TULALA El Horizonte70
自身初モデルのTULALAとして、現在テスト・開発中のこのモデル。
私自身が、欲しい!…と思っていた竿を形にしただけなのですが、
近頃はこの竿について、お問い合わせをいただくことも多々あるので、
少しご紹介させていただきたいと思います。
全ての始まりはバスフィッシング。
私自身、釣りの始まりはバス釣りでした。
自転車に乗り、野池や川を回るランガンスタイル。
たくさんの釣り場を回り、魚とコンタクトできるチャンスを増やしたい…
一本のロッドで可能な限りなんでもやりたい…
機動性重視というのもあり、
釣り場に持っていく竿は一本のみでした。
ブラックバス以外の魚を狙い出してからも、
一本のロッドで何でもやりたい。
…その部分は変わりませんでした。
対象魚や場所が変われば、
それに応じた専用タックルを使う方が良いというのは、言うまでもありません。
ただ、初めての釣り場で、初めての釣りをする場合、
遠征先での限られた日数・時間のことを考えると、慣れないタックルを振り回し続けるのはちょっと心もとない…
たとえ魚を掛けたとしても、不慣れなファイトでバラしてしまうかもしれない…
バスロッドは用途的に万能なものが多く、
その応用範囲も広かったため、様々な釣りに流用。
サイズ問わず、最初のイッピキと出会うために…
国内外問わず、メインとなったのは使い慣れたバスロッドでした。
ただ、大型魚相手であったり、
予想外なサイズがヒットするかもしれない状況では、あと少しパワーと強度が欲しかった…
実戦でそう思える状況が多々あったため、
EH70はバスロッド並みの使用感・操作性を持たせつつ、バッド部を強化。
ロッドの全体的な強度とパワーを引き上げ、
ある程度の大型魚とのファイトにも対応できるよう設計しました。
海のオフショアにおけるライトジギングから、海外でのルアー・餌釣り。
…何がヒットするかわからない。
また、何を狙うことになるかわからない…
予想外なサイズ・魚が掛かった場合でも、ある程度対処できる…
目指したのはそういうロッドです。
テストも兼ねて、EH70は今回の南米釣行にも連れて行きました。
想定したのはアマゾンにおける、陸っぱりでの使用。
強い流れの当たる岩場の急流地帯などにおいて、
ボートからの釣りが難しく、強制的に陸からの釣りを強いられてしまう状況。
ひょっとしたらガイド・ボートが確保できず、陸っぱりを強いられてしまうかもしれない…
初めて行く土地…
釣り場、魚種…
全て手探り…
どういう釣りになるかわからない…
そんな中で自分の釣りを展開し、初めての魚と出会う。
今回の釣行では非常に心強い存在であり、頼れる相棒として活躍してくれました。
口周りが硬い魚相手でも、
バイト時にソフトなティップで瞬時に食い込ませ、硬い口元をシャープに貫く…
止水・流水域問わず、
ガッツリ掛けていける仕様のロッドとなってます。
自分が南米へ行っている間に、
日本ではTULALAフィールドモニターのゆうちょんがテストしてくれていました。
岩手のボートロックで大型アイナメ&ソイをガンガンに釣ってきた!
…とのことでしたが…
帰国後に釣果写真が着弾したので少しご紹介させていただきます。
*以下、ゆうちょんのブログから転載。
10月のタイ遠征でも活躍したこのロッド。バラマンディのようなパワーファイターとも安心のファイトができるタフさ、バッドパワーと、細かなルアーの操作性、取り回しの良さを兼ね備えている、私のように一応”女”の私にも使いこなせるであろうなんともhappyなロッドなのだ。
そこでこの岩手のハードロック。1ozものテキサスを水深30m~40mの海底で操らなければいけないこの釣り。しかも起伏の激しい岩礁帯。そこから瞬時に魚を引き剥がしてゴリ巻きしてこなければいけない。PE1.5号に16lbのラインシステムだけど、粘りがあってタメが効くからフルドラグでデカいのが掛かっても怖くない。怪獣を余裕で浮かせるパワーがあって、でも強すぎない。強いけど強くない、これ大事。ヘビーだと安心感はあるけど疲れて釣りが楽しくなくなってくるから。
流石…ゆうちょん!
良い釣りしてんなぁ…デカソイは個人的にメチャクチャ羨ましい。笑
南米釣行と期間が被り、東北ロック参戦は厳しかったため、
とてもありがたいテスト報告でした。
ヘビーバーサタイル・ベイトロッドとして…
女性釣り師にも自信を持ってオススメできる一本になる予定です。
ルアー、餌…淡水、海水…
魚種・釣り方・フィールドは問いません。
国内外問わず、
連れていくと安心な頼れる相棒的一本として…
El Horizonte 70
納得いくまでテストし、世に送り出したいと思っておりますので、
リリースまでもうしばらくお待ち頂ければと思います。