2014年11月4日火曜日

東南アジア釣行2014タイ その4…巨大蛇頭




最終戦はシャドー。


 最終日の朝一…
ネィティブシャドーを求め、チョンブリーの名も無きダム湖へ…


実は前日に別の自然湖でシャドー釣りをしたけど、
良型を1本掛けて手前でバラし…

天候も悪く、早上がりしたのもあってか、
気を遣ってくれたディアウ&メイミーがラストチャンスをくれた。

「今日釣れなかったらエアチケットはキャンセルね!」

メイミーがにっこり微笑む。



まだまだ釣りしたりない…
釣れても釣れなくても、そうしたいっす。。。笑









 ディアウのボート。

このボートで冠水植物の生い茂るカバー地帯でもガンガン入っていく…


湖上ではディアウが操船し、メイミーが魚を探してくれる。
メイミーの目はとてもよく、遠く離れたシャドーやナイフの呼吸を素早く見つけ出す。






魚の生命観はあるが、なかなか厳しい…
ディアウとバズ&ジャンピング系フロッグをローテーションし攻め続けるもノーバイト…
呼吸を見つけては呼吸打ちを繰り返すもノーバイト…


チョンブリーは釣り人が多く、
多くの釣り人は釣り上げた魚を食べるために持ち帰ってしまう。

スレている上に、魚影もとても薄いらしい…
時期的にもとても厳しいと聞いていたけど、まさかここまでとは…

魚からの魚信は何も得られないまま、無の時間だけが流れた…



お昼休憩~



ボートを岸際に停泊し、タナゴ竿を準備。

ベリタス40で糸を垂れてみる…

餌はお昼ご飯のご飯粒や鶏肉。






最少クラスのプラーモー・イヤップ

意:像に踏まれたキノボリウオ。

なんとも適当なネーミング…ちなみによく言うキノボリウオは別種。

この子は陸を移動することもなく、当然木にも登りません。笑






小型のプラーブー…マーブルゴビー
岩の隙間から飛び出してきた!






鶏肉の破片でボトムを叩く…

サイズアップ!…の像に踏まれたキノボリウオ。






餌を入れるとどこからともなくモソッと現れ、
少し警戒しながらエサを食べる姿がたまらなくカワイイ…









休憩を忘れてすっかり熱中する二人…流石。笑
















暑さが最高潮に達した灼熱のダム湖上…

ひたすらに投げて投げて投げ続ける…


暑さにやられ、頭がボヤーーーッ…としてきた。
目の前が霞みだしてきたその時…



…ゴキン!!!



後ろからド突かれたような衝撃!



…キタァァァ!!!



アワセを何発も叩き込む!…と同時にこっちに走る魚!


小さい!?…強引に寄せにかかると…


突如巨大な黒い影が急浮上!



…デカい!!!



シャドーと目があった瞬間…


ドッパーーーン!!!


…ボート際で水しぶきを立てて暴れ狂うシャドー。


リアフック一本掛かりのため、無理はできない。


ボガグリップでランディングを試みるディアウ…

しかしなかなか口を開く様子はない。

ネットに持ち替えランディング体勢に入ってくれた…

しかしネットが小さい…



…そして最悪な事態発生…



シャドーが首を振った瞬間、ネットにフロントフックが絡んだ!



…マズイ…



シャドーが最後の抵抗!

強烈なローリングでネットがネジられ使用不可…


こうなればイチかバチかネットに無理くりねじ込む!
シャドーが大人しくなった隙を見計らって、ディアウと二人でネットにねじ込んだ!



よっしゃーーーーぁぁあ!!!


















二人の協力があったからこそ獲れた魚。



自分一人の力で釣った魚も嬉しいけれど、
個人的にはみんなの力で獲った魚の方が嬉しい。

あの時はあ~だったよな~…とか、
仲間とそういう話をする時間が楽しくて仕方ないから。笑


個人的には今まで釣ったどのネイティブシャドーよりも嬉しかった1匹。


「やったな!お前は本当にラッキーだ!」

「寂しいけれど、これで日本に帰れるね!」

二人は自分のことのように喜んでくれた。



写真撮影後に水中に還すとシャドーは元気よく泳ぎ去った。

自分のためにわざわざ船を出し、全力でガイドしてくれた二人のためにも…獲れてよかった。
撤収後は彼らの家で荷物をパッキングして、バンコクへ~

出国間際にMingさんが自分のために祝勝&送別会を開いてくれた。

Mingさん、今回は都合が合わず一緒に竿を振れませんでしたが、
次回は一緒に釣りしましょう!!!


最後はドタバタの空港移動~

みんな最後の最後まで見送ってくれた。






タイのみんな本当にありがとう。