2016年9月1日木曜日

ラパラのケツ縛り。




今回はタックルのお話でも…

「何を今更…そんなん知ってるわい!」

なんて人も多いと思うので、暇な方だけどうぞ。




海外釣行ではとくに頼れるラパラ兄弟。

キャスティング・トローリング問わず幅広く使え、
海外の釣りシーンでは使用頻度の高いルアー達だ。


ルアーフィッシングが浸透していない、
ベネズエラの奥地でも現地の漁師が手釣りキャスティング&トローリングで使用していた。

…ルアーというよりも漁具として、世界中で愛用されている存在かも。


なかなかに万能選手で成績も優秀。


魚種やシチュエーションによって当然向き不向きはあるのだけれど、
コレじゃないと戦えない場面が多々あった。

ボディがウッド素材が故、
プラ製ルアーに有りがちな浸水を気にすること無く、牙魚達とも戦えるのだが、
その反面、素材・構造的な部分で弱点も…

素材・構造上、仕方のない事なのだが、
ボディが細くなってしまう、リアアイ周りの強度が低く、
掛かり方によっては大きな負荷がかかると呆気無く裂けてしまうことが多々あった。

そこそこパワーのあるタックルにPE6号にワイヤーリーダー。

ヘビータックル使用時のファイトで、ルアーのかかる負荷は相当なもの。

大型魚とフルドラグでファイトすると、リアアイ付近がバックリと裂け、ワイヤーが剥き出しに…

魚を逃してしまうことが過去に何度もあった。

その経験から、現在ラパラを使用する時は簡単なチューンを施すように…

海外釣行する釣り師の間では定番チューンのため、今更ここで書く必要は無いのだが、
ただ単にリアアイ付近をPEラインで縛り強度UPを図るというもの。




リアアイ付近をPEラインでガッチリと縛り、
瞬間接着剤などでコーティングを施してやればOK。

これをやっているのとやっていないのとで破損率は大幅に変わってくる。

単色PEで巻いても十分にカッコイイのだけれど、
ジギングや船用のカラーマーキングされたPEで巻けばこんな感じで遊ぶこともできる。

無骨なイメージは崩してしまうかもしれないが、
使っていて愛着湧くし、なにより可愛いので個人的にお気に入り。笑




CDマグだと11~14、Fマグは14~18を多用。

ケツを縛っておけば、
大型魚とも対峙できるし、破損を気にせずガンガン戦える。




のだけれど、調子に乗って釣りまくっているとこんなことに…


牙傷による塗装皮膜の剥がれは勿論、
リップが折れたり、吹き飛ばされたり…なんてこともあるので、
たまにチェック&釣りが終わったら補修作業をお忘れなく!