2015年2月23日月曜日

南米釣行2015ブラジル編 その9…秘密基地にて…




本流とラーゴを繋ぐ、とあるイガラッペ…。

ここにベースキャンプを張った時の話。


周囲は雰囲気アリアリ…


あちこちで波紋が立ち、
常にどこかから捕食音が聞こえる…

昼食の時間だが、居ても立ってもいられない…

小型ミノーを結んで釣り開始!笑




オニギリピラ-ニャ/Serrasalmus serrulatus




全身の細かく黒いスポットが名前の由来。

ごま塩オニギリに見えるからか…オニギリピラーニャ。笑




いたるさんもピラーニャ!

ちなみに自分が釣ったオニギリとは別種らしい…

*種類が分かる方、いらっしゃいましたら教えてくださいませ。


そしてお次は…




クレニシクラ・ルグブリス/Crenicichla lugubris




う、美しい…

くっきりと出たテールのスポット。

淡く、虹色な体色のバランスが絶妙な個体…


お次は…




クレニシクラ・レンティクラータ/Crenicichla lenticulata




くっきりと浮き出た模様に、
エラ蓋周りに出たオレンジ色のスポットが美しい個体。




ピンクテールカラシン/Chalceus marcrolepidotus

こちらはスピナーにヒットしたピンクテールカラシン!

デカい…




釣り上げた時、あまりの大きさにピンクテールカラシンとは思えなかった。

中~上層付近を群れているらしく、1匹釣れると同ポイントで複数釣れる。




まだまだ稚魚カラーの可愛いポポッカ。






常にボイルしていたボーボレータ…

野池の小バス釣り感覚で無限に釣れる。

このサイズでもそこそこ引くから、細いハリだと簡単に伸ばされる。






アスーも飛び出した!このサイズでもかな~り引く。

針が細かったため、なかなかスリリングなファイトでした…

小型のミノー、スピナー、スプーンは必須ですね。笑





この場所でベースキャンプを張った夜…事件は起こった。


ジャキッ…


暗闇の中、銃を手にするガイド。


ハンモックに包まり静まり返る我々…


隣で寝ていたタケさんのイビキ(大音量)で、
発情したオスのオンサ(ジャガー)を呼び出してしまうイベントが発生してしまったのだ。


ガイドには「ヴォウヴォウ…」という、
オンサの低い鳴き声が聞こえるらしい…

ベースキャンプのすぐ近くに潜む、オンサ…

すぐそこまできている…と、銃を構えるガイド達。

ガイドの顔は真剣そのもの…

月夜に照らされたジャングルで緊迫した空気が流れる…


………


その夜は2発の銃声がジャングルを響き渡った。


………


気がついたら朝を迎えていたが、とても長く感じた夜だった。


生のオンサを見てみたい…と、少し思ったが、
そんなことを言えるのは無事に朝を迎えることができたからだろうか…


恐ろしくも貴重な体験をした。

この日の朝、このベースキャンプは片付けて移動。




写真は別の日に別の場所で見つけたオンサの足跡。

オンサの痕跡は意外とよく見つかる…




恐怖のオンサイベントもあったけど、
今思い返すと「秘密基地」的な感じで、良いベースキャンプやったな~


こんなポイント…

こんな秘密基地…家の近所にあったらいいのにな~

もうオンサは勘弁やけどね…笑