2015年2月18日水曜日

南米釣行2015ブラジル編 その4…ネグロブラックタライロン…





ネグロ・ファーストアタックのメンバーが帰ってきて、二日後のこと…


前日に買い込んでいた、

水分・食料・氷…

そして大量のガソリン…


必要物資をアルミボートに積み込み、ネグロ・セカンドアタック開始!

(自分といたるさんにとっては、今回がファーストアタック。)

船を走らせ、目的の釣り場を目指した。

選んだ釣り場は、魚のサイズは選べないが、
魚種・量、共に豊富なネグロ支流河川…




今回はアルミボート四艇で船団を組んでの釣行。

一艇は荷物船で、三艇が釣り船。
それぞれに釣り人二人、ガイド一人が乗りこみ釣りをする。

ちなみに、去年はアルミボート一艇のみの単独釣行。


キャンプスタイルのため、基本的にはジャングル内で野宿。
その日の釣りが終われば、良さげな場所にハンモックを張る…

このスタイルだと、
ベース地からの移動にかかる、時間的無駄が少ないため、
朝、夕マズメの良い時間を逃すことなく、長時間、釣りをする事が可能。

水位が浅いと、ホテルボートでは行けない…
そんな場所にもガンガン入ることができるし、状況が悪い場合、直ぐに釣り場移動できる。

主食は釣った魚。

コスト的に最低限なので、かかる費用もかなり安い。




バルセロスから釣り場へ向けての移動区間、
その日の食料調達のため、浅めのワンドに入った時のこと…


予定通り、タライラーの猛攻に会い、
すぐに食料調達完了!


引き返そうとした時に何気なく投げた一投…

着水したペンシルに、黒い影が飛びかかった!


…!?…


これはもしや…と、思い慎重にファイト。

水中から姿を表した黒い魚。

体色が異様に黒いから…だけでなく、
タライーラと何か雰囲気が違う。




ブラックタライロン??

以前、TERUさんから、「数は少ないがネグロに居るよ。」…と聞いていた魚。




ブラックタライロン/Hoplias curupira

近くで釣りをしていたTERUさんに見ていただいたところ、
正真正銘のブラックタライロンとのことだった。

淡水のシーラカンスを思わせる風貌…
名前通りの黒い体色、頭は丸みを帯びており、ボディは全体的に太め。




ブラックタライロンは小型種。
大きくならないけれど、小さい魚体に古代魚・タライロンの魅力が詰まっている気がした。

突然の出会い過ぎて拍子抜けやったけど、
いずれ出会いたいと思っていた魚…会えて嬉しかったな~




近縁種だけど、タライーラも今回よく釣れた。

ホーリー/Hoplias malabaricus var










タライーラは浅場に群れており、
トップ・アンダー問わず、ガンガン襲い掛かってくる。

その獰猛さゆえ、リリース直後、
同じ個体が同じルアーに再度アタックしてくることも…

タライーラエリアに入ろうものなら、何を投げても金太郎飴状態…

釣りのターゲット的に見て、タライロンに比べ、とても低い扱いを受けるタライーラ。

タライロンには劣るけど、古代魚チックな見た目…

個人的には、かっこ良くていい魚だと思う。


鋭い牙で、ぶっといリーダーをあっさり切っていくし、
プラ製ルアーも簡単に穴空けられちゃうもんで、たまーに厄介な存在ではあるけどね。笑












写真四枚目までと、六~九枚目写真のタライーラはおそらく別種。

*知っている方がいらっしゃいましたら、ご教授ください。



ちなみにこのネグロ釣行の期間中、
嬉しい事に、もう1本のブラックタライロンに出会うことができた。






小型魚狙いのスピナーに襲いかかった個体。

ブラックタライロンは小型種。

しかしその小柄なボディから想像できない、
トルクのあるファイトとジャンプで楽しませてくれた。




上がホーリーの一種で、下はブラックタライロン。




下顎から鰓にかけて広がりを見せる…これがタライロンの特徴だとのこと。
タライーラはここの箇所の開きが狭く、「人」という字の形をしていた。




いずれ、そのうち…

会いたいと思っていた魚…ブラックタライロン。


また、ネグロで再会したいものです。