーと強度が欲しい…

実戦でそう思える状況が多々あったため、エルホリゾンテ70はバスロッド並の使用感・操作性を持たせながらもブランクスを強化。

ロッド全体的な強度とパワーを引き上げ、ある程度の大型魚とのファイトにも対応できるよう設計しました。






海のオフショアにおけるライトジギングから、海外のルアー・餌釣り。

…何がヒットするかわからない。

また、何を狙うことになるかわからない…

予想外なサイズ・魚が掛かった場合でも、ある程度対処でき、魚をキャッチすることができる…

目指したのはそんなロッドです。






ロッドの雰囲気的には…ティップはソフトですが、バットは強靭。

全体的に張りがあって、負荷がかかると竿先から絞りこまれるように綺麗に曲がる…





10~14センチ前後のプラグ全般が扱いやすいですが、
ティップはソフトかつ、張りのあるブランクス設計のため、下は軽量な8センチクラスのミノーやトッププラグまで扱えます。

バット部は強靭かつ、トルクを持たせてありますので、
ロッド全体でタメながらキャストすれば、3オンスクラスのビッグベイトや大型プラグも余裕でキャスト可能です。





またブランクス全体に適度な張りをもたせてあるため、
テキサスリグやラバージグなど、ワーミングにおける使用感も向上。

巻き抵抗のかかる巻物系プラグを使用する場合、
アタリと同時にスィープにガッチリと掛けていける、幅広いルアー・釣り方・魚種を想定した、
ヘビーバーサタイルなブランクス設計となっております。









ルアー、餌…淡水、海水…魚種・釣り方・フィールドは問いません。











普段のチョイ釣りから、海外・国内の釣り旅に連れていける頼れる相棒的一本として…

全ては初めてのイッピキに出逢うために…



エルホリゾンテ70が行き着いた変則3ピースという形。



海外・国内問わず釣り旅は常に移動の連続。航空機は勿論、海外では電車や高速バスなどの公共交通機関を利用する機会が多く、その際に大切なロッドはトラブル無くコンパクトに持ち運びたいもの。そうなってくると4ピースや3ピースなど、継数を多くしたパックロッドが理想形となります。
しかし継数が多くなることによって起こりえるロッドの強度低下。強度を補おうとするがためにブランクスは必然的に厚くなり、不必要な硬さ、また重くなってしまい、使用感が損なわれるなどの問題点がありました。
硬く、重いロッドでも魚はキャッチできます。しかし、魚に出逢う過程の中で、釣りという行為自体も楽しみたい。それが釣り人。国内の普段の釣りから、見ず知らずの海外へ行った時に相棒となるロッド…自分の釣りを展開し、まだ見ぬ魚に出逢うために…訪れる数少ないチャンスを逃さないためにも、ブランクス性能は妥協したくないというのがありました。




ブランクス性能を殺すこと無く、コンパクトに収めるにはどういったロッドが必要なのか…エルホリゾンテ70が行き着いたのが変則3ピースという形です。
柔軟なティップ~ベリー部のブランクスピース(136㌢)・強靭なバットピース(46㌢)・グリップピース(46.5㌢)の三つのセクションに分かれており、バット箇所とグリップ箇所で継ぐことのできる変則3ピース設計のため、ティップ~ベリーセクションで継ぐ4ピースロッドに有りがちな、先重り感を低減することに成功。
持ち運びの際はブランクスピースは塩ビ管などのロッドケースに、バットピースとグリップピースは束ねて、バックパックやスーツケース内に納めることでコンパクトに収納できます。




#1.ティップ~ベリー部のブランクスピース(136㌢)

#2.バットピース(46㌢)

#3.グリップピース(46.5㌢)


仕舞寸法はアベントゥーラ59やミヌアノ64と同じ136センチ。海外に持ち込む機会の多いTULALAショートロッドシリーズと合わせて持ち運びやすいレングス設計です。これにより、7フィートクラスのロングロッドでありながら、ブランクス性能を殺すこと無く、ショートロッドと共にショートバズーカで世界を飛び回ることが可能となりました。




TULALA エルホリゾンテ70
Code:EH70
Action:RF
Length(ft):70
Forded Length(cm):136
Rear Grip Length(cm):31.5
Rod Wt.(g):195
Mono Line(lb MAX):20lb
PE(# MAX):6
Cast Wt.(g):6~100
Price(¥ 税別):39,800



普段のチョイ釣り~釣り旅に連れていける頼れる相棒として…




真の釣りキチに贈る一本です!

初回発売時期につきましては2016年8~9月頃の予定です!

値段や発売時期が正式に決まってから告知しようと思っていたのですが、
ありがたいことに初回分はほぼ注文で埋まってしまっているそうで…

初回分の枠がまだ若干残っておりますので、
必要という方はTULALA取り扱い店舗さんまで、宜しくお願いします!