2019年12月25日水曜日

東パプア釣旅2019 その9…別れ。




この地での釣りが終わり、あとは帰るだけ。




次の日の昼過ぎの便で出国なので、
この日のうちにポートモレスビーに戻らなければならない。


荷物のパッキングを終えて村の停留所に向かうと、
おっさん、奥さんと娘達、キャプテンやスキッパーの兄ちゃん。

みんなが見送りに来てくれた。


最後はPMBに乗って感動のお別れ…の予定やったけれど、肝心のPMBが停まってくれない。

通りかかるPMBを片っ端から停めにかかるも既に満員状態で乗せてもらえず。。



そんなこんなで気がつけば辺りは真っ暗に…

今日はダメだな…停留所にいた他の客は諦めて帰っていき、気がつけば自分達だけ。


考えが甘かったな。まさかこんなに苦戦すると思わなかった。。


奥さんがご飯を作ったからウチにおいでーと、呼びに来てくれたり、
蚊除けのためにみんなが火を起こしてくれたり。


最後の最後までお世話になってしまったな~

いろいろあったけれど、みんなやこの村ともお別れか…



シンミリしているとおっさんが一台のトラックを捕まえた。


マッドグラブ(ノコギリガザミ)の輸送トラックらしく、荷物の空きスペースであれば乗せてくれるとのこと。


「いろいろあったけれど、お前達と過ごした日々は楽しかったぜ!またな!!」

「ああ。おっさんもありがとう!!」


おっさんと握手を交わし、荷台に乗り込むとトラックは猛スピードで急発進!


みんなのライトの光はあっという間に見えなくなった。


暴走トラックに揺られる事、数時間。


深夜過ぎにはポートモレスビーに到着し、安宿に転がり込んだ。


帰りはフィリピンを経由し、マニラで一泊した後に日本へ。

今回は無事帰国することができた。


最初は物価が高く、貧乏旅に向かない国だなーと思ったけれど、
人は優しく、自然も豊か。

一度訪れれば、何度でも再訪したくなる気持ちが分かる気がする。




思い起こせばいろいろあったけれど、終わってみればほんと楽しい日々だった。

二年連続でパプアに行ってしまったけれど、まだまだパプアの旅は終わらない。


あの魚たちに出逢うまではね。