オーストラリア後半戦!
やってきたのはクイーンランド州、
ブリスベンの北西に位置するレイク・ボルンバ。
多くの立木が点在し、水質はややブラックウォーター。
岸際にはリリーパッドやウィードも多く、雰囲気抜群のリザーバーだ。
ここで狙うのはサザンサラトガ。
オーストラリア南西部、
ここクイーンズランド州にしか棲息していない固有種でアロワナの一種。
ここにはもともと棲息していなかったそうだが、
かなり前に移植放流されており今では完全に定着しているという。
都市部から近いということもあって、週末は多くのレジャー客で湖畔が賑わう。
釣りをしたのはオーストラリアでは三連休明け。
ここでの実釣期間は二日間。
三日間で溜りに堪ったプレッシャーがどう影響するのか…少し気になるところだった。
今回は現地ガイド同行のもとでの釣りとなった。
ガイドしてくれたキャプテン曰く、
ここレイク・ボルンバは大物のサラトガが数多く潜むフィールドなのだとか。
三連休明けの平日。
早朝の湖面はさすがにガラ空きだった。
ボルンバの釣りを熟知しているという、少し年配のキャプテン。
普段はフライフィッシングを専門としており、魚を見つけてサイトで食わせるという。
朝一に結んだのはトップウォータープラグ。
なにかしら魚からの反応を得たい…
この釣りで定番のポッパーからスタートした。
…ボコッ!…ボコン!!
セミの鳴き声が聞こえる湖畔に、心地よいポップ音が響き渡る。
立木の際やウィードエッジ。
無数のピンに打ち込んでいく…
南米での釣りスタイルに多少近しいということもあって、
個人的にはとても好きな釣りだ。
…ボコッ!…ボコン!!
…ボコッ!…ボコン!!
…ズバシャ―――ン!!
隣でキャストしていた、
いたるさんのポッパーに激しいアタック!
残念ながら針掛かりしなかったが、
魚の姿が見えたということもあって、我々一同の活性も俄然上がる!!
この後も延々と打ち流していくが、
もう一発kimiくんに激しいバイトがあったのみ。
日が高く昇ってからは一切反応が無くなってしまった。
シンペン、ノーシンカ―ワーム、クランク…
いろいろ試してみるが反応がパタリと消えた。
エリアを変えてみよう!
と、移動してやってきたのは、
シャローとディープが隣接し、全ての要素が凝縮された川筋付近。
好ポイントに差し掛かったタイミングでスピナーベイトにチェンジ。
立木スレスレをトレースすると…
…ガツン!!!
突如、ひったくるような硬質なアタリ。
フックアップに至らなかったが、今のアタリはサラトガ…!?
バックウォーターに程近いポイント。
立木やリリーパッドの際に丁寧に打ち込んでいく。
暫くして、
…ガツン!!!
再び硬質なアタリが伝わった。
ズバッ………バシャバシャ!!!
アワセと同時に水面を割ったのは本命!
狂ったようにジャンプを繰り返し、暴れ狂うサラトガ。
この釣りの経験者からは、
とにかく針掛かりし難く、バレやすい魚だと聞いていた。
ファイト中は一切ラインテンションを緩めない。
やや強引に、ゴリ巻きでネットインさせた。
「いよっしゃぁぁぁぁぁぁーーー!!!」
目的の魚を手にし、みんなとガッツリ握手を交わした。
Huerco:XT510-4C
SHIMANO:CURADO200E7
VARIVAS:アバニマックスパワー#4
KUREHA:シーガ―グランドマックスFX6号
BAKSYN:バクシンスナップ#1
BAKSYN:バクシンスピナーベイト3/8
一瞬の歓喜、次の瞬間ため息が漏れる。
「なんて美しい魚なのだろう…」
黒い水に棲むサラトガ。
微かに青みがかった魚体。
体表に散りばめられた赤い斑点がなんとも美しい…
ファイト時間が短かったこともあって魚も元気だ。
撮影を素早く済ませ、水中へと還す。
魚体を支えてやると、
自らの力で元気よく帰って行ってくれた。
これで一安心…
そして息を着く間もなく、
次にロッドを曲げたのはいたるさん。
XT611が綺麗に絞り込まれ、
次の瞬間、巨大なサラトガが水面を躍り出た!!
カッコ良すぎるぜ!!!
いたるさんにとってもかなり憧れが強かったというサザンサラトガ。
ランディング役をやらせて頂いたが、ネットを握る手が久々に震えたよ。
最高のイッピキ!本当におめでとうございます!!!
Huerco:XT611-4S
DAIWA:10セルテート2500R
PE#1+フロロリーダー20lb
BAKSYN:バクシンスナップ#1
BAKSYN:バクシンスピナーベイト3/8
kimiくんもスピナベでキャッチ!!
ここはいかにも…というピンから飛び出した、美しいイッピキだった。
たて続けてグッドサイズなオーストラリアンバス!!
これは羨ましい~!!
シチュエーション的にスピナベが有利なのは間違いないけれども、
この釣り方が完全にハマっていた。
サラトガを一人、一本。
とりあえずの目標を達成し、昼食タイム!
朝から黙々と投げ続けていたので、
お腹が空いていたこともすっかり忘れていた。
昼食後の一発目!
ヒットしたのは良型のオーストラリアンバス。
少し地味な見た目だが、クリッとした目が可愛い魚。
スピナーベイトに好反応で、倒木の陰から元気よく飛び出してきてくれた。
初日終了間際にリリーパッドの際から飛び出したサラトガ。
美しく宙を舞う姿は何度見ても興奮もの。
でも、やっぱりバラしたくないから、ちょっと強引にファイトしてしまう。
精悍な顔つきが堪らなくカッコいい…
初日は全員がサラトガをキャッチ。
目標達成と多少の手ごたえを掴みつつ、初日の釣りを終えた。
レイク・ボルンバ、二日目。
前日同様に朝からトップで攻めるも2バイトのみ。
昨日と状況は変わらずな様子。
昨日とは違う、
今日はもう一本の川筋を攻めることになった。
立木際にクランクやスピナベをトレースすると、
…グン!!
ロッドを介して伝わる気持ちの良いアタリ。
みんなでオーストラリアンバスと戯れた。
釣りのイメージはラージマウスバスに近い感じかな…
現地では人気のターゲットでトーナメントもあるそうだ。
基本的にサラトガよりもレンジが深いイメージだけど、
シャローエリアでは両者が混在して釣れ、我々を楽しませてくれた。
本命エリアの入り口付近で元気よく飛び出したサラトガ。
性格はやはり獰猛なようで、
自分のテリトリーに侵入した外敵に対し威嚇することもしばしあるという。
ヒットルアーはやっぱりバクシンスピナーベイト。
普段は表層近くを泳ぐ姿が見れるというが、
今回は二日間を通して「全く」と言っていいぐらいに発見できなかった。
…目視できたのはシャローエリアにて掌サイズの稚魚が数匹のみ。
この日、サラトガからの反応が得られたのはカバーや立木の絡む、少し沖のブレイク。
良さげなエリアに差し掛かった瞬間だった。
…ズガン!!!
背後から殴られたようなアタリが伝わる!
鋭くアワセを叩き込むと、ロッドが大きく絞り込まれた。
これは…デカい!!!
首を大きく振り、暴れ狂うサラトガ。
初日と同様、
ロッドを寝かせてゴリ巻きで寄せにかかる。
勝負は一瞬だった。
最後はキャプテンがネットイン!
「よっしゃぁぁぁ!!!」
太く、立派なサラトガだった。
悠々と泳ぎ去る姿が今でも目に焼き付いている。
十分過ぎるイッピキだったが、
さらなるモンスターがゴロゴロ潜んでいると思うと…
なかなかにワクワクさせられた。
キャプテン曰く、ここのレコードはメーターオーバーとのこと。
Huerco:XT510-4C
SHIMANO:CURADO200E7
VARIVAS:アバニマックスパワー#4
KUREHA:シーガ―グランドマックスFX6号
BAKSYN:バクシンスナップ#1
BAKSYN:バクシンスピナーベイト3/8
昼食後もガンガン釣りまくる!!
kimiくんが美しいサラトガとナイスサイズのバスをキャッチ!
共にバクシンスピナーベイトでの釣果。
カラーはラメ入りのピンクスカートにゴールドのダブルウィロー。
派手過ぎないけれど地味すぎない。
そんなコンビネーションがブラックウォーターに程よく馴染んでくれた。
マーレーコッドの時とは違い、
サラトガで使用したのはバス用のノーマルタイプ。
決して無理なファイトはできないが、
今回のボルンバの釣りにおいて圧倒的な釣果を誇った。
一個しかないので大切にみんなで使い回し&使い倒し。笑
今回はこのルアーにほんとよく助けられた。
…ズバ―――ン!!!
水面直下を泳ぐシンペンめがけて激しいアタック!
初日に引き続き、
二日目もビッグなサラトガをキャッチしたいたるさん。
レイク・ボルンバのポテンシャルを物語る、見事なイッピキでした。
Huerco:XT611-4S
DAIWA:10セルテート2500R
PE#1+フロロリーダー20lb
BAKSYN:バクシンスナップ#1
タックルハウス:シンキングシャッド
キャプテン曰く、
コンディションはあまり良くなかったとのことですが、
二日間を通して多くの魚たちに出逢え、また楽しい釣りができ大満足!
ご一緒してくれた、いたるさんとkimiくん、
また今回の旅の裏方として、
事細かく動いてくれたChillTripのおかげで最高の二日間になりました。
キャプテン!みんな!本当にありがとう!!!
レイク・ボルンバでのサラトガゲーム。
魚影も濃く、ロケーションも最高。
憧れのサラトガを釣ってみたい。
それに付け加えて「ゲームフィッシング」を楽しみたい方にも…
個人的にかなりオススメです!
サラトガフィッシングについて気になる方は是非コチラヘどうぞ…
ChillTrip
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