ネグロ・ファーストアタックのメンバーが帰ってきて、二日後のこと…
前日に買い込んでいた、
水分・食料・氷…
そして大量のガソリン…
必要物資をアルミボートに積み込み、ネグロ・セカンドアタック開始!
(自分といたるさんにとっては、今回がファーストアタック。)
船を走らせ、目的の釣り場を目指した。
選んだ釣り場は、魚のサイズは選べないが、
魚種・量、共に豊富なネグロ支流河川…
今回はアルミボート四艇で船団を組んでの釣行。
一艇は荷物船で、三艇が釣り船。
それぞれに釣り人二人、ガイド一人が乗りこみ釣りをする。
ちなみに、去年はアルミボート一艇のみの単独釣行。
キャンプスタイルのため、基本的にはジャングル内で野宿。
その日の釣りが終われば、良さげな場所にハンモックを張る…
このスタイルだと、
ベース地からの移動にかかる、時間的無駄が少ないため、
朝、夕マズメの良い時間を逃すことなく、長時間、釣りをする事が可能。
水位が浅いと、ホテルボートでは行けない…
そんな場所にもガンガン入ることができるし、状況が悪い場合、直ぐに釣り場移動できる。
主食は釣った魚。
コスト的に最低限なので、かかる費用もかなり安い。
バルセロスから釣り場へ向けての移動区間、
その日の食料調達のため、浅めのワンドに入った時のこと…
予定通り、タライラーの猛攻に会い、
すぐに食料調達完了!
引き返そうとした時に何気なく投げた一投…
着水したペンシルに、黒い影が飛びかかった!
…!?…
これはもしや…と、思い慎重にファイト。
水中から姿を表した黒い魚。
体色が異様に黒いから…だけでなく、
タライーラと何か雰囲気が違う。
ブラックタライロン??
以前、TERUさんから、「数は少ないがネグロに居るよ。」…と聞いていた魚。
ブラックタライロン/Hoplias curupira
近くで釣りをしていたTERUさんに見ていただいたところ、
正真正銘のブラックタライロンとのことだった。
淡水のシーラカンスを思わせる風貌…
名前通りの黒い体色、頭は丸みを帯びており、ボディは全体的に太め。
ブラックタライロンは小型種。
大きくならないけれど、小さい魚体に古代魚・タライロンの魅力が詰まっている気がした。
突然の出会い過ぎて拍子抜けやったけど、
いずれ出会いたいと思っていた魚…会えて嬉しかったな~
近縁種だけど、タライーラも今回よく釣れた。
ホーリー/Hoplias malabaricus var
タライーラは浅場に群れており、
トップ・アンダー問わず、ガンガン襲い掛かってくる。
その獰猛さゆえ、リリース直後、
同じ個体が同じルアーに再度アタックしてくることも…
タライーラエリアに入ろうものなら、何を投げても金太郎飴状態…
釣りのターゲット的に見て、タライロンに比べ、とても低い扱いを受けるタライーラ。
タライロンには劣るけど、古代魚チックな見た目…
個人的には、かっこ良くていい魚だと思う。
鋭い牙で、ぶっといリーダーをあっさり切っていくし、
プラ製ルアーも簡単に穴空けられちゃうもんで、たまーに厄介な存在ではあるけどね。笑
写真四枚目までと、六~九枚目写真のタライーラはおそらく別種。
*知っている方がいらっしゃいましたら、ご教授ください。
ちなみにこのネグロ釣行の期間中、
嬉しい事に、もう1本のブラックタライロンに出会うことができた。
小型魚狙いのスピナーに襲いかかった個体。
ブラックタライロンは小型種。
しかしその小柄なボディから想像できない、
トルクのあるファイトとジャンプで楽しませてくれた。
上がホーリーの一種で、下はブラックタライロン。
下顎から鰓にかけて広がりを見せる…これがタライロンの特徴だとのこと。
タライーラはここの箇所の開きが狭く、「人」という字の形をしていた。
いずれ、そのうち…
会いたいと思っていた魚…ブラックタライロン。
また、ネグロで再会したいものです。