2016年6月14日火曜日

北海道釣行2016前編・魚鬼…今年も逢いに。




6月…

今年もこの時期がやってきた。


釣り物が増えるため忙しくなるのだが、
昨年度同様、6月に入ってまず最初に向ったのが北海道。


今回は5日間という釣行日程で二つの地域を巡ることにした。


同行者は当ブログでもお馴染みの植木屋いたるさん。


仕事終わりに伊丹空港へと向かい、最終便で新千歳空港に降り立った。

レンタカーを借り、
セイコーマートで腹ごしらえを済ませロングドライブ開始!


最初に向ったのは道北。






狙いはイトウ。


今回は同行者のいたるさんに釣って頂くのが目的だったため、
自分自身はガイド的な立場で同行することに…


ロングドライブを経て、イトウの棲む川辺に立つ…

川岸は粘土質、そしてブラックウォーター。

人の手が入ること無く、
自然の姿のまま流れ続ける川…

年に一度、此処に帰ってくる度にワクワクしてしまう。


数ヶ所のポイントを巡り、川全体を静かに観察していた。

水面に大きな波紋が立ち、次の瞬間激しい水飛沫が上がる。


今年も彼らは健在のようだ。


「サイズに関係なく、イッピキのイトウに出逢えたら俺はそれだけで満足やで。」


そう呟く、いたるさん。


釣り支度を済ませ、
川岸に立ってキャストを繰り返して頂くも…


そう簡単に食いついてはくれない。


いたるさんの数メートル先で激しいボイルを繰り返し、
巨体をひるがえして深みへと姿を消すイトウ。


暫くの間、観察を続けていたが、雨が降り出したので一時撤退。

車の中で作戦会議!

ポイントを少し休ませようというのもあり、向ったのはとある渓流。


「ニホンザリガニが見てみたい!」


以前からいたるさんの要望があったということもあり、
ニホンザリガニに逢いに行くことにした。


渓流に到着し、

「その辺の石をひっくり返すと居ますよ~」

なんて言うてると…






「いたーーーっ!!!」

上流側から期待通りの返事が聞こえてきた。






最北端に位置する小渓流の住人、ニホンザリガニ。

今年も出逢うことが出来てよかった!






ニホンザリガニの姿を見ることができ一安心。

緊張感も少しほぐれたところで、再びイトウ釣りに戻るとしよう…


イトウ釣りはというと、二日間のフィールド観察の中で有望なエリアを絞り込むことができた。魚の付き場、捕食パターンはほぼ把握できている。後は魚に口を使わせるだけ。ベイトがトゲウオであれば、マイクロスプーンや小型プラグ。ウグイであれば9センチまでの中~小型ミノーを多用するが、この時はウグイとトゲウオの両方が追われており、トゲウオも数は少ないがサイズは大きい。9センチクラスのミノーを結び、彼らが口を使うタイミングを待つ。

ドッパーーーン!!!…突如、目の前で起きる激しいボイル。ベイトが流れてくるタイミングを見計らい、ルアーをドリフトさせてやると巨大な影がルアー目掛けて襲いかかった。






いたるさんの初イトウ。メーターを超える太い個体だった。昨年度、小川健太郎氏にガイドして頂き、自身がメーターオーバーをキャッチしたパターンを再現しただけであり、自分自身大したことはしていない。ただただ、小川健太郎氏に感謝だ。しかし、巨大なイトウが水面を割る瞬間は何度見ても鳥肌が立つ…いたるさんがイトウをキャッチし、ガイドとして一安心。余裕ができたので自分も便乗して…






同パターンにてメーターオーバーをキャッチすることができた。






Rod:TULALA エルホリゾンテ70
Reel:シマノ スピードマスター200
Line:PE4号+ナイロンショックリーダー60lb+バクシンスナップ
Lure:ima サスケSF-95


少し前に北海道入りしていた小川さん曰く、今年は魚が少ないとの事だったが、タイミングが良かったのか、岸際にはトゲウオの姿もチラホラ見られ、いたるところで豪快に捕食を繰り返すイトウの姿が確認できた。






イトウは弱りやすい魚のため、キャッチ~リリースに至るまでは慎重に行う。

両個体ともに元気に帰って行ってくれてよかった。



そういえばイトウを観察し、あれやこれや試している中で珍客に出逢えた。






ヌマガレイ!






トンギョパターン実践中、
マイクロスプーンのリフトアンドフォールにヒット!

以前から釣りたいと思っていた魚種の一つだったため、
非常に嬉しいイッピキだった。

個人的にはイトウを釣るよりも嬉しかったりして。笑



二日間という短い滞在期間やったけれど、
新しい発見も多く、非常に濃かった今回。


メモリアルな瞬間に立ち会えてほんと嬉しかった。

いたるさん、おめでとうございます!!!