水上家屋とアルミボート二艇を使用した今回のラウラウ釣行。
釣りをしたエリアは川の下流部に位置し、潮の満ち引きが絡むエリアだった。
ラウラウを狙うにあたっては水の動きが重要。
大型ナマズを狙うに際して川の水位が上昇する雨季の良いと言われるのに対して、
ここでは潮の満ち引きがキーとなっており、潮が動いてるタイミング…
いわゆる「時合い」がくればアルミボートで良いスポットをランガンしながらの釣り。
それ以外のタイミングは水上家屋から常に仕掛けを投入。
魚がヒットする確率を少しでも高めれるであろう釣りスタイルで挑んだ。
今回の釣行で最初に出逢うことができたのがこの魚。
ピラムターバ:Branchyplatystoma vaillanti
ピライーバによく似たナマズ、ピラムターバ。
ガイド達はラウラウと呼んでいたが、ピライーバとは別種のナマズ。
数多く生息しているらしく、期間中に結構な数が釣れた。
ラウラウの餌は刺し網で捕獲していく。
潮の満ち引きの絡むエリアだからだろうか、
魚影は薄く、釣りで必要十分な餌を確保するにはなかなかに厳しいものがあった。
様々な魚種が網にかかるのだけれど、
クリマタのようなフナ系の魚が最も実績高かった。
ラウラウを狙う際はこれらの魚を一匹掛けで使用。
ラウラウとのファーストコンタクトは2日目(本格的な実釣初日)のこと。
夕マズメにとある支流との合流点で竿を出した。
誰が見ても一級ポイントで上げ潮のタイミング。
流芯のど真ん中にアンカーを下ろし、ボートを固定。
「確実に魚はくるはずだ。」と、ガイドのデーブも自信満々だった。
仕掛け投入後にすぐさまアタリがあり、
何度か軽くラインが出されるも、食い込ませるまでいかない…
焦らされ続けヤキモキしていると、日が暮れる寸前のことだっただろうか。
突如、けたたましくクリック音が鳴り響いた。
大きくアワセを入れると同時にロッドが絞り込まれ、
強烈なダッシュと共にリールからラインが放出されていく。
今までに感じたことのないスピードとトルク!
間違いない!ラウラウだ!
流れも相まって重い!とにかく重い!
ジリジリをテンションをかけ、ゆっくりと浮かせにかかる。
ラウラウ(ピライーバ):Brachyplathystoma filamentosum
ファイトタイムは10分ぐらいだろうか、
ちょっと強引にファイトしてしまったが、とにかく強かった!
初魚を釣った時の喜びって一魚種につき一度っきり。
憧れ…追い求めたイッピキ。
偶然…予期せぬイッピキ。
初魚との出逢いにはいろいろなストーリーがあるけれど、
サイズ関係なくやっぱり嬉しいよね。
このイッピキで満足してしまったのだけれど、
次はもっとデカいやつに出逢いたい…
一日の釣りで見えたことも多かったので、仕掛けのシステムを改良。
水上家屋から仕掛けをブッコミつつ、二日目の釣りに備えることに…