ある日の夕マズメ…
1日の釣りを終え、ベースキャンプに戻る道中。
とある砂浜に寄り道した時のこと…
バシャ!!!…ドッパーーーン!!!
砂浜のあちらこちらで波紋が立ち、
トゥクナレ、ビックーダ、ヴェーワ…
…肉食な奴らが小魚を追い、絶えることなく捕食を繰り返している。
フィーディングしてきているであろう、アスーを狙ってキャストを繰り返す…
…小さなワンドにさしかかった時のこと…
水面直下で踊り狂うジョーペピーノに、何者かが襲いかかった。
ビックーダでもヒットしたかと思い、強引に寄せにかかると、
銀色の魚体が水面を割った。
…!?…
これは、もしや…
船べりで、ギラリ…と光る魚体、口元には鋭い牙!
キタ…!!!
掛かりが浅そうなため、一気にボートの上に抜きあげにかかる…
カラカラ…パッシャーーーン!
ドタッ!…バタン!
抜きあげると同時に、ルアーが弾き飛ばされた。
この日のガイド、カレカが笑いながら「カショーハ!」と呟く…
ペーシュ・カショーロ/Hydrolycus scomberoides
個人的に、ずっと会いたいと思っていた魚。
カショーハは大型・小型種含め、複数の種類が確認されているけど、
スコンベロイデスはアマゾン広域に生息する大型種の一つ。
カショーハと言えば、特徴的なのは下顎から伸びる2本の牙。
上顎には2本の牙がすっぽりと収まるスペースがある。
銀色ボディに、
黒く縁どられた臀鰭と尾鰭。
鋭く伸びる2本の牙…
何度見てもカッコいい魚だと思う。
大型種として有名なアルマータスも、後ほど登場するが、
カショーハがここで釣れると思っていなかっただけに、非常に嬉しい出会いでした。
ちなみにこの日のディナー。
海の魚に近い不思議な味…
今回食べた魚の中で、個人的に一番美味かった。笑