昨年末のお話ですが、自身初の中国に行ってきました。
目的は勿論、釣り!!
そして、今回のお目当てはこの子…
イエローチーク、現地名はガンユイ。
クチバシのような尖った口に、黄色いほっぺがチャームポイント。
かなり大型になるコイ科の魚で、
その食性は完全なるフィッシュイーターなのだという。
ガンユイの釣りと言えば、
中国、上海の長江河口に位置する明珠湖が有名。
ロシア~中国~ベトナム、かなり広域に棲息しているらしいが、
釣りとしての情報は殆ど出回っておらず、掴みどころの少ない謎多き魚だった。
そして近年は乱獲や環境破壊の影響で数は減少しているという。
野生個体を自力で探して釣るとなれば、
この魚を取り巻く環境をはじめ、様々な要因からハードルはかなり高いだろう…
お国柄いろいろと面倒ごとも多いだろうし、現地に協力者が居なければ…なかなかに難しいだろうな。
もしいつか機会あれば…
と、自分の中で幻の魚と化していたガンユイ。
きっかけは昨年のHuercoカフェだった。
「イエローチークを釣りに来ないか?」
マカオを拠点に活動するHuercoチームの友人に声を掛けてもらった。
イエローチーク、所謂ガンユイの存在は以前から知っていたし、
自分の中でいつか狙ってみたい・釣り上げてみたい魚の一つだった。
話を聞くと彼らが苦労して開拓したポイントらしく、釣り荒れる前にできるだけ早く来い!!とのことだ。
タイミング的に南米帰りということもあって極度の金欠状態…
本当はとてつもなく行きたいのだけれど…
「わかった!一年後に行く!!」
とりあえず、そう答えたまま時間が過ぎた。
その時以降、ガンユイのことはいつも頭の片隅にあったが、
あの時彼らが言っていた釣り場がまだ大丈夫なのかな…??
マカオの友人にメッセージを送ると…
「丁度、釣れ出した!」
「直ぐに来い!今週末だ!」
良い返事だが、急すぎる…笑
しかし、ガンユイに出逢えるのであれば願ってもみない。
気がつけば、LCCの格安チケットをポチ…
チケットを手配したのが2日前。
ドタバタで準備を済ませ、
気がつけば出国カウンターの前に座っていた。
ここからは関空から香港まで飛んで、バスでマカオへ。
そこから中国へ移動して…
ドタバタ過ぎて、もうなんだかよく分からん。
そんなこんなで、
マカオの友人達の協力もあって目的の水辺に立つことができた。
ガンユイの反応が良いのは朝夕マズメ。
広範囲をポッパーで探り、シャローミノーやシンペンでフォローを入れていく。
回遊性が強く、神出鬼没なガンユイ。
初日の朝マズメは不発だったが、
ポッパーを投げ続けていると、パッカーーーン!!と、水面が割れた。
そこから中国へ移動して…
ドタバタ過ぎて、もうなんだかよく分からん。
そんなこんなで、
マカオの友人達の協力もあって目的の水辺に立つことができた。
ガンユイの反応が良いのは朝夕マズメ。
広範囲をポッパーで探り、シャローミノーやシンペンでフォローを入れていく。
回遊性が強く、神出鬼没なガンユイ。
初日の朝マズメは不発だったが、
ポッパーを投げ続けていると、パッカーーーン!!と、水面が割れた。
セブンスターバスこと、タイリクスズキ!!
群れが回ってきたのか、次から次へと水面が炸裂!
群れが回ってきたのか、次から次へと水面が炸裂!
アンダーで釣れた唯一のイッピキ。
案内してくれた友人が貸してくれたマレーシア製のミノーにて。
日本国内で既に何度か釣ったことあるけれど、
いつかは本場で…そう思っていた魚なので嬉しい!!
雷魚も釣れるよ~ってことで、
本命狙いの合間にフロッグゲームも…
バフッ…と、フロッグを吸い込んだのは、
東南アジア圏でもお馴染みのストライプドスネークヘッド。
プラーチョンとかハロワンの方が馴染み深い人も多いかな?
バッコバコにアタックしてくるもんでなかなかに楽しい…
溜まりに溜まった雷魚釣り欲を存分に発散させてもらった。
日本の雷魚シーズン開幕が待ち遠しいな~笑
そして本命のガンユイはというと…
二日目の朝一、
遠投したポッパーめがけて…ズバーーーン!!!
ヒット直後のダッシュはとても早く、PEラインが音を立てて水面を切り裂く。
憧れだったガンユイを手にした瞬間、友人と抱き合って喜んだ。
それにしても、ガンユイ。
想像していた以上にカッコいい魚だな…
弱りやすい魚なので、
素早く写真撮影を済ませて即リリース。
元気よく帰っていってくれて良かった。
結局、三日間の実釣でキャッチできたガンユイは一本のみ。
チェイスはあるけど見切られたり…もしくは出てもノラない。
ガンユイの硬い顎にいかに掛けるか、貴重なバイトをモノにするために…
タックルセッティングがとても重要な釣りだったな。
今回の釣りで使ったロッドはHuercoのXT610-4C+。
マカオチームのオススメもあってのチョイスだが、
陸っぱりで1オンス前後のポッパーをかっ飛ばして広範囲を探っていく釣り、
太軸フックをガンユイの硬い顎に貫通させなければならないため、間違いないチョイスだったと思う。
リールは海外遠征の相棒で操作系の釣りでは欠かせないハイギア、USシマノのCUADO200E-7。
メインラインはPE4号にショックリーダーはナイロンの60lb。
フックはできるだけ太軸でシャープな方が良いとのことだったので、
デコイのY-S81シリーズとイチカワのカマキリトレブルの88X5を装着。
ルアーはトップ系をメインにミノーやシンペンなども準備したが、
シャロー×ウィードエリアだったこともあって、ほぼポッパーで押し通した。
今回キャッチできたのはメーターを少し超える、ガンユイとしてはまだまだ可愛いサイズだったが、
モンスター級のヒットも考えるとロッドはXT710-5Cでもいいと思う。
ちなみにモンスター級を狙う彼らのメインロッドは710!!
案内してくれたHuercoマカオチームのみんなに感謝!!
本当にありがとう!!次は日本で♪