2019年12月20日金曜日

東パプア釣旅2019 その7…ジャイアン参上。



旅における相方はとても大事な存在。

一緒にいる時間が長ければ長いほどに、
お互いの嫌な一面を見てしまったり、不満に思うこと、
時としてぶつかり合う時もあるだろう。


同行者は決して誰でもいいというわけではない…と、自分は思っている。


それは旅先で出会う協力者でも同じ。




さて、今回の旅における釣行期間も折り返し地点。


相変わらず6人のパーティーで動いていたのだけれど、
長く一諸にいれば、まぁいろいろとトラブルなんかもね…



ある日の事、
自分達が魚を釣り上げているのを見ていたガイド役のおっさんが、
自分もやってみたいのでタックルを貸してくれと言う。


今までにもこういった展開は多々あった。


ルアー釣り文化の乏しい国では釣りをしながら、
最適な船の流し方やその他諸々を教えて理解してもらわなければならない。


感覚の違いや言葉の壁などもあって簡単ではないが、
一緒に釣りを楽しみ理解してもらうのが一番手っ取り早かったりする。


そういった意味でも一緒に釣りを楽しむのは大歓迎なのだ。


なによりもお互い楽しい時間を過ごせれば良い事尽くし。



ちなみに彼は釣りをしたことの無い素人。


少し時間をかけて基本動作は教えたのだけれど、
今回は強めのベイトタックルしか持ってきておらず、キャストも難しいだろうな…と言ったかんじ。



力任せに竿を振るもんで、大バックラッシュ。



こればかりは仕方ない。

直ぐに諦めるかと思いきや、おっさんはヒートアップ。



釣りをするのはいいのだけれど、
背後を確認せず、全力で竿を振って振って振り回す。


さすがに危険と判断し、
自分達、そしてキャプテンが注意したがやめない。


あと少しで大怪我…そんな場面が多々あったので、
おっさんからタックルを取り上げた。



「誰かが怪我をすればそこで釣りが…いや、この旅も終わってしまう。」

「釣りをしたい気持ちは分かるが、あなたはガイド役。今は自粛してほしい。」



注意したのだけれど、、



「ここはパプアだ!」

「みんなで楽しむのがパプアのやり方だ!」



いや、それは分かるんやけど今はそういう事を言ってるんじゃなくて。。



「よそ者のお前達に指図される筋合いはない!!」



何を言っても聞く耳を持たないおっさんは声を荒げて逆ギレ。



ボート上の空気は悪くなるばかり…



「あいつには何を言っても無駄だ。」

「俺達が言っていることも聞き入れない。」



キャプテン達もあきれ返っている。



はぁ…



期間中はこんな些細なやり取りが多々あったのだけれど、問題はこの後…



釣行も折り返しにさしかかったある日の事。


ホームリバーの状況が良くならないため、
キャプテンがキャンプ泊での遠征を提案してくれた。


一泊二日なのでほぼ弾丸キャンプ。


別河川で人里から離れた魚影の濃いエリアと言う事もあって期待は大きい。



朝一から丸一日移動を繰り返し、
やっとのことで目的のエリアに辿り着いた。


夕マズメは釣りができそうということでタックルをセット。



と、ここで問題発生。

おっさんが声を荒立ててキャプテンになにかを言っている。


ローカル言語なので何を言ってるやらさっぱりだが、
聞くと「疲れたから家に帰りたい!」と騒いでいる様子。



おいおい、マジか…



ていうか、あんた。

出発してから今までボートの上で寝てただけやん…




キャプテンやスキッパー達の表情も険しくなるばかり。


みんなでなだめるも、
声を荒げて「俺は帰りたい!」の一点張り。



キャプテンへの日当などもおっさんが握っているもんだから、
彼らも意見ができず困っている様子だ…


はっきり言って不安だったので、
出発前に大丈夫なのか??って、何度も聞いたんだけど…



ラチがあかなくなり、
結局、殆どまともに釣りもできず村にとんぼ返り。



丸一日の移動が無駄になり、貴重なガソリンまで…



…いや、もうなんかドッと疲れた。




そしてこのタイミングで、さらにお金が必要だと言い出した。


村での滞在費や釣りでかかる費用は全て最初におっさんに支払ったのだが、
スキッパーの兄ちゃん達への日当を日数分追加で払えと言うのだ。


いや、ちょっと待って。


釣りに関してはキャプテンとおっさんの二人で行くっていう話だったところに、
スキッパーの兄ちゃん二人も加わって、
断ったけれど日当は必要ないから大丈夫って言ったのはあなただよね?


交渉時の筆談メモを見せ、
順追って説明していくと、焦り出すおっさん。


「わかった!!」

「確かに俺はお前達に払わないでいいと言った!だから払わなくてもいい!!」



「いや、そういう問題じゃなくて。。」



もう、グダグダ。。



いろいろ世話になっているとは言え、おっさんには不信感しかない。



そんなこんなで精神的にも疲れ果てた…



お金がどうこうの話よりも、
旅先でこういう揉め事はほんと疲れるし、旅が終わってからの後味も悪い。

おっさんも決して悪いやつではないのだけれど、
釣りに連れて行くには不向きすぎたな。

お金を払うタイミングはその時によって様々だけど、
料金などの交渉は必ず筆談で数字を書き残しておけばもしもの時に強い。


キャプテン達への日当の交渉や支払いはおっさんの仕事ということで、
今回はおっさんに責任を持って解決してもらった。

最後の最後に感謝の気持ちも込めて兄ちゃん二人には相応のチップを渡したのだけれど、
彼らには申し訳ない気持ちでいっぱいだ。



キャプテンとスキッパーの兄ちゃん達が頑張ってくれたおかげで朝一には村に到着。

夜通し操船していてくれたらしく、さすがに疲労困憊の様子だった。



村に到着後、泥のように眠ったが、お昼過ぎには目が覚めてしまった。



さすがに今日は釣りできないだろうな…

となると、あと一日か。



あんな事もあったから、
今回の旅でもう釣りなんてできないかもな…



そんなことを考えながら横になっていると、遠くの方からキャプテンの姿が。

スキッパーの兄ちゃん達も一緒だ。



殆どなにもできずに終わった自分達を見かねてか、今から船を出してくれるという。



…ほんと感謝でしかない。


「みんな!本当にありがとう!!」



残った最後のお金でガソリンを買い足し、ボートを走らせた。



潮止まりのタイミング。


やってきたのは小さな支流と本流の合流点だった。


ピンで深くなっており、魚が溜まるであろうスポット。


CDマグナムを沈めてクランキングで探っていく…

それは数投目の出来事だった。



…ズドン!!



強い衝撃と共にリールを巻く手が止まった。



…ギュギュギュギュギューーーーーーン!!!


…ズバズバズバッ!!!



ラインが水面を切り裂き、水面を割ったのは白銀のデカバラ。





Huerco:XT605-4C
SHIMANO:スピードマスター200
VARIVAS:アバニマックスパワー#6+ナイロンショックリーダー100lb
RAPALA:CDマグナム14





白銀の魚体、金色に輝く目が美しくもカッコよすぎる!!


この一発だけだったけれど、
前日の出来事を忘れさせてくれるイッピキだった。



「明日も俺達が船を出してやる!」

「明日こそはパプアンバスを釣るぞ!!」



キャプテン達の好意もあって、最終日もなんとか釣りができそうだ。



いよいよ明日がラスト!

本命、パプアンバスの姿を見ることはできるのだろうか。

2019年12月19日木曜日

東パプア釣旅2019 その6…PNG汽水域の住人たち。



本命はそう簡単に姿を見せてはくれない。


この地にきて数日。


天候のせいにしたくはないのだが、
冷たいスコールに悩まされる日々が続いていた。


キャプテン曰く、
パプアンバスを狙うにはあまりよろしくない状況とのことだったが、
本命を狙う過程でバラマンディをはじめ、多くの魚が遊んでくれたので少しご紹介。




今回の釣り旅で最もよく釣れた魚。

ホワイトドッティドグルーパー。

地味だけど渋くてカッコいいんだよな~和名はあるのかな??




倒木やマングローブ際にルアーを送り込めば、勢いよくアタックしてくる。

釣れる平均サイズは30~40センチほどだが、漁師曰く、もっと大きくなるらしい。




ディープクランクでチャンネルラインをグリグリ…ドスン!!

トルクフルなファイトで楽しませてくれたのはお初なヤイトハタ!




数はそれほど多くないらしく、キャッチできたのは一本のみ。

個人的にずっと釣りたかった魚の一つ。メチャクチャ嬉しかったな~





お馴染みのマングローブジャックこと、ゴマフエダイ。

沈んだ倒木際から…ガツン!!強烈なアタリが堪らない。





フォルム的に一瞬、ドキッとするけどね。

ちなみに現地ではレッドエンペラーと呼ばれていた。





フィンガーマークこと、カドガワフエダイ!

可愛らしいサイズだったけど、初魚というのもあって嬉しいイッピキ!!





淡水~汽水域まで棲息するサーモンキャットの一種。





過去にオーストラリアやウェストパプアでも釣ったことあるけれど何種類かいるのかな?

かなりアグレッシブで驚くような早巻きにもガツガツアタックしてくる。





ポッパーにて、水面を炸裂させたのは未来のGT。

数十キロ級の大型も川に入るそうで、それはそれで狙ってみたい。





写真には残っていないけれど、
この他にブラックフィンバラクーダやチャイロマルハタなども。

キャプテン曰く、数は少ないがタマカイもいるとのこと。



初魚が釣れれば大興奮で写真撮影している自分達。

それを不思議そうに見ている現地漁師。笑


そのうち漁師達もノッてきて、
こんな魚やあんな魚もいるぞ!と、一緒に探したり追いかけてくれたり…


自分達の旅はいつもこんな感じで進んでいくんだけど、
魚を追いかけたり探す旅ってほんと楽しい。


世界へ出て、
楽しいことを知り過ぎてしまった自分はこれからも…

いや、たぶん一生やめないだろうな。


同じ体験をしたことのある人にしか理解してもらえないかもだけどね。笑

2019年12月18日水曜日

東パプア釣旅2019 その5…初陣。



今日からリアルパプアにおける釣りがスタート。


おっさんの奥さんが作ってくれた朝食を食べ終え、川へと向かう。


船着場にはエンジン付きボートが準備されており、キャプテンが待っていた。


自分たちがボートに乗り込むとおっさんも乗り込んできて、
さらにアシスタント?の兄ちゃん二人も乗り込んで合計6人。


タックルとガソリンタンクを積み込んでGO!!…って、なんか人数多くない??


ちなみにいつもはキャプテン一人か、キャプテンとスキッパーの二人っていうパターン。


狭いボートでキャスティングのことも考えると定員的に4人が限界…

そして旅の予算的にも…


それを想定して…っていうか、最初からそういう話だったので、
キャプテンへの日当とおっさんのガイド代しか払ってないけど大丈夫なのか??

紹介時に日当などの交渉もおっさんに任せていたので、
おっさんに再度説明するも、追加でお金は必要ないからお前らは気にするな!と、やたら強気。



…うーむ。

本当に大丈夫なのか??



あとでもめても知らんぞ。




ボートが停泊していたのは本流に繋がる小さな支流。

水質はブラックウォーター。周囲には熱帯の木々が生い茂る。



おっさんとキャプテン曰く、
パプアンブラックバスにバラマンディ、グルーパーの類が棲息しているという。


パプアンバスはストラクチャー際を好むということで、先ずはセオリー通りの釣り。


岸際のえぐれや倒木など、
ストラクチャー際のピンにルアーを送り込んでいく。



ポッパー、ミノー、クランク…



あれやこれやローテーションして探ってみるも反応は無い。


基本はブラックウォーターで、潮の上げ下げによって水が入れ替わる。



上げ潮のタイミング。


川の上流域、逆流する小さな支流に入った。



濁り水の中、キャストを続けるも反応は無い。



雰囲気は抜群なのだが…



ボートを進めていき、
最後に行き着いた倒木溜まりにて…



…ズドン!!




昨年のウェストパプア以来かな。

濁り水の中から姿を見せてくれたのは、
今遠征において初となるバラマンディだった。




魚の顔が見れてホッと一息。

村から汲んできた雨水を飲み干した。


その後も投げ続けたけれど、本命からの反応は無いまま終了。

突発的なスコールに見舞われ、冷たい雨に打たれただけだった。



先ずはイッピキ。

その姿を見てみたい。


どこにいるんだ…パプアンバス。

2019年12月17日火曜日

東パプア釣旅2019 その4…決戦準備。




日没間際、ゲストハウスに転がり込み、なんとか野宿は間逃れた。


目的のエリアに最短で辿り着けたが、さて明日からどうしよう…



今後の動きを考えつつ、荷物整理をしていた時だった。

玄関のドアをノックする音と共に、一人のおっさんが訪ねてきた。


ガッチリしたガタイにパプア人らしい強面。


見ず知らずの人間ではない。

そのおっさんはポートモレスビーから村までのPMBで一緒に乗り合わせており、
ここまでの道中何度か会話した一人だった。


聞くところによるとおっさんは警察官で休暇でポートモレスビーから地元に帰ってきているのだと言う。

最初はなんか胡散臭いなと、警戒していたのだけれど…

この村のボスや駐在も彼のことを知っていたのでニセ警官ではなさそう。


改めて事情を説明すると、おっさんの実家は川近くで、ボートを所持している漁師も知っているという。

そして、ここは高いからウチで泊めてやってもいいぞ!とのこと。


今の我々にとってとてもありがたい話だ。


とくにアテがあるわけでもないので話を聞きがてら、次の日におっさん宅へ。




家に着くと、おっさんの奥さんと娘二人が出迎えてくれた。

最初は若干の警戒ムードだったが、おっさんからの紹介で直ぐに打ち解けることができた。


おっさん曰く、自分がこっちにいる間は家に泊めてくれ、
食事や諸々の面倒を見てくれるとのこと。

釣りに関しては信頼できる漁師を紹介してくれるということで、ここは彼にお世話になった方が良さげかな。


彼の立場的なことも考え、
まだ未知数だが顔つなぎなども含めたガイド役としておっさんを雇う事にした。


まぁ釣りのことはいつも通り漁師に任せてみよう…


ガイド、漁師への日当、ボート、食事・滞在費など全ての計算を済ませて筆談で交渉。

お互い納得のいく値段で交渉できたので、
この日からおっさんファミリーにお世話になることになった。




おっさんの娘達が自分達の部屋を貸してくれた。


周辺には蚊(マラリアを媒介するハマダラ蚊も含む)が非常に多く、蚊帳を貸してもらえたのはありがたい。

いつも通り、蚊帳を縫い付けたハンモックを持参していたが、アマゾン同様に深夜~明け方は結構冷える。

マットレス・毛布も貸してもらえたのも大きい。


ちなみに塩水の混じる汽水域に入ればサンドフライも多い。

長袖、長ズボンなど肌を露出しない服装は勿論、
インドネシアで大量購入しておいた虫除けでなんとか乗り切ったけれど、それでもやっぱり辛い…

最終的にはボコボコにやられた。。




見ず知らずの我々を笑顔で迎えてくれた。

日本人がやってきたということで、興味津々…なんだけど目が合うと照れ笑い。

つられてこっちも照れ笑い。笑




ローカル言語も存在するのだけれど、英語が通じるということもあってコミュニケーションもとりやすい。
フレンドリーな国民性もあって直ぐに仲良くなれた。




おっさんの奥さんは料理が上手く、ご馳走を振舞ってくれる。

パプア的アットホームな日々はとても快適で楽しかったというのが正直なところ。


ホームができたところでお次はガソリンの調達。

ボートからの釣りがメインになるのでガソリンは必要不可欠。

ただでさえ物価の高いパプアだが、奥地へ行けばさら高い。

リッター200~300円なんてザラ。




日本円にして4万円分ぐらいだろうか、余裕をもって1ドラム買い込んだ。

これだけあればとりあえずは大丈夫だろう。


着々と準備を済ませていると今回のキャプテンが現れた。

訪れた時期的には一応乾季なのだが、異常気象の影響だろうか。

期間中はどんよりとした雲が立ち込め、時折強烈なスコールに見舞われる事も多々あった。

パプアンバスに関して言えば、雨が降って濁りが入ると途端に口を使わなくなるという。


人の良さそうなキャプテンにパプアンバスが第一目標でお願いしたいと伝える。



「パプアンバスを釣らせれるよう頑張ってみるが、雨と水温、あとはお前達の運次第だな。」



急展開だが、明日から釣りができそうだ。


さぁ、いよいよだ。


リアルパプアでの釣りが始まる。

2019年12月16日月曜日

東パプア釣旅2019 その3…旅の分岐点。




ラバウルに来て数日。


とくに進展もないまま、時間だけが過ぎていた。



なんとかして島の西側へ行くべきなのか…

いや、それとも…


いっそのことパプア本土に戻ったほうが懸命ではないだろうか?



PNG側のニューギニア本土でパプアンスポットテールバスの話は聞かないが、
パプアンブラックバスは棲息している。


残り時間や予算のことも考えると…


何もできないまま終わるのは悔しいが、ニューブリテン島はまたの機会にとっておこう…



いたるさんと話し合った結果、ニューギニア本土に戻ることにした。




…とは言ったものの、帰りの便は数日後。


早く切り上げるのであれば、
本土までの航空券を新たに手配しなければならない。



ダメ元でニューギニア航空のオフィスへ。


事情を説明すると、
復路便を振り替えて本土への便を手配してくれると言う。


追加料金がかかるかと思いきや、なんと無料。


…ありがたい。




そんなこんなでニューギニア本土に戻ってきたが、さてどこを目指そう…


急遽Googleマップで目ぼしい場所を探したいところだが、
PNGは空港はおろか宿でもwi-fiが飛んでおらずそれができない。


これまではwi-fiに頼る旅をしてきたが、
今回はそれができないのがツラい…

SIMフリーのスマホを用意してくるべきだったな。。


とりあえずポートモレスビーの宿探し。

タバコを吸っていた暇そうな空港職員に聞いてみると町外れの安宿教えてくれた。




二人部屋が一泊115キナ(一人1800円ほど。)

普段の旅の感覚だと高いけれどPNGでは安い方。


町外れにあるので周囲には何もないけれど、
とりあえずの拠点ができて落ち着けたところで情報収集を開始した。


パプア本土に関してはノーチェックだったが、
地図を見ればポートモレスビーから陸路で行ける範囲で大小いくつもの河川が存在しており、近場でも十分に釣りができそうだ。

河川の規模や地形、雰囲気のみで何箇所か目ぼしい河川を選んだ。


今回の旅の本命魚がいるかどうかは…

行ってみないと分からないが、それも釣り旅の楽しみ。


目的地が決まれば移動なのだが、ここでも移動の足はPMB。

長距離便は朝一に出てしまうとのことで、朝早くにバス乗り場へ向けて移動。

しかし、捕まえたタクシーの運転手もいまいちよく分かっておらず、辿り着くまでに時間がかかった。

なんとか最終便をキャッチしたのだけれど、
ラバウルで乗ったバンタイプのPMBではなく、荷台に座席を取り付けた大型トラックだった。

どこからともなく乗客が集まり、ガソリンや食料などの物資が次から次へと積み込まれていく。


道路は所々凹凸があるものの、一応コンクリートで舗装されているため、
泥濘にハマって動けなくなる…なんてこともない。

トラックなのでそんな心配は無用なのだが、問題は突発的なスコールとハンパない砂埃ぐらいだろうか。

あとは昼夜問わずハンパない速度でかっ飛ばすので、もし事故ったら死ねる。。

そんなこんなで大型トラックに揺られ、振り回されること丸一日。



目星をつけていた河畔のとある小さな村に辿り着いた。

街道沿いの小さな村ゆえに降りる人間も少なく、ましてやパプア人以外の人間となれば…
物珍しい、好奇な視線と共に人が集まってくる。


魚の写真を見せて回ると、近くの川にはパプアンブラックバスとバラマンディが棲息していると言う。


両手を大きく広げてこんなのがいるぞ!とか、
これぐらいのパプアンブラックバスを釣り上げたことがあるぞ!なんて話が飛び交う。


旅は良い方向に進みつつあるも、日も暮れかけていたので続きはまた明日。



とりあえず今日はこの村で一泊することに。

少々値は張るが、一軒だけ存在するゲストハウスに転がり込んだ。

2019年12月13日金曜日

東パプア釣旅2019 その2…ラバウルへ。




火山噴火の影響で最終目的地に降り立てず。

初っ端から予想外なトラブルに見舞われた今回だが、目的地を変更してラバウルへ。




荷物を受け取り、ラバウルの町を目指す。

空港から町、町から町へはPMBと呼ばれている乗り合いのバンが往来しており、
PNGではそれらが主な交通手段になる。




人と荷物でギュウギュウ詰め状態だが、安いので文句は言えない。

後でタクシーも使ってみたがこちらはかなり割高だった。




途中、ココポという町を経由してラバウルへ。

観光地のイメージが強かったのだけれど、のんびりした田舎町といったかんじだろうか。

立ち寄った市場ではPNGでお馴染みのブアイが大量に売られていた。



先ずは町のスーパーに立ち寄って物価調査も兼ねた買い出し。

ちなみにこの時のレートで1キナが約32円。




食パンが4.9キナ(約150円ほど)。




PNG製のクッキーが6本で4.3キナ(約140円ほど)。




500mlの水が1.5キナ(約50円ほど)。




330mlのコーラが2キナ(約60円ほど)。

生活に必要な日用品はそれほど高くない…生鮮食品などの輸入品はそこそこ高いイメージ。


海外遠征の最初はなるべく出費を抑えたいというのもあって、
物価の高い国では食パンを買ってキューピーマヨネーズを塗って食べる!
これが我々の貧乏旅におけるスタンダードなのだが、今回もそんな旅になりそうな予感だ。


非常食にクッキーも2束買って、市場でバナナを購入。




同行者のいたるさんとゴーゴーコーラ(ラバウルで作っているという)で乾杯!!


さて、お次は宿探し!暗くなる前に探したいところだが、
観光地というのもあってか、どの宿もべらぼうに高い。。




最安値の安宿に転がり込んだのだけれど、それでも一人一部屋で120キナ(3800円ほど)。

ちなみに部屋には壊れかけの扇風機が一つ、
壁には穴が空いており夜はネズミが走り回るという…

まぁいつもの事なのであまり気にならないのだけれど、それにしても高い。。



拠点ができたところで、気を取り直して情報収集!!

出会う人間に片っ端からパプアンバスの写真を見せて、聞いて回った。


…しかし反応はイマイチ。


話に出るのは海の魚のことばかりで、自分達にとってあまり目ぼしい情報は無かった。


当初考えていたエリアに何らかの方法で移動するつもりだったのだけれど、
実際に来てみて分かった事は西ニューブリテンへは山脈を隔てており陸路での移動は困難。

船を使って海路で行くという手段も考えたが今回は時間的にも予算的にも厳しい。


PNGは道路や交通機関などのインフラが発達しておらず、オマケに物価も高い。

我々のような貧乏旅人にとってはツラい国だった。


数日動き回ってみたものの、なかなか良い方向に事が進まない。


さて、どうしたものか…

2019年12月12日木曜日

東パプア釣旅2019 その1…旅の続き。



今年の夏の話ですが、8/7~22の約二週間の日程で東パプアへ。


昨年の夏に西パプア(インドネシア領)を訪れたので今回の旅はその続きになるかな。


西パプアではブラックウォーターのダナウにて、
ゴールデンバラマンディやノーザンサラトガに出逢えたのだけれど、
パプアと聞けばまだまだ見てみたい&釣ってみたい魚がたくさんいる。

興味のある魚がいるということ以上に国として見ておきたいというのもあって、
今年はエリアを大きく変えて東パプア(パプアニューギニア)を釣り歩く事にした。


今回の旅の目的は二種類の魚。

パプアンブラックバスとパプアンスポットテールバスだ。


インドネシア~パプアの比較的広域に棲息するパプアンブラックバスに対し、
どちらかというと生息域が限定されているイメージのパプアンスポットテールバス。

折角行くのであれば両種を狙ってみたいと思い、選んだ場所はニューブリテン島。

ちなみにニューブリテン島はパプア本土の東側に位置し、両種が棲息していることで昔から有名な島だ。


ご存知の方も多いと思うが、一般的に~バスと呼ばれているけどフエダイの仲間。

二種類ともかなり大型になり、
とくにパプアンブラックバスはその引きの強さから淡水域において最強!と言う声もよく聞く。

魚類としての興味もあるが、それ以上に「釣り」の対象魚として一度は狙ってみたいと思える存在だった。


さて、パプアニューギニア(以下、PNG)へは日本からの直行便も飛んでおり(片道約7時間ほど)アクセスは悪くない…


けれども直行便はやっぱり高い。。


今回は予算の都合上、最安値のチケットを手配。


日本からフィリピンのマニラ経由でPNGの首都・ポートモレスビーへ。




そこから国内線でニューブリテン島へと飛ぶ。

マニラまではLCCで飛んで、そこからはニューギニア航空を利用する予定だったのだけれど、
カウンターにチェックインするやいなや、職員から衝撃的な一言を聞かされた。


「火山噴火の影響で飛行機は飛びません。」


………


「ぬ!?」


一瞬なんのことか分からなかったのだけれど、
一ヶ月ほど前に起きた火山噴火の影響で我々が降り立つ予定だった空港はクローズ。

飛行機は飛んでおらず、運行再開のめども立っていないのだという。

最終目的地に降り立つことができない。

旅が始まって早々に出鼻を挫かれたが、とりあえずポートモレスビーへ飛んで、
そこからの動きは現地に着いてから考えることにしよう。



ちなみに昨年度の西パプアでは台風の影響で関空の滑走路が冠水。

ジャカルタから関空までの復路便が無くなった…

急遽羽田までの便に振り替えてもらったけれど。

なんかしらんけど近年は天災で悩まされる事が多いような。。




そんなこんなで日本を出て二日目の早朝、
PNGの首都・ポートモレスビーへと降り立った。


無事に入国審査を済ませ、ニューギニア航空の空港カウンターへと向かう。

念のため再度確認をとるも、やはり最終目的地の空港は閉鎖中。

しかし、火山噴火による影響の少ないニューブリテン島の東側・ラバウルまでは飛行機が飛んでいるという。


当初の予定ではニューギニア本土に近い、ニューブリテン島の西側で釣り場を探そうと考えていた。

西側でいくつか目ぼしい河川をチェックしていたのだけれど、東側は全くのノーチェック。



確認するとチケットの変更は可能とのことだ。



さて、どうする…??



いや、考えていても仕方が無い。


とりあえず行ってみよう!!