今年二度目のタイに行ってきました。
今回はプロモーション用の素材撮影や営業などでタイに訪れたのだけれど、
期間が長くとれたというのもあって、タイの南部と北部を転々と…
タイの釣り仲間、FishingEZのメイミーとディアウ。
タイをはじめ、東南アジア各国で多大な人気を誇る有名アングラーの二人だ。
常に多忙な彼らだが、貴重な時間を割いて今回の釣行に動向してくれた。
昨年度はタイに行けなかったので、一年半ぶりの再会かな??
他のみんなも相変わらずでホッとした。
これまでタイで野生魚を狙いの場合、乾季に訪れることが殆どだった。
水位によっては狙いにくい魚種が多かったり、状況が読めず最悪釣りにならない可能性も…
というのが大きな理由だったが、
中には雨季の方が狙いやすい魚種もおり、今回はあえてこの時期を選択。
雨季のタイを楽しむ事にした。
彼らの地元・チョンブリーにて、シャドー釣りに同行させてもらったり…
夜は宿の近所にて、野生のトッケイヤモリを捕まえたり…
*観察後にリリース。
精がつく食べ物もいろいろ食べて…
チョンブリーから9時間のロングドライブを経て、
やってきたのはミャンマーとの国境、サルウィン川水系のとある支流。
ここで狙うのは今回の旅の本命・バガリウスという鯰。
タイ名はプラーケー。
プラーケー釣りに詳しい、地元釣り師のモッさんと合流して作戦会議。
ハンドメイドミノーで数々のプラーケーをキャッチしてきたという。
これまでの釣果写真を見せてもらって、一同ワクワク。
「バガリウス」と聞くと鮫のような形の大鯰「バガリウス・ヤレリー」を思い浮かべる方も多いかと思うが、
今回狙うのは近縁で小型種…「バガリウス・バガリウス」と思われる種類だ。
大型種は餌のブッコミ釣りで狙うことが多いみたいだが、
小型種は積極的にルアーを追うため、地元のルアー釣り師からは人気が高いターゲットフィッシュになっているようだ。
雨季の始まりということで、滞在期間中は強い雨が一晩中降り続くこともあった。
水の濁りが酷いが、バガリウス狙いであればグッドコンディションだという。
雨の中、忍耐の釣りになったが、
それでもなんとか魚の姿を拝むことができた。
まだまだ可愛いサイズだが、姿を見せてくれたのは本命のプラーケー。
小さくてもバガリウス。
流水域に特化し、完成されたフォルム…とてもカッコいい魚だ。
三日間で二本のプラーケーに出逢うことができた。
メイミーとディアウも同クラスのプラーケーを二本キャッチ。
彼らにとっても初魚だったらしく、魚が姿を見せる度に一同歓喜。
Huerco:XT711-5S
SHIMANO:ツインパワーSW4000XG
PE2号+フロロ5号+バクシンスナップ#1
リストラップ4・クラッチMR
いろいろ試してみたが、ヒットルアーは小型のクランクベイト。
ラパラのリストラップ4やラッキークラフトのクラッチMRなどが活躍してくれた。
プラーケー狙いには小型ルアーが有効らしく、
地元の釣り師達が結んでいたルアーも5センチ以下のミノーやクランクばかり。
ポイントは浅いゴロタ場。
流れが速く、急流の中でも破綻せず泳ぎきってくれるルアー選択が重要だった。
この支流で釣れるバガリウスは最大で1メートル、10㌔クラスまでとのこと。
写真も見せてもらったが、本流筋ではさらに大型がいるみたいだ…
バガリウス・ヤレリー種かな??
今回釣りしたポイントの上流部では、
プラープロワンやプラープロヴィエンと呼ばれるマシール系の魚も狙えるとのこと。
次回、乾季にも是非訪れたいと思う。
回数を重ねれば重ねるほど、
新しい発見や出会いがあり、楽しさが増すのもタイのいいところ。
今回も全ての行程でタイの友人にお世話になった。
共に釣りし、イッピキの魚に一喜一憂できる仲間。
自分は本当に人との縁に恵まれていると思う。
これからも人と人との繋がりを大切にしたい。
さて、次は自分達が彼らをおもてなしする番だ。
日本でどんな釣りを見せてくれるのか…今からとても楽しみ!